あかいろモザイク

アニメ、サッカー、ゲームを語るブログ。

【再掲載】2015夏アニメ感想

タイトルにある通り、旧ブログ(紅色の金剛石、現在は諸事情により閉鎖中)の再掲載記事になります。今日は記念すべき初リアタイクールとなった2015年の夏アニメの感想となります。元は各作品単品の記事でしたが、本記事ではリアルタイムで見たアニメをまとめて掲載しています。また後日、再放送等で視聴したアニメも加えています。

また読みやすくするために、原文からいくつか加筆修正および削除もおこなっています。ご了承ください。

干物妹!うまるちゃん(第1期)

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週刊ヤングジャンプで連載されていた兄妹コメディの1期。僕が深夜アニメを見始めるきっかけになった作品でもあります。原作既読。

前半

1話・・・「うまる~ん」、全てはここから始まった。

2話・・・海老名ちゃんという巨乳キャラがメイン。俺は乳より頭に煙が上るシーンが好み。

3話・・・きりえちゃん初登場回。当初はただの人見知りキャラかと思っていたが・・・(5話参照)

4話・・・シルフィンメイン&UMR初登場回。最初シルフィンの不覚の意味が分からなかったwなおこのシーンで一時期シルフィン推しになる。

5話・・・神回。例のシーンがきっかけできりえちゃん推しになる。本作の最高潮はここかも。

6話・・・人生ゲームのパートは良かったが、他が糞だったので凡回。

後半

7話 ・・・ぼんば初登場回。原作にはなかった、ぼんばの「ん゛がわ゛い゛い゛い゛~」が脳裏に焼き付けられる。5話に次ぐ良回。

8話・・・ここからやや失速。ナイスな点は原作になかったシルフィンの除夜の鐘くらいか。きりえちゃんの頭の雪が帽子に見える痛恨のミス。

9話・・・きりえちゃんのクッキー渡すパートが好み。「奇数回は良回」の法則に気づく。奇数回=きりえちゃんがよく出る回

10話・・・きりえちゃんが一言も発しなかったので微妙だった。

11話・・・安定の奇数回。きりえちゃんをラスト2パートで連発したのはナイス。

12話・・・原作では水着回ではなかったが、神テコ入れにより水着回化。他、EDの2番採用など納得の最終回となった。伏線回収は不十分ではあったが。

良かった点・悪かった点

うまるちゃんの声の使い分けが上手い。UMRでも微妙に声が違うのもナイス。
OP、EDともに良曲。EDは今期一番ですわぁー
原作から過度の改変を行っていない。※シルフィンを除き
海老名ちゃんのランニング回、シルフィンの電機屋&携帯購入回、食事関連の回のカット目立つ。海老名ちゃんのジャージ姿をアニメで拝めず残念。逆にきりえちゃん回のカットは少なかった。
兄の高校時代回を採用しすぎ。海老名ちゃん幼少時代回や本場家回を採用すべきだった。
シルフィンの家が全然出ていない。原作では4巻以降によく出ているので仕方ないが。
6話以降の偶数回の微妙ぶり。ただし最終回は例外。

総括

全体的には日常系でシリアスもあまりなかったので見やすかったと思います。個人的には今期ナンバーワン作品でした。もちろん、2期熱望(2年後見事実現しました)。

 

がっこうぐらし!

きららフォワード原作のサバイバルアニメ。先日実写映画が公開されました。原作は読んでいないので比較はなしです。

前半

1話を見て「お、普通の日常系だな」からの衝撃ラスト。いきなりシビれた。ただ、俺が推すのは4~6話。みーくんとの出会いが俺的にはピークでした。

後半

7話以降で失速したかな、と思ったが11話以降で盛り返す。10話あたりのゆき先輩の描写が一番良かったと思います(小並感)

良かったところ・悪かったところ

日常がいかに大切であることがわかる一作。ただ、出落ち感が強かったところ、後半の失速ぶりが大きく目立った。

 

監獄学園(プリズンスクール)

 

(後日更新予定)

 

下ネタという概念が存在しない退屈な世界

放送当時色々と物議を醸してBPOにも通報されたラノベアニメ。略称「下セカ」。原作は読んでいないので原作との比較はなしです。あと、全話無修正(AT-X)版はではなくBSで見ました。

前半(1~6話)

1話からぶっとばしていた。「1話だけ」の一発屋と思われていたがその後もぶっ飛ばし、下ネタテロを起こした5話頃に全盛を迎えた。話を重ねるたびにアンナの狂気度が増す展開が一番しびれた。

後半(7~12話)

7話辺りから、こすり、朧と新キャラが登場するも失速気味に。ところが蒸れた布地との直接対決が始まった10話から盛り返す。ただ、最終回に直接対決のクライマックスを持ってくるべきだったと思うが・・・

良かった点・悪かった点

ただの下ネタ連呼のエロアニメと思われていたが、善導課や蒸れた布地との戦いを見るうち風刺的(過剰な性規制や管理社会への批判)な一面もみられた。
各キャラの強烈な個性。轟力先輩も序盤は空気だったが、終盤につれ本領発揮したのが良い点であった。

各話ごとのEDの変化。ストーリーに合わせたEDで最後まで見逃せない。

6話からやや失速した。終盤に盛り返したが5話のインパクトは絶大過ぎた。また6話を中心に、規制がかかりすぎて何を言っているかよくわからない回もあった。6話のEDだけは良かったが。

下ネタの苦手な人には受け付けない、人を選ぶアニメだった(俺は問題なかったが)。

冷静に考えると、登場人物の性癖とか色々おかしい。世界観がアレだったので仕方ないけど。

最終話が微妙過ぎた。原作は続きがあるので仕方ありませんが。

総括

最後に、「ただの下ネタ連呼アニメだろ」となめていた俺が悪かった、と感じた。制作会社的に監獄学園とよく比較してしまったが、こっちも悪くない作品だったと思う。

最終話の水玉コラには未登場キャラも。ただ、2期放送は厳しそう。

 

その他視聴作品

わかばガール・・・「ウルトラスーパーアニメタイム」内のショートアニメ。

のんのんびより りぴーと・・・非リアタイ。主題歌は1期の方が好きだが本編は2期の方が好き。

【Jリーグ】2019J1リーグユニフォームレビュー

毎年恒例のレビュー&ドット絵制作企画です。先日、一昨年のものを本ブログにて再うpしたのでこちらも見て頂けると嬉しいです。

akairomosaic.hateblo.jp

akairomosaic.hateblo.jp

 

目次

 

ユニフォームトピックス

レビューに入る前に、まず2019年のJリーグのユニフォーム全体に関する話題から。

J特有の「胸番号」、付けなくてもOKに

J開幕27年目にしての大改革。これまでJリーグのユニフォームには従来の背中とパンツに選手番号*1を表記する他に、胸にも番号を掲示しなければならなかった。これを一般的に胸番号または腹番号と呼ぶが、世界的には代表チームのみに掲示されるもので、クラブチームでの掲示例は掲示が義務付けられているのはJリーグACLくらいとなっている。その胸番号が今シーズンより、各クラブが任意で付けなくても可能になった。これによりユニフォームデザインの幅が広がり、また世界標準になったという意味でも大きな一歩といえよう。

個人的にこの規定改正はとても嬉しいです。以前より鹿島や浦和がクラブW杯用のユニフォームを通じ、無言の抗議をしていました*2が、ついにそれが実を結ぶこととなりました。

J1のクラブ別で見ると、付けるクラブが8クラブ、付けないクラブは10クラブという結果に。初年度ながら付けないクラブが多数派となった。なおJ2以下は付けるクラブが多数派となっている(統計は後述)。

今シーズンもスポンサー掲示は最大7カ所

昨シーズンより鎖骨スポンサー2か所の掲示を解禁したJリーグ。広告収入の拡大が期待される一方、セリエAの中小クラブやリーグアンのようにスポンサーまみれになることで見栄えが悪くなるなど賛否両論の中で導入された。そんなユニフォーム広告は今シーズンも胸、鎖骨2か所、背中2か所、袖、パンツの計7か所に広告を掲示することが可能。

フルスポンサー(7か所すべてにスポンサー掲示を行っているクラブ)は川崎、鹿島、浦和、G大阪、神戸、名古屋、大分の7クラブ。ただしシーズン途中から追加して掲示することも可能なため、今後増加する可能性はある。

