あかいろモザイク

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【サッカー】本田圭佑の「プロフェッショナル」を見て思った事

約1か月ぶりの記事になります。NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に本田圭佑の特集が組まれました。ハリル解任直後で、本田が解任に関与したのではないかということこともあり放送前より、サッカーファンの間で注目を集めていました。本番組を見て思った事語っていきたいと思います。

ちなみに本番組を見るのは初めてではありませんが、自発的に見るのは初めてなので本番組のスタイルがどうかに関しては差し控えます。

 

本田圭佑の「生きざま」に迫った45分

2010年代の日本代表を引っ張ってきた本田圭佑。最初の海外挑戦となったVVVフェンロ入団から、パチューカ*1での生活に迫った。

プロサッカー選手のサクセスストーリーとしては良い出来だったと感じている。日本代表を背負っていた存在の苦悩を垣間見ることができたし、もちろんそこは否定しない。ただ出来れば、名古屋グランパス時代やCSKA時代について、もう一歩踏み込んでほしかったとも感じている。

 

反ハリル、自らの口で認める。しかし解任への関与への確証は得られず

番組の最後のインタビューで本田は、ハリル監督の下での日本代表の活動を「服従」と表現し、以前より噂されてきた反ハリルであることをほぼ認めた形となった。本田がハリル就任以降、チームの和を乱してきたことはほぼ確実となった。

しかし、このシーンだけで「本田はハリル解任の首謀者だ!」を裏付ける証拠は出て来なかった。香川同様、ハリル解任の真相は明らかにされぬままとなっている。これらが明らかになるのは、少なくともロシアW杯後になってからになりそうだ。

 

ハリルの解任の影響かツギハギな番組内容に。見出しもそれに合わせた突発的なものに

ハリル解任直後ということもあり、番組告知では最後の反ハリル的メッセージを見出しにした。ところがこの見出しの通りの内容は最後のインタビューのみに終わり、番組全体としては前述の本田圭佑の生きざまを取り上げられたのに終始した。ハリル解任について一歩踏み込んだことが聞けるかと期待していただけに、個人的には肩透かしを食らったと感じている。

それにACミランは世界的名門とかやたらと持ち上げている表現が見受けられていたが、現在ACミランはれっきとした「古豪」であり、「名門」の称号は既に過去形となっている。数年前は欧州カップ戦すら出場できない状況で、中華資本を注入した今でさえヨーロッパリーグ争いが精一杯というのがそれを裏付けている。未だ日本人の多くがミランを名門扱いしているのが驚き。いっそのことミランの現状にフォーカスした番組とかも作ってほしい、「ミラン」ブランドなら日本ウケも良さそうだし。

個人的には改善点を2つ挙げたい。1つ目は、「プロフェッショナル」とは別に、ハリルの解任を検証する番組を作ること。もう1つは、前述の見出しのような反ハリル要素を一切排除し本田圭佑という存在のみにクローズアップすること。どちらか一方に焦点を挙げていれば、こんなことにはならなったのではないだろうか。

 

本田はW杯に要るか?

個人的にハリルが解任されるだいぶ前からハリル擁護(≒解任反対)派の立場を取っていましたし、今後もそれが揺らぐことはありません。ハリルのW杯が見たかったです。

少なくともハリルのままで行けばいらなかったでしょう。しかし今は西野監督、田嶋会長の傀儡政権である以上、選出はほぼ確実だと思われるので「どうでもいい」とさえ思っている。もし願いが届くのであれば、やはりチームの戦術や人間性としてフィットしないということでいらないと言いたいのだが。

 

最後に

本田圭佑がW杯直前に迫った状況下の「生の声」を聞けたこと自体は良かったし、サッカーファンが抱いていた疑問が一定レベルではあるが晴れることになった。しかし前述で述べた通りツギハギ感の否めない番組内容となり、既存メディアの限界を感じる内容になった。

個人的には今の既存メディアの「サッカー」という競技の扱いに対しては不満でしかない。サッカー中継の実況のレベルの低さ、久保建英への過熱報道、浦和レッズACLで優勝した試合を地上波で中継しなかったこと、「ハリル=悪」とする報道、それ以前にサッカーの報道量が足りないという現状(野球を恨んでいるわけではない)と、数えきれないほどある。もともと日本にはミーハー体質な部分もあるし、それで多くのファンが生まれてきたし、今のコアファンの多くは既存メディアの報道でサッカーファンへの道を歩んだであろう。しかしネットの発達により人ひとりの意見を容易に飛ばせるようになった現代、既存メディアへの批判は強まるばかりである。今後サッカーという競技に対する捉え方を変えなければ、間違ったサッカーファンばかり生まれてしまいかねない。今、既存を含めた、サッカーに携わるメディアに求めることは、(結果を残しても残せなくても)ロシアW杯の日本代表の戦いぶりを検証し、新監督の人選、そして日本サッカーは今後どうあるべきかを検証をする番組を作ってほしい所である。メディアへの不信は強いが、メディアの力が強いのも否定できないのも事実。

 

拙い文章でしたがありがとうございます。

*1:ここでは本田の所属クラブであったパチューカCF、および同クラブのホームタウンであるパチューカの両方を指す