ユニフォームカラーで見るJ1リーグ

2019シーズンのJ1リーグのホームユニフォームの色別の内訳は以下の通り。

系統 該当数 該当クラブ 備考
 赤系統  5  札幌、浦和、鹿島、名古屋、神戸  *3
 橙系統  1  清水  
 桃色系統  1  C大阪  
 青系統  4  東京、横浜MG大阪、大分  G大阪は青黒
 水色系統  3  川崎、磐田、鳥栖  
 紫系統  1  広島  
 緑系統  2  湘南、松本  湘南は黄緑、松本は緑白
 黄系統  1  仙台  ゴールド(山吹色に近い)

柏と長崎が降格した事で黄系統と青系統が1つずつ減り、松本と大分が昇格したことで緑系統と青系統が1つずつ増えた。

赤系統は5クラブ。ただし純粋な赤に絞れば浦和と名古屋の2クラブのみとなる。鹿島と神戸は臙脂色に近く、札幌は伝統の赤黒である。

青系統も5クラブ。青といってもクラブによって濃さが異なり、J1所属5クラブのうち大分はやや淡い青となっている。J2になると青系統は山形、水戸(青黒)、町田、甲府、徳島、福岡(紺)、長崎、鹿児島(濃紺)と8クラブもあるが、こちらもクラブによって濃度や鮮やかさが微妙に異なる。

水色系統は3クラブ。川崎、磐田、鳥栖とおなじみの顔ぶれ。ただし各クラブで異なるアクセントカラーを持っており、差別化は図られている。J2以下では讃岐がこのカラーを採用している。

Jクラブでは多数ある橙系統は大宮、新潟の昇格失敗で今季も清水のみ。橙系統=残留のイメージが強かった*4ので意外。ちなみにJ2は前述の2クラブに加え愛媛と山口がいるので4クラブ。海外ではシャフタールぐらいでしか見られない橙色のユニフォームだが、Jでは身近なユニフォームカラーとなっている。

黄系統は柏の降格で2010年以来の1クラブのみに。この年も仙台のみで、当時仙台は昇格組だった。J開幕以来、J1で黄系統が1クラブもなかったシーズンが無いのは意外な事実*5

緑系統が複数クラブJ1に所属するのは2015年の同2クラブ以来となり、これはJ1最多タイ。ヴェルディの降格以来、緑系統がJ1に定着できていないのが現状だが、湘南が定着への兆しを見せている。

最後にアウェイユニフォームの内訳では、NIKE勢3クラブが濃紺または黒を採用しているのみで、それ以外は全て白地。国内では白=アウェイカラーの認識が強く、NIKEが上手くやりくりしてくれなければ18クラブ全部白という恐るべき事態となっていた。

サプライヤーで見るJ1リーグ
メーカー 国籍 該当数 該当クラブ 備考
 PUMA  ドイツ  5  川崎、清水、磐田、C大阪、大分  清水、磐田はサプライヤー自由化の1997年以来皆勤
 adidas  ドイツ  3  仙台、横浜FM、松本  
 NIKE  アメリ  3  鹿島、浦和、広島  
 UMBRO  イングランド  2  東京、G大阪  *6
 Kappa  イタリア  1  札幌  
 PENALTY  ブラジル  1  湘南  
 NewBalance  アメリ  1  鳥栖  子会社のWarriorから継続
 Mizuno  日本  1  名古屋  
 asics  日本  1  神戸  地元メーカー

前述の昇降格によりadidasとPUMAが1メーカーずつ増加し、YONEXとhummelがJ1から姿を消した。 これでもadidasが3クラブしかないのは意外、というよりもJではPUMAの力が如何せん強い。ちなみにNIKEはJ全体でも3クラブしかなく、これが広島がサプライヤー契約を結んだ2011年から続いている状況。

今季もmacronのJ参入ならず(なお大学ではすでに参入している模様)。その他欧州中堅メーカーの日本上陸を待ち望んでいたりする。

 

ユニフォームレビュー

それでは本題に入ります。昨シーズンの年間順位の順に並べています。今年も1記事で18クラブ全て載せているのでやや長文になります。ご了承ください。

川崎フロンターレ

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前年度順位:優勝(ACL本戦出場) メーカー:PUMA 胸番号:あり*7 採点:3.0/3.0/2.5/2.0

昨季も攻撃陣が爆発しJ1連覇を達成した川崎。リーグタイトルを示す星の数も2つに増えた。

国内ホームは2年ぶりに水色地を採用し、肩にはPUMAテンプレートではおなじみの黒のラインを据えた。リーグ初優勝をした2017シーズンのゲン担ぎともいえるデザイン。パンツも水色で、ソックスのみ黒と今どきな組み合わせとなっている。ただ川崎は水色「と黒」がクラブカラーなので、もう少し黒を主張してほしかった。国内アウェイは従来通り白地だが、ソックスに水色を採用しているのが例年との大きな違い。アウェイ浦和戦など対戦相手によってはホームを全身水色にする、といった措置もとると思われるからか。

ACL専用モデルは今シーズン導入しないかと思われたが、1月27日に行われた新体制発表会で発表された。ホームは国内用と同じ配色で前年度のテンプレートを採用、胴体のメランジ柄がより強く主張されたデザインとなっている。前年度のものがかなり個性的だっただけに手抜き工事感が否めない。アウェイも国内用と同様の配色でメランジ柄の主張は控えめ。こちらはもっと手抜きであり、とてもJ1王者がアジアに挑むモデルとは言えない。

今年のPUMAテンプレートは欧州サッカー18-19シーズンおよび代表18-19シーズンの強豪国向けモデルと同様のものであり、その内J1クラブ向けモデルではヘザー調に鼓動をイメージした透かしが胸部に記されてる。ただしヘザー調はドット絵で表現困難なため、いずれのクラブでも省略している。

 

サンフレッチェ広島

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前年度順位:2位(ACLプレーオフ出場) メーカー:NIKE 胸番号:なし 採点:2.5/4.5

昨年は独走態勢に入りながら終盤に大失速を喫し、優勝とはならなかった広島。

今シーズンのホームはNIKEの2018-19モデルのテンプレートを採用。伝統の紫地に薄い紫のギザギザを前身に取り入れたデザインで、ロシアの強豪ゼニト・サンクトペテルブルクのものを流用した。パンツは従来と同じ配色の紫を、ソックスは濃い紫を採用しアクセントを持たせている。これまでのモデルと比べやや薄い印象を持たせており、良く言えば鎖帷子のようでカッコよく見えるのだが、同時に配色の薄さで重厚感を失っている。紹介しているドット絵ではギザギザを主張するためにやや大振りなデザインにしているが、実際はもっと細かく目視でギザギザを確認するのは難しい。

アウェイは濃紺に水色ソックス。後述の鹿島、浦和と同じアプローチ下で制作されたと思われるモデル。力強さがにじみ出るデザインで非常にカッコいい。

 

鹿島アントラーズ

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前年度順位:3位(ACLプレーオフ出場) メーカー:NIKE 胸番号:なし 採点:4.0/4.5

ACL王者の鹿島。主要タイトル20冠達成につき、今シーズンより胸の星の数が2つになった。

ボーダーがデファクトスタンダードになりつつ鹿島、今シーズンのホームはクラブカラーであるディープレッドと紺の変則ボーダーを採用。スピード感あふれるデザインで非常に良い。ただ右袖のJリーグパッチの下にあった、ホームタウンパッチが行方不明になっている模様。

アウェイは濃紺にピンクのパンツ。2017アウェイの配色を逆転した感じで、バルセロナ16-17アウェイと酷似する。それ以外の飾りはなく、デザイン自体はとても好み。ただ視認性の問題から使用機会は限られてきそう。

この他、3rdユニフォームとして昨シーズン使用した白地のユニフォームを投入、第2節・川崎戦で使用された。"J特有"になりつつある昨季アウェイの使い回し、この流れは断ち切らなければ。

 

北海道コンサドーレ札幌

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前年度順位:4位 メーカー:Kappa 胸番号:あり 採点:2.5/3.0

昨季大躍進のコンサドーレACL出場権獲得は惜しくもならなかったが、リーグ戦の賞金は確保しており積極的な補強を見せている。

ホームは赤地に黒のピンストライプで、透かしにヘリボーン柄を採用。ただしドット絵でヘリボーン柄は再現不能なので割愛している。スポンサーは北海道銘菓の「白い恋人」から、発売元の石屋製菓の自社ロゴに変更(スポンサー自体に変更はない)。なんか年々、赤の主張が強まりすぎていないか。このままでは2005ホーム*8の再来。何のためにKappaに鞍替えしたんですか?と問いたくなるレベル。ソックスを黒に戻した所と、スポンサーロゴが白抜き中心になったのは救い。

アウェイは白地に赤と青のピンストライプ。デザインがホームの使いまわしなのが残念だが、雪をイメージした水色の透かしが入っておりアウェイユニの中でも個性を出してきている。

 

浦和レッズ

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前年度順位:5位(天皇杯優勝によりACL本戦出場) メーカー:NIKE 胸番号:なし 採点:2.5/5.0

天皇杯を制し、2シーズンぶりにACL本戦への切符を掴んだ浦和レッズ。今シーズンは現地参戦も検討しています。

ホームは伝統の赤・白・黒に、今回は胴部にダイヤモンドグラフィックをストライプ状に並べた透かしを加えた。デザイン自体はサウジアラビアアル・ヒラルの使い回しとなる。申し訳ないが、浦和っぽくない。2016のボーダーもだいぶ奇抜だったがそれ以下ともいえるデザイン。今年は購入も検討していたけどこれはパスかな・・・。ドット絵ではダイヤモンドグラフィックの再現が困難なため、ストライプ部分は単純な透かしで表現している。

アウェイは2014年以来5年ぶりに黒地を採用、ソックスには黄緑色を採用した。100点満点のカッコよさ。現代のアウェイユニ、こうでなくては。でもアウェイ札幌戦や神戸戦は視認性から鹿島と同様の案件になりそう。

 

FC東京

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前年度順位:6位 メーカー:UMBRO 胸番号:なし 採点:4.0/3.5

序盤で広島と共に優勝を争いながらも大失速し、ACL出場権を逃したFC東京

ホームは青地に赤の三角形に斜めの透かしを添え、ソックスは今期も赤を採用した。ASモナコを彷彿とさせるデザイン。胸スポンサーはソシャゲ「モンスト」を運営するミクシィのゲーム部門XFLAGに変更され、胸番号も廃止。UMBRO移行後では間違いなく最高のデザイン、ユニフォームのシンプルさも相まって海外サッカーっぽさが一層増した。

アウェイは白地に濃紺パンツを引き続き採用。赤のアクセントも相まって浦和アウェイにしか見えない。でもカッコいいので許す(おい

 

セレッソ大阪

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前年度順位:7位 メーカー:PUMA 胸番号:なし 採点:2.0/2.5

一昨年にカップダブルをもたらした尹監督が退任し、主力選手も大量に引き抜かれたセレッソ大阪。年間順位では昨季もガンバを上回ったものの、今季はどうなるか。

ホームはPUMAの最新テンプレートに、従来のピンク×紺×ピンクの配色を復活。そこまでは良かった。しかし腹のVラインは非常にダサい。胸番号廃止の影響でデザインに自由度が生まれた結果だが、違う、そうじゃない。

アウェイは白を基調にホームと同様のデザイン。ただしV字は透かし。透かしにしただけでかなりマシになった。肩のラインは本来ピンクと紺が混じったヘザー調だが、ドット絵では再現困難なため紺とピンクのグラデーションで表現している。

 

清水エスパルス

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前年度順位:8位 メーカー:PUMA 胸番号:あり 採点:3.5/2.5

日本代表FWの北川を擁する清水エスパルス

ホームは伝統の全身オレンジだが、濃さが従来のものに戻った。また胸には今期PUMAの共通コンセプトに倣い、特徴的な透かしを入れてきたが清水は「S」の文字と富士山をかけており非常に良いデザインとなっている。一方でこちらも伝統ともいえる世界地図が2012モデル以来に姿を消した。

アウェイは全身白で同一デザイン。こっちで世界地図使えばよかったのに・・・。

 

ガンバ大阪

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前年度順位:9位 メーカー:UMBRO 胸番号:あり 採点:4.0/3.5

シーズン途中にOBの宮本恒晴が監督就任。以来連勝を重ね、辛うじて1ケタ順位に着けた。

ホームは伝統の青黒縦縞に、クラブエンブレムの透かしをピンストライプ状に入れてきた。久しぶりに青の面積が増え、ガンバらしいユニフォームが帰ってきた。肩のラインは欧州17-18テンプレートに近い。ただtwitter公式の着用画像を見る限りかなり青が濃いように見えるのは気のせいか・・・?

アウェイは全身白にホーム動揺のクラブエンブレムの透かしだが、こちらはピンボーダーで仕上がっている。スポンサーロゴ以外白と黒で構成されており非常にスッキリしたデザイン。

 

ヴィッセル神戸

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前年度順位:10位 メーカー:asics 胸番号:なし 採点:4.0/3.5/3.5

元スペイン代表FWのビジャや日本代表の山口蛍を獲得。さらにシーズン中には現役バルサの24歳セルジ・サンペールも獲得。今年も楽天マネーとバルサ人脈でJ界隈を賑わせている。

ホームはクラブカラー楽天コーポレートカラーのクリムゾンレッドを前身に据え、透かしボーダーを入れてきた。港湾都市神戸に相応しい良きデザイン。スポンサーも袖以外白抜きと見栄えも良し。

アウェイはホームと同一デザインで白地、そしてJ1唯一となる3rdは黒と旧チームカラーのそれぞれを採用。公式は言及していないが、2004年以前の白黒縦縞と配色が被っており、創設期へのリスペクトとも捉えられる。個人的には背番号フォントのデザインにも高く評価したい。

 

ベガルタ仙台

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前年度順位:11位 メーカー:adidas 胸番号:あり 採点:3.0/2.0

日本代表GKのシュミットを擁し、天皇杯は準優勝の成績を収めたベガルタ仙台

ホームは伝統のゴールド(山吹色)に斜線の透かし。流星をモチーフにしているようだが一応テンプレートである。テンプレートに何かしらの意味を持たせてごまかすのは如何なものかと思うが、デザイン自体は悪くない。adidas交代後は良くも悪くも安定している。

アウェイは全身白地に同一デザイン、流星の透かしには金箔をまぶした。THE・Jリーグアウェイユニフォーム。2015年の青地のインパクトは何処へやら。

 

横浜F・マリノス

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前年度順位:12位 メーカー:adidas 胸番号:なし 採点:3.5/3.0

年間通じ残留争いに巻き込まれたマリノス。親会社が不祥事で騒がれているものの、今のところマリノスに影響はない模様。

ホームは伝統のトリコロールに白地のチェストストライプ、そして赤地の日産ロゴ。最初見た時血迷ったのかと思えるデザインだったが、遠くから見るとカッコよく見える不思議。こちらも胸番号を廃止し海外サッカー度が増し増しになった。

アウェイは白と灰の変則ストライプで、ストライプ内にもさらに斜線ストライプが入ったデザイン。他クラブでの使用例は見たことないが一応テンプレート。ヘルタ・ベルリンの18-19ホームの変則ストライプを思い出させるデザイン。発想自体はとてもよいのだが配色が何とも・・・。なおドット絵では仕様上、単純なストライプで表現している。

 

湘南ベルマーレ

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前年度順位:13位 メーカー:PENALTY 胸番号:あり 採点:4.0/3.5

ルヴァンカップ王者の湘南ベルマーレ

ホームはチームカラーの黄緑に、青のグラデーションを肩から胸にかけたデザイン。PENALTYにサプライヤーを交代してからは間違いなく最高のモデル。

アウェイは白地に青と黄緑のダイヤモンドパターンを胸に据えた。ボカ・ジュニアーズの18-19アウェイモデルを想起させるデザイン、アウェイながらチームカラーの主張がしっかりできており良い。

 

サガン鳥栖

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前年度順位:14位 メーカー:NewBalance 胸番号:なし 採点:3.5/3.0

トーレス獲得で話題沸騰のサガン鳥栖トーレスの契約更改は済んだものの、同じくしてソシャゲメーカーのサイゲームスのスポンサー契約が満了し先行きが不安となっている。

ホームは伝統の全身水色にピンクの透かし。Jユニ特有のドぎつい透かしがあるが遠目で見るとあまり気にならない。それよりも、サイゲ撤退の影響で発表地点で背スポンサーが入っておらず、寂しさを感じる。

アウェイは白地にピンクのグラデーションを中央に配した。一昔前のバルサのユニフォームを思い出せるデザイン、もう1つのチームカラーであるピンクの主張が出来ているので良し。

 

名古屋グランパス

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前年度順位:15位 メーカー:Mizuno 胸番号:なし 採点:5.0/4.0

シーズンは常に残留を争いに巻き込まれ15位でフィニッシュしながら、得点王ジョーを輩出した名古屋グランパス

ホームはJリーグ参入当初のカラーリングである全身赤を再び採用。エンブレムとMizunoロゴを中央を添え、胸にオレンジと黒のボーダーを配したシンプルかつ挑戦的なデザイン。文句なしのカッコよさ。胸のみに数本のボーダーを据えたユニフォームはイタリアのサンプドリアやブラジルのサンパウロFCに見られるデザインだが、Jでこのデザインは史上初となる*9。最近のMizunoは肩のラインを廃した一方で非常に良いデザインを提供してくれている。優秀なデザイナーでも入ったのだろうか。

アウェイは同デザインで白×黒×黒。ほとばしるセリエA中堅クラブ臭。でも嫌いじゃない。

昨シーズンの最終節ではJクラブ史上初の試みである前倒し着用を実施。ただし規定改正前のため胸番号は配されていた。

 

ジュビロ磐田

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前年度順位:16位(参入PO勝利により残留) メーカー:PUMA 胸番号:あり 採点:4.5/3.5

昨シーズンはまさかの参入PO送りとなったジュビロ磐田。それでも参入POで東京ヴェルディを破り、今シーズンもJ1の舞台で戦うことになっている。

ホームはPUMAの最新テンプレートに、水色×白×水色を引き続き採用しているが、今シーズンは白袖を採用した。こちらも鼓動をコンセプトに胸に透かしを入れているが、磐田はなんと一直線。これでは心肺停止である。

アウェイは白地のシャツ、肩の黒いラインと胸にかかる水色の透かしをアクセントとしている。下半身はパンツソックス共に黒。デザイン自体は悪くないが、今季は両者とも白袖でホームで川崎と対戦した時に視認性に問題が出ないかと不安*10

ユニフォームとは直接関係のない話だが、ユニ発表時のキャッチコピーにライバルクラブの名が混じる鼓動(PULSE)を使うのは如何なものか。

 

松本山雅

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前年度順位:J2優勝 メーカー:adidas 胸番号:なし 採点:4.5/2.0

J2ながら集客に優れ、4シーズンぶりにJ1の舞台に戻ってきた松本山雅

ホームは緑と白のボーダーを採用。ポルトガルの3強の一角であるスポルティングCPを彷彿とさせるデザイン。余計な透かしもなくかっこいい。EPSONの表記は当初もう少し大きかったが、サポーターからの批判を受けストライプに収まる大きさに変更された。ただ背番号のオリジナリティがあれば5点あげられたのだが・・・。

アウェイは全身白。2年前の灰色ユニ事件からか、無難な配色となった。同時に没個性の塊でもある。

 

大分トリニータ

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前年度順位:J2・2位 メーカー:PUMA 胸番号:あり 採点:3.0/3.0

2013シーズン以来、6シーズンぶりにJ1の舞台に帰ってきた大分トリニータ

ホームは伝統の全身青で、テンプレートは昨季J1で使用していたものを流用した。昨季は縦縞にも使われていた黒のアクセントは肩ラインや襟部分などに抑えた。とてもシンプルにまとまっておりデザイン自体は悪くないが、近年アクセントカラーが迷走していないか?そろそろ初期の黄色を復活させてもいいはず。

アウェイは全身白地に青のアクセント。ホーム同様のデザインで、こちらはブレないデザイン。でも全盛期のアウェイは灰色だったしこちらもそろそろ復活させてもいいのでは。

 

番外:J2ユニフォームレビュー

ここからはJ2の内、素晴しいユニフォームデザインを採用したクラブを紹介する。ちなみにJ2で胸番号の廃止を明言している、あるいは廃止の可能性が高いクラブは栃木、横浜FC、金沢、岐阜、甲府、京都、長崎、鹿児島の8クラブ。

柏レイソル

昨年はまさかのJ2降格となった柏、千葉との同一ディビジョン所属により「千葉ダービー」が開催されることとなった。2年毎に変更する柏は今シーズンが変更時期となり、原点に立ち返ったデザインとなった。ホームは黄色地に黒袖を採用し、パンツとソックスは2011-12モデル以来に黒を採用した。ドルトムントを彷彿とさせる非常に美しいデザイン。アウェイは全身白で、ホーム同様に黒袖を採用。これも過去モデルに由来している。採点は5.0/4.5

 

ジェフユナイテッド千葉

続いては同じく千葉県のクラブであるジェフ千葉。ホームは久しぶりに全身黄色を採用し、脇から背中にかけてクラブカラーの緑と赤のラインを添えた。アウェイはライバルの柏が前代モデルで採用していた全身紺を採用、同一デザインだがクラブカラーのアクセントがより映える。個人的な意見だが、薄色系クラブはもっと紺ないし黒のアウェイユニを採用すべきだと思う。つまり、2017アウェイは黒歴史レベル。採点は4.0/5.0

 

FC岐阜

最後はFC岐阜サプライヤーをNewBalanceに変更して以来、J2トップクラスのカッコよさを誇るが、今季もその期待を裏切らないデザインを持ってきた。ホームは伝統の緑地にグラデーションを採用したデザイン、それ以外の飾りは無く非常にシンプルにまとめてきた。ソックス色には2シーズン白を採用してきたが、今シーズンは赤を採用。これが良いスパイスとなっている。アウェイは白と灰色に赤のアクセント、まるでリヴァプールのアウェイユニフォームのような配色でホーム以上にキマっている。採点は4.5/5.0

 

今後のJリーグユニフォームに期待すること

最後に、個人的意見も交えてJリーグのユニフォームが今後どうあるべきかについて語っていきたい。

スポンサー掲示について

Jリーグ、特にJ2以下のクラブはスポンサーロゴにある特徴がみられる。それはスポンサーロゴの台地を白で埋め尽くしており、クラブカラーで占める面積が損なわれてしまっている点である。台地を白以外のコーポレートカラー等でごまかすのはまだ許すが、ペタペタ貼り付けていますよ感が強く、見栄えが悪いと感じる。契約の都合上仕方がないかもしれないが、見栄えの良さやレプリカを売るときの印象の良さを考えれば、白抜きにするなどのデザインにして欲しいとは思う。

全身同色に「待った」

これは完全に個人的な希望でしかないが、Jのユニフォームは海外と比べ全身同色があまりに多すぎる。チームカラーを1色しかないクラブならまだしも、2色持ってるクラブが突然全身同色にしたりなどの傾向がみられ、多少の憤りを感じる。個人的には赤×白×赤とか、黄×黒×黄とかの方が、どっちのチームカラーも主張してますよ感があって良いと思う。

といっても全身赤のリヴァプールを応援する身としてはこの指摘はおかしいかもしれないが、むしろリヴァプールは海外では少数派で、レアルが全身白をやったり、バイエルンがシーズンによって全身赤をやるくらい。ユニフォームにカラフルさがあって見栄えがいいし、何せ海外は無駄な透かしや飾りを付けず、大胆なアクセントで攻めてくる。Jのユニフォームをデザインしている方々には、欧州サッカーのユニフォームが何故かっこいいのかを考えた方が良いと思う。

テンプレートは使いよう

Jに限らず、大手メーカーはテンプレートに沿ってユニフォームが制作されている。adidasは伝統の三本線を肩または脇、そしてパンツに入れているのは有名。また2014年辺りまでNIKEは特定のテンプレートを持っておらず独自性が強く出ていたが、2016年以降は首回りと脇にラインが入ったテンプレートを採用している。これらのおかげでサプライヤーがぱっと見で分かる反面、似たようなデザインになってしまうという問題が出ている。

個人的にテンプレート自体は否定しない。そのテンプレートを上手に噛み合わせることで名ユニフォームが生まれることもしばしばある。特に2015年以降のPUMAは名ユニ率が高いように思える。だがテンプレートに甘えすぎてはいけない。特に近年のNIKE。首元ラインならまだしも、胴体の透かしを他クラブからそのまんま持ってくるのは如何なものだろうか。予算とか時間の問題はあるかもしれないけど、もう少し何とかならないのか。

 

以上となります。Jではこの後期間限定の3rdユニを投入することが慣習となっております。そちらにも期待したいですね。

【ドット絵】「J1リーグ2019 ユニフォーム集」/「小路あかり」のイラスト [pixiv]

*1:いわゆる背番号と呼ばれるもの

*2:2016年の鹿島および2017年の浦和はクラブW杯モデルに限り胸番号が付いていなかった。FIFA主催大会のため非掲示でも使用可能だった。ただし2018年の鹿島はACLモデルの使いまわしということもあり胸番号を掲示していた

*3:札幌は赤黒、鹿島は「ディープレッド」、神戸は「クリムゾンレッド」

*4:実際、2005年から2014年までの10年間、清水と大宮と新潟は共にJ1で戦い続けていた

*5:柏と仙台が共にJ2以下だった2006年および1994年以前はジェフ千葉がJ1所属だった

*6:日本ではデサントが販売代理店として展開。そのためか欧州とは異なるテンプレートが採用されている

*7:昨季最終節の発表時ではなかったが、後日付いているモデルの存在が確認

*8:adidas最終年モデルで、この年は赤地に背中に黒の3本線が入るのみだった。当時のadidasの戦略が影響しているとみられる

*9:川崎の2000年代初頭のAwayも2本ボーダーを据えているが、胸というよりも腹に配されていた

*10:参考として、赤地に白袖を採用しているアーセナルが白地のアウェイユニを採用した例が過去にあったが、この時は濃色系の3rdユニを投入し対処している

劇伴で選ぶTVアニメ7選

アニメの構成要素の1つ、劇伴(BGM)。今日は、これまで私が見てきた300超の作品の中から、特に劇伴の質が高かった7作品を選出していきたい。劇伴ということで、作品紹介の際は音響監督と音楽(作曲者)も挙げていきます。選定ルールは以下の通り。

  1. 記事名の通りTVアニメのみを選定。ただし、選考基準にTVアニメの劇場版は含めるものとする。
  2. 順位は付けない。

それでは始めていきます。順番は特に意味なくバラバラです。動画は無断転載のため削除されている場合があります(僕がうpしたものではありません)。

 

目次

 

 

灼熱の卓球娘

放送時期:2016年秋期

音響監督:郷文裕貴

音楽:広川恵一(MONACA)・高橋邦幸(MONACA)・田中秀和(MONACA)・瀬尾祥太郎(MONACA)*1

ゆゆ式」「メイドインアビス」のキネマシトラス制作の卓球アニメ。先日、最終巻にあたる原作第7巻が発売した。

日常系の劇伴は並の出来だが、本作の真髄は試合中の劇伴にある。クラブミュージック調のハイテンポかつスタイリッシュな曲が揃っており、高速でピンポン玉を打ち合う卓球との親和性が非常に高い。そんな中でもエネルギッシュさを前面にを描いたものから静けさから漂う静かな情熱まで、各曲で色々な顔をもつ。

放送当時はその質の高さから、サントラ発売を熱望する声も相次いだ。しかし放送当時はサントラの発売予定がなく、円盤3巻の特典における試合曲のみをまとめたサントラが初出となった。放送から半年後にキャラソンおよびサントラをまとめたCDが発売されている。

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その中でも特にオススメしたいのがこの「Smile@wind」という曲。圧倒的爽快感。 

 

 

干物妹!うまるちゃん

放送時期:2015年夏期(第1期)、2017年秋期(第2期)

音響監督:えびなやすのり

音楽:三澤康広

続いては「うまるちゃん」。僕が深夜アニメを見始めるきっかけとなった思い出深い一作ではあるが、劇伴の質も高い。曲調としては日常系特有の柔らかなものからギャグアニメとしての刺激抜群なものまで様々。特に本作の劇伴は木琴やリコーダーの使い方が味わい深い。

作曲を担当した三澤康広は他にも「ゆるゆり」や「うちのメイドがウザすぎる!」などギャグを主軸とした作品を中心に担当しており、ギャグアニメに求められる爆発力の出し方などにおいて優れていると感じている。前述に上げた作品も5選に選出する予定ではあったが、同一の作曲者ばかり選ぶのは不公平ということで一番それが光っていたであろう「うまるちゃん」を選出した。それが故に実況中でそれっぽいBGMが流れる度にうまるちゃんかな?と感じてしまうw

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「うまるの宴」は本作を象徴する劇伴。僕も大好きです。

 

ひだまりスケッチ

放送時期:2007年冬期(第1期)、2008年夏期(第2期)、2010年冬期(第3期)、2012年秋期(第4期)、2013年秋期(沙英ヒロ卒業編)

音響監督:亀山俊樹

音楽:菊谷知樹

続いては「ひだまり」。まんがタイムきらら初のアニメ化作品であり、同誌原作作品で最長となる第4期まで制作されたきららアニメのレジェンド的存在。

アニメはシャフト制作、新房昭之監督ということで「シャフ度」をはじめ独特な演出で攻め立てているが、劇伴もその雰囲気を壊さないどころかより効果的な曲調となっている。

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動画は次回予告などで使用されている「しんみり」の10時間耐久。名曲。

 

結城友奈は勇者である

放送時期:2014年秋期(第1期)、2017年秋期(第2期、「鷲尾須美」は同年春に先行上映) 

音響監督:飯田亜樹

音楽:岡部啓一MONACA

続いては今秋で放送5周年を迎える「ゆゆゆ」を選出。

本作は残酷なシーンを交えることで日常の尊さを表現した「新日常系」を定義した*2ことで有名な作品で、劇伴も日常系と戦闘系、そして叙情系のギャップが激しい。しかしそれらのジャンルを組み合わせることで、本作の良さを最大限に引き出しているのである。

その中でも、本作の真髄ともいえる戦闘系にスポットライトを当てていきたい。本作は魔法少女モノないし変身少女モノの中でも「和」を主軸に据えた展開となっていおり、戦闘曲もそれに準じたものを多く取り揃えている。それらの曲たちが戦闘シーンの幻想性ないし神秘性を高めている。

また2期1~6話で放送された「鷲尾須美の章」では、物語後半の(1期以上に)残酷な展開を予感させるかのように、戦闘BGMでも哀愁を漂わせる曲が多い。

 個人的に特に好きな曲を、1期から3曲、「鷲尾須美の章」から1曲選定したい。

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画像から察するように友奈の2回目変身時に使用されている(初回はやや特殊な変身となっており、下の曲が使われている)。

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個人的に一番好きな曲。11話の夏凜の4連続満開によるバーテックス撃破シーンは本作屈指の盛り上がり所。

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神秘性を引き出すためにコーラスを多く使っている本作だが、そのコーラスで評するのであればこの曲を一番に挙げたい。神々しすぎて何度も再生してしまう。

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最後の1曲は鷲尾須美の章のメイン戦闘曲ともいえるこちらを。前述の通り、哀愁漂いながらも戦闘曲ということで興奮を引き立たせる曲調となっている。

 

RELEASE THE SPYCE

放送時期:2018年秋期

音響監督:藤田亜紀子

音楽:佐高陵平

続いては昨秋に放送されたオリジナルアニメ「リリスパ」を選出。

こちらも前述の「卓球娘」同様、アクションシーンにおいてクラブミュージック調の劇伴を多く揃えているが特徴。前述の「ゆゆゆ」と同じく和風アクションに分類することができる*3が、劇伴に和のカラーはなくひたすらスタイリッシュさを追求したものとなっている。それでもなおTVアニメの劇伴としては一歩抜け出したクオリティで、昨年のTV作品では最も劇伴が印象深かった作品だと感じている。

作曲を担当した佐高陵平は作曲家の他、DJとしても活動している。

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ガールズ&パンツァー

放送時期:2012年秋期(TVシリーズ(制作スケジュールの遅れから最終話の放送は2013年3月))、2015年(劇場版)、2017年~(最終章)

音響監督:岩波美和

音楽:浜口史郎

続いては「ガルパン」選出。現在展開中の最終章についても併記しているが、今回の選考対象からは外している。ガルパンはオリジナルの劇伴と各校のテーマソングとして使用されている既存曲に分かれるため、本記事ではそれぞれについて評していく。

まずはオリジナル曲について。こちらはメインテーマともいえる「戦車道行進曲!パンツァーファー!」の印象が強烈。古さと新しさを兼ねそなえた勇ましい曲調で、本曲から派生した曲も多い。主軸となる曲を1曲据えて、そこから派生していく形式はアニメよりもゲームでよく見られる手法(スーパーマリオワールド等)。手抜きとの批判もあるそうだが、個人的には好きな手法である。

次に既存曲(既存の軍歌)について。大洗女子学園を除く各校では実在する各国との関係を深めており、各校のテーマ曲もそれに準じたものとなっている。ガルパンの雰囲気を壊さず、かつオリジナルを尊重する姿勢は評価したい。

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戦車行進曲はTV版と劇場版で微妙に異なるが、個人的には劇場版の方が好き。

 

ARIA

放送時期:2005年秋期(第1期)、2006年春期~夏期(第2期)、2008年冬期(第3期)、2015年(OVA)

音響監督:佐藤順一

音楽:Choro Club feat. Senoo、河井英里(歌詞付き劇伴の作詞を担当)

最後は10年以上前に放送されていた伝説のアニメ「ARIA」を選出。最近アニメを見始めた方などで知らない方も多いが、原作者の天野こずえは現在「あまんちゅ!」を連載しておりこちらも2期までアニメ化されている。

イタリアの観光都ヴェネツィアをベースにした架空の都市が舞台になっている本作、その雰囲気を最大限に生かすべくピアノや弦楽器をメインに据えた劇伴が多い。基本的にいずれにおいてもアニメBGMとは思えぬクオリティになっており、また作風から落ち着いた曲調が多いため、癒し効果も高い。

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最後に

アニメを構成する要素の中でもあまり目立つことのない劇伴だが、作品によっては面白さを引き出す起爆剤として機能したり、劇伴単体でも十分聞いていられるものもある。アニメを見る際には、そういった分野にも耳を通してみると良いだろう。

*1:円盤3巻特典のサントラの表記に準拠した

*2:新日常系の作風を持った作品自体は本作以前からある。

*3:脚本のタカヒロ氏をはじめ「ゆゆゆ」スタッフが一部在籍していることもあり、作風もそれに近い。

【再投稿】『ゆるゆり』キャラソンの感想とか考察とか

再投稿記事第2弾は『ゆるゆり』のキャラソンの感想および考察の記事になります。オリジナル版では3記事に分けていましたが、ここでは1つの記事にまとめました。

ドラマCDで歌っている曲や3期の一部曲は省いています。その他一部で加筆修正を行っています、ご了承ください。

 

赤座あかり \アッカリーン/

1期「私、主役の赤座あかりです 」「背景

2期「しあわせギフト」「赤座劇場

3期「ハイっ!アッカリーン」「お気楽ごくらくゆるゆるデイズ

東方アレンジ曲でおなじみの「IOSIS」が担当。本編ともに「あかりイジリ」の全盛期。特に「背景」はもはやイジメレベルの歌詞で聞いていて辛かった。ドラマCDはちなつのキャラソンを歌っていたがなかなか酷く、本編以上のイジられぶりであった(実際、評判は最悪である)。

2期は本編こそあかりイジリに拍車を掛けていたが、キャラソンにはそういった要素は排除されていた。「赤座劇場」は昭和風の応援ソングで個人的にも気に入っている。あかり=天使をフルに発揮した2曲であった。

3期は本編同様、イジり要素は排除。ただ、「ハイっ!アッカリーン」であかりが主人公であるのを主張しまくって、途中ミュートされるシーンはあった。でも、それくらいのイジりは許されるので問題はないが。3期は製作会社が変わったのと3年の空白があったため、他のキャラソン同様曲風に違いが見られる(音楽制作はポニーキャニオンで変わっていない)。

 

吉川ちなつ 結衣センプァ~イ!

1期「まるごと!」「Lovely

2期「あのねっ!」「乙女日和☆

3期「ぴんぶら☆ピン -Pink★Black☆Pink-」「チーナのえかきうた

1期、2期ともに腹黒要素と結衣先輩の思いを伝えたい歌詞になっているが、キャラソン要素があまりなく印象に薄かった。

3期は本編以上に腹黒い曲となった。特に「チーナのえかきうた」はあの「ちなカレー空間」をフルに表現した1曲で、ちなつを象徴する曲ともいえた。正直、1期のキャラソンじゃね?と思ったほどである。良くも悪くも、ちなつを一番表現できていたのは3期のキャラソンともいえる。ゆゆ式ネタになるが、ゆずこのキャラソンと声をうまく使い分けれているのも評価したい。

 

歳納京子 ラムレーズン!

1期「ラクるゆるくる1・2・3」「キラキラ☆everyday

2期「はしゃいでみたり悩んでみたり 恋する乙女はゆるゆり 」「ハレルヤいつも 」

3期「GO!GO!ミラク 」「せいぎのキョッピー!!

いずれの曲も歌詞の「ラムレーズン」「ミラクルん」率が高く、キャラの個性を生かせている。また、エネルギッシュな曲調が多い。

1期の「キラキラ☆everyday」は、1期本編の10話の挿入歌として採用されている(その他、一部キャラソンも劇中に採用されている)。また、3期の「せいぎのキョッピー!!」は、3期本編の11話にこの歌詞に沿ったシーンが存在する。

 

船見結衣 おいコラ!

1期「ごゆるりワールド 」「クールナンバー

2期「Eかげん☆YUIかげん」「TON!TON!TON!

3期「ついておいでよ」「あいまいセルフ

結衣は約1曲を除きクールな曲調。キャラの個性を生かせている。ただそれっぽい曲ばかりか印象に残る曲が少なかった。

個人的に衝撃を受けたのが、3期の「ついておいでよ」。これまでとは異なる明るい曲調で結衣の隠れた一面を聴くことができた(3期11話のドジな面もそうだが)。個人的に今一番はまっている1曲。あまり他作品のキャラとは比較したくないが、ゆゆ式の唯のキャラソンが完全に結衣である、キャラ声優被っているから仕方ないね。

 

杉浦綾乃 トシノーキョーコー!

1期「恋の罰金バッキンガム!」「片想い授業中

2期「ない・ない・ナイアガラ!」「しましまモード☆

3期「そわそわ!?ワンスモア 」「ぷりんアラモード

「トシノーキョーコー!」でおなじみの綾乃、キャラソンはどれも京子への想いを伝える歌詞となっている。勿論、寒いダジャレやプリンなども忘れていない。

1期は東方アレンジ曲でおなじみ、IOSISが担当。特に「恋のバッキンバッキンガム!」は東方アレンジ曲とほぼ変わらぬテンポの曲となっている。

なお、声優の藤田咲初音ミクも担当していることでも有名だが、綾乃のキャラソンは「しましまモード☆」を除きミク要素はほとんどないので、ボーカロイドが苦手な人でも聞きやすい。

 

池田千歳 あぁっ、妄想が止まらへん~

1期「あなたのシアワセ うちのシアワセ 」「うちを芯まで漬け込んで

2期「あいのDelusion」「chuchuchuri lovely

3期「イッツハッピーデイ!! 」「め・が・ねのマーチ

1期「あなたのシアワセ うちのシアワセ」は本編同様鼻血の全盛期、変態レベルの歌詞となっており聞き苦しい。一方で「うちを芯まで漬け込んで」は京綾妄想要素を排除した最初で最後の曲。当時プッシュされていた漬物好き設定をフルに生かした曲となっている(現在はほぼ死に設定)。2期もキャラソンは京綾妄想。さらに2曲ともそれなので1期以上に印象に薄かった。

3期は本編の妄想や鼻血が綺麗になったこともあり、歌詞も綺麗に。「イッツハッピーデイ!!」は綾乃の恋心を後押しする歌詞で妄想要素も薄く、千歳本来のキャラを保てていることに評価したい。また3期に入り歌唱力もアップ。千歳が苦手な人にもぜひ聞いてほしい。

 

大室櫻子 おっぱい禁止!

1期「きらいじゃないもん」「365コ

2期「きらいっぱい×すきいっぱい 」「でもでもバレバレだ!?

3期「サクラコ☆いんとろでゅーす 」「マ/ジ/ンBUSTER!

ひまさくは1~3期どれも曲風が大きく変わっていない。いずれも、向日葵におっぱい禁止とイヤミをいいつつ最高の友達だよ、といった歌詞となっている。 

特に「365コ」は2番サビの「あなたと 365コの 恋をしてみたい」が印象的。ゆるゆりキャラソンの中でも屈指の名曲でも有名。

「マ/ジ/ンBUSTER!」はイントロ部分が8話Aパートで採用されている。歌詞もそれに沿った内容となっている。

 

古谷向日葵 わけがわかりませんわ

1期「Day by day 」「お願い Catch me

2期「それは恋ではないですの?」「もう!そぉ?トゥナイト

3期「恋はあまのじゃくですわ」「ナツノハナ*ものがたり

ひまさくは1~3期どれも曲風が大きく変わっていない。いずれも、櫻子には呆れつつ一番の友達だよ、という歌詞内容である。また、かつてツンデレであったことからツンデレ要素が濃い(現在は「元ツンデレ」)。

向日葵はゆるゆりキャラでも群を抜く歌唱力を持っている。とくに「Day by day」は何度聞いても飽きさせない声で、「う~ですの!」など歌詞も印象深い。「お願い Catch me」はアイスフレーバーを自身の気持ちに重ね合わせた歌詞で、向日葵らしいやさしいメロディもあり飽きさせてくれない。

2期「もう!そぉ?トゥナイト」に「恋はあまのじゃくですわ」という歌詞が出てくる。これは一体どういうことなのか・・・。むしろ恋は(ryの方を曲名にした方がよかったのでは?と思ったほど。

 

ラクるん 魔女っ娘ミラクるん、華麗に参上~!

1期「魔女っ娘ミラクるん♪」「ラクる〜ん♪

2期「よんでミラクるん!」「ぴゅあぴゅあラクるん

ラクるんの設定どおり、いずれの曲も90~2000年代前半の子供向けアニメ風のメロディと歌詞となっている。

1期はシングルおよびベストアルバムのみでしか聴くことができなかったが、2期「よんでミラクるん」は2期6話のOPで採用された(本編Aパートもミラクるん)。映像も「ニチアサ」風で深夜作品としては異例の歌詞ありである。

3期ではほとんど出番がなかったためか、現在の所シングルは出ていない。ただ7話でイントロ部分が流れていたので楽曲としてリリースして欲しい。

 

1期アルバム「あい♥かわらず・・・。」

女と女のゆりゲーム(ちなあか)

パジャマ旅行(結京)

ごらく部、愛と勇気と希望と友情のテーマ(七森中☆ごらく部

ドラマCD(こちらを参照

1期放送終了から約半年経過してのリリース。

「女と女のゆりゲーム」は1期5話、2期11話の「ちなあか」パートを基にした歌詞となっている。MAD動画に負けないハイテンポな曲風。この曲とは関係ないが、ちなあかは比較的メジャカプなのに、本編でなかなか扱ってくれないのが惜しい。

「パジャマ旅行」は京子が結衣の家にお泊りする内容。ゆるゆり屈指のメジャカプ「結京」が濃密に詰まった1曲。私は結京推しではないがこの曲は気に入っている。

ドラマCDはごらく部でカラオケ。ただ、当時全盛だったあかりイジメが本編以上に酷く、評判も最悪である(ごらく部編でも述べたが)。

 

2期アルバム「はいっ!テ・ウ・ガ♪」

ガールズパワーで(結ちな、TVサイズ)

網走慕情(京ちな)

え~る♪(ごらく部&生徒会&ミラクるんver)

網走慕情(ちなつ)

地獄の底へもついていく(京子)

つんつんバラード(結衣)

サンタがやってくる(あかりソロ、ごらく部)

みんなだいすきのうた(あかり、TVサイズ)

2期も本放送終了から半年経過してのリリース。結衣「流行らねえよ」

衝撃的な映像で有名な、8話ED「ガールズパワーで」のTVサイズが収録。曲だけなら普通なのに・・・(笑)。フルはベストアルバムには収録されておらず、2期4巻の特典に収録されている。実は、フルの方は1度も聞いたことがない。

11話挿入曲「みんなだいすきのうた」も収録。ゆるゆり屈指の神回で放たれた名曲。あかりはやっぱり天使だった。フルはベストアルバムに収録。

他、8話カラオケパートで歌った曲の一部も収録(櫻子や千歳が歌っていた曲は未収録)。

 

総括

改めて思うが、ゆるゆりはキャラソンが非常に多い。主要キャラだけで8人、3期もOVAをやっているぐらいだから当然なのだが。どれも作業用BGMとして聞いても差し支えないものであった。まだ聞いていない曲もあるので探して聞いてみたい。

いずれにせよ、「ゆるゆり」というコンテンツの偉大さを再確認できたと思う。

【ネタバレ注意】『劇場版幼女戦記』感想

先日「劇場版 幼女戦記」を観てきましたので、その感想を書いていこうかと思います。TVアニメは見ていますが、原作は未読です。記事内の「○話」は全てTVアニメの話数と考えて問題ないです。

 

アニメ屈指の良質回が本作の源泉

2017年冬期に放送された同名のTVアニメのその後を描く完全新作として公開された本作。第7話「フィヨルドの攻防」でターニャ・デグレチャフ(以下、本記事ではターニャと略す)が殺した敵兵の娘・メアリーに大きく焦点が当てられた。TVアニメでも1,2を争う良質回である7話、利用価値の高い設定や伏線を劇場版という形で昇華させた。

 

メアリーというキャラ

兵士の娘として描かれていたメアリーは本作においてターニャに立ちはだかる最大の敵として登場した。膨大な魔力で有望株として見られていた一方、父の敵討ちに執着するように戦場で私情を持ち込む危うさも持ち合わせていた。戦闘時における素質や技術力がいくら優れていても、特定の個人への憎みなど心の底に不純なものがあればバッサリ切り落とされるのが軍事の世界。本作とは関係ありませんがスポーツの世界にもいえることですね。

魔力はメアリーほど強力ではない一方で戦場において冷徹かつ論理的に立ち回るターニャとは対照的な存在。後述する戦闘シーンでそれを強く感じさせることとなる。

 

大師団との死闘、圧巻のアクション

今回の戦場は作中世界の東部、ルーシー連邦(以下連邦)が舞台となった。史実におけるソ連であり、イデオロギーや政治体制もそれに準じたものとなっている。今回は連邦やメアリーが属する合衆国軍などによる多国籍義勇軍vs帝国という構図となり、アニメ化されたものでは過去最大規模の戦いとなった。

戦いの進め方は実に本作らしく進めていき、数で攻める多国籍義勇軍の前には苦戦も強いられた。首都攻略の際には帝国国家を高らかに歌うなど大胆さ健在。そして本作最大の見所といえばやはり、ターニャとメアリーが直接火花を散らすシーン。頭の回転の速さで対処するターニャと、憎しみのままに攻め立てるメアリーの対比は当然のこと、劇場版ならではの圧巻のアクションと重低音が効いた音響、そして空戦の躍動感を最大限に引き出す演出に大いに興奮させた。PG12が示す通り、殴り合いや撃ち合いのシーンも躊躇なく描いた。

 

まとめ方も良し。あの回との関連性も

戦闘後、ターニャはまとめ上げた論文と共に後方勤務を志望。後方勤務で平和に過ごしたいターニャの原点的な所に立ち返るも、論文の完成度の高さ(作中で詳しくは描かれず)からか戦闘団の指揮官に任命されてしまうことに。あがいても逃れられない前線での勤務、かわいそうではあるものの本作らしいオチではある。2期やるとしたら、ここからそのままつながるのだろうか。

本作の完成度を高めた要素として、個人的には8話「火の試練」も見逃せない。この話では敵国の一般市民も戦闘に加わる市街戦となり、戦闘後に帝国隊員は残った敵国市民も手にかけるか否かと迫られた。しかしターニャは手にかけないことで"憎しみの芽"になる恐れがあるためにそれを潰すべきだとし、情を魅せるべきではないと各隊員に主張した。劇場版ではそういった"憎しみの芽"の1人としてメアリーが描かれていたので、こういう関連付けからも楽しめた。

 

その他

劇場マナーの注意喚起ではTVアニメ放送時に一部媒体で限定配信されていたミニアニメ「ようじょしぇんき」が復活。厳しい戦場を前に良い清涼剤となった。本作のみならず劇場マナーのコーナーを作内のキャラクター達でやらせるのは個人的に好印象です。

手描きの作画は流石劇場版ともいえるクオリティだったが、CGに関しては並の出来。必要最低限だったのでそこまで気にする必要は無いものの、2期をやるとしたらそこは1つ課題点になるであろう。

 

まとめ

脚本、作画、音響、いずれの面において期待以上の出来となり、2時間という上映時間が良い意味で短く感じられた本作。TVアニメ2期の制作を切に願いたい(劇場内での発表は無かったです)。

 

公式サイト

「幼女戦記」アニメ公式サイト

劇場版「幼女戦記」アニメ公式サイト

親知らずの抜歯を終えて。

先週、親知らず4カ所の抜歯をした小路あかりです。今日は入院に至る経緯から抜糸までの体験談をまとめていきたいと思います。

 

序:何故親知らずを抜く決断に至ったか

最初に親知らずの話を聞いたのは、歯の矯正治療をしていた行きつけの歯医者さんでした。矯正自体は高校時代から始めており、大学1年の時に器具が外れています。今からちょうど1年前、矯正治療が終わりにかかっていた際、将来の感染症予防のために親知らずの抜歯の話を聞きました。社会人になって抜く余裕がないなら今抜くしかないと考えた一方、費用(一応親が出してもらったが)や手術内容のこともあり、多少の躊躇いもありました。ただこの話を聞いた当時は大学3年生で就活直前。親知らずの件は内定をもらうまで一旦凍結としました。

そして9月に内定を獲得。内定先が道外(東京)だったこともあり、学生であるこのタイミングで抜かないと日程的に厳しくなることも考え、抜く決断に至りました。なお抜かないという選択肢もあったが歯医者さんが妙にうるさかったので実質そんな選択肢は無かった模様。

 

入院時の生活

内定直後の10月中旬から、外来で数度入院先となる大きな病院に行くこととなり、色々検査を受けました。その後12月に一度手術を行う予定でしたが、諸事情もあり急きょ中止になり、2月中旬に延期されることとなりました。

そして2月某日に入院(twitterで具体的な日を書いていますがここでは伏せます)。本来なら2泊3日で済むような手術でしたが、間に土日を挟むということで4泊5日の長期日程になりました(入院先で土日はやってくれない模様)。4人部屋でうち1人がやけにうるさいし、ベッドは寝心地悪いし、インフル流行の影響で外出禁止だったし、とにかく休まらなかった。そして病院食は噂通りまずかった。

土曜にはJリーグ最初の公式戦となるゼロックス杯をTV観戦。浦和は無得点で敗戦し、試合内容も対して面白みのないものだった。ただ同時に変に迷惑をかけることはなかったのでマシなのか(おい)。結局4泊5日の間でTVを使ったのは、この日の試合と同日に放送したコナンだけだった。BSは映ったものの当然のごとく、リアタイなんてものはできない。

 

手術~退院まで

数日間の病室缶詰生活を終え、手術当日を迎えました。仮に失敗した際のリスクも大したものでなく(数か月間の神経の麻痺だっけ?)、そこまで緊張せず手術に臨むことができました。朝一だったので早朝に水を飲んで絶飲食に入りました。ここで水のありがたみなど知る由もなかったのであった・・・。

そして手術終了。2時間超の手術だったそうですが、全身麻酔だったのでそんなことは僕自身知らないです。絶対安静として2時間ほど横になっていましたが、この時口内と喉が超絶カラカラで水が欲しくてたまりませんでした。同時に呼吸器が苦しすぎて窒息○するんじゃないかとという恐怖にも陥りました。手術の怖さとはよく聞きますが、術前や術中よりも術後数時間のほうがよっぽどキツいですね。

昼頃に水の許可が出て、温水限定でしたががぶがぶ飲みました。ただ口内の手術であるのと麻酔が効いている影響でこの日食欲は全く出ませんでした。朝昼まともに食べてなかったので夜飯は頑張って半分ほど食べましたが、逆に吐気を催してしまいました(ただ吐いたら吐いたで面倒くさくなるので吐気止めの薬も服用してぎりぎりで踏ん張った)。

 

退院後~現在

色々ありましたが、先週火曜日に無事退院。この日の朝も依然食欲は無く(というよりも昨夜の吐気への怖さから)、予め買っておいたゼリー飲料だけ飲みました。

約1週間ぶりの自宅に謎の感動を覚える。マッマが作るおいしいご飯も良かったけど暖かいベッドで寝れるのがとにかく最高だった。ただ同時に頬がパンパンとなり、仰向け以外の選択肢がなかった。

しかしここで新たな問題が発生。金曜辺りから頬の腫れが引いてきたものの、それとほぼ同じタイミングに左顎付近に鋭い痛みが走るようになった。食べるときはもちろん寝るときにおいて大きな障害となった。鎮痛剤を使えば痛みは引いたけれど、効く時間が6~7時間と1日3回ペース。当然どこかで我慢しなければならなくなったが、手元の鎮痛剤は無限にあるわけではなく、数日前に鎮痛剤の追加処方をしたものの、限られた数の鎮痛剤で27日まで耐えしのがなければならない事態になった。

数時間しかもたない鎮痛剤、飲むタイミングがとにかく重要に。趣味の事情もあり生活リズムは不安定で、飲むタイミングはその日その日でころころ変わった。上のtweetみたく、寝るころに痛みが出てきて急きょ飲まざるを得ない事態になったこともあった。

ところが抜糸前日に入り、あれほどきつかった左顎の痛みが急に引いてきた。手術箇所が埋まってきたからなのかどうかは分からないが、これで鎮痛剤に頼ることもなくなりとにかく安堵である。この日観に行った映画も何事もなく楽しむことができました。

そして先日、手術箇所の抜糸を行いました。経過観察としてもう1度病院に行くことが決まっていますが、これで一連の治療は一区切りとなります。最初の通院から4か月、長かったです。

 

今後について

今後についてもあまり語ることはありませんが、手術の影響で顎の調子がよろしくないので当分の間は硬いものや、ほおばって食べるものは食べられません。カラオケとか口を使うことも当分は控えたいと思います(が時間があるので行きたい)。担当医いわく数週間で元通りになるそうなので気長に待ちたいと思います。

 

以上となります。参考になるかどうかはわかりませんが、ここまでお読みいただきありがとうございます。

【ネタバレ有】『コードギアス 復活のルルーシュ』感想

先日「コードギアス 復活のルルーシュ」を観てきました。今日はその感想を書いていこうかと思います。ネタバレがいくつか含まれているのでご注意ください。

 

良かった点

ルルーシュ、そして「コードギアス」の復活

2016年11月に本作の制作発表時、ルルーシュは生存していることが制作陣から予め明言されていた。2期最終話における"その後"については様々な憶測があり、死亡説と生存説の勢力が大きく分かれていた。僕自身は生存説を支持しており、新作アニメ発表時は(見終わってから間もなかったが)非常に喜ばしい出来事ではあったものの、劇場版としての尺的制約や、また本作鑑賞前に見た「亡国のアキト」が微妙な締まり方だったため、うまくまとめきれるのかという不安もあった。

しかし終わってみれば、ルルーシュの復活へのプロセスや、復活後の見事な役回りに鳥肌が立った。親友であるスザクとのその緻密な関係も良く描けており、再開時の"約束"を反故にしたことに対する激昂と、親友として再び会えたことへの喜びのバランスが取れていたと思う。そして後述のように、コードギアスが帰ってきたんだなと感じさせるシーンも多く、概ね満足させられる作品となった。

 

ルルーシュの圧倒的カリスマ性は健在

本来の記憶を取り戻したルルーシュは"2代目ゼロ"スザクから一時的に借り入れる形で再びゼロの仮面を被り最前線へ。戦闘シーンにおけるルルーシュの頭の回転の速さは流石感じたし、このシーンが一番ギアスを見ているなと感じられたシーンだった。時間操作のギアスを操る敵側(後述)による徹底抗戦に心折れそうになるも、C.C.の一喝で正気を取り戻し、半ば力業であるもののナナリーを救出したのは凄かったと感じた。

 

スザクとカレンの共演は胸熱

超合集国成立後の世界ということで、かつて何度も激動を演じてきたスザクとカレンが同じチームとして共演を果たした。空中戦に強いランスロットと接近戦において強力な一発を持つ紅蓮弐式の連携は見事なものだった。ファンサービスという観点でもこれは非常に良い描写だった。

 

その他脚本面で良かった所

新ギアスの一つに死後数時間タイムリープするっていう、今どきな能力。アイデアとしては流行りに乗っかっただけではあったものの、時間操作を把握できなかったルルーシュにとっては大苦戦。強敵感を醸し出す良いスパイスとなった。

もう一つ忘れてはならないのが最後のC.C.が見せた涙。これのみならず、本作では全体的にルルーシュとC.C.の関係が濃く描かれており、C.C.が正妻であることがプッシュされていた。やっぱりルルーシュに一番お似合いなのはC.C.でしょうかね。ただ同時に他ヒロインの扱いが疎かになったのは残念だけど(後述)。

 

作画・演出・音響も文句なし

本作は「反逆のルルーシュ」の続編ということでKNFもそれに準じたラインナップとなっており、戦闘シーンも「亡国のアキト」とは異なりCG戦闘は最小限に抑えられた。昨今の日本アニメにおけるCG戦闘は手描きとは違った迫力を見せているものの、やはりギアスは手描きによる重厚感あふれた戦闘描写が一番似合っているであろう。亡国のCG戦闘もスピード感合ってよかったけどね。

BGMについては新規曲メインだったが既存曲も所々使われており、既存曲が流れた時はやはり懐かしさを感じさせた。初視聴は2年半前だけど。

 

悪かった点

尺不足

本作を全体的に見れば素晴らしい出来ではあったものの、それと同時に見逃せない問題点もいくつかあった。その一つとして、劇場版であることが発表されて以来の懸念事項だった尺の問題である。

敵軍にあたるジルクスタン王国のキャラ単体は良く描けていたものの、国家体制の成り立ちや戦闘が終わって兵力に代わる主要産業がどうなったのか?という所がほとんど描かれていないなど、やや詰めの甘さが見られた。

 

シャーリー生存ルートとは何だったのか

本作および劇場総集編ではシャーリーがロロに殺害されておらず、生存しているという世界線の上で動いでいるが、本作においてヒロイン的な立ち回りができていたとはいえず、前述のC.C.の圧倒的なヒロイン力を見せてしまったが故に負けヒロインどころかモブヒロインのように扱われてしまったのは残念だった。

 

まとめ

不満点がゼロまでとはいかなかったものの、期待通りの出来となった「復活のルルーシュ」。コードギアスというコンテンツがここで一区切りを迎えるとなると少し寂しくなるものの、いい形でルルーシュの物語を完結させることができたと思う。 

 

公式サイト

http://www.geass.jp/R-geass/