あかいろモザイク

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Liverpool FC 17-18シーズン総括

17‐18シーズンの海外サッカーが終わり、まもなくW杯が開幕します。本日はリヴァプールの17-18シーズンを振り返ってみたいと思います。

 

年間成績

プレミアリーグ4位 勝点75 86得点 38失点 得失点差+46 シティとの勝ち点差25

FAカップ4回戦敗退

EFLカップ3回戦敗退

UEFAチャンピオンズリーグ準優勝

※出場規定変更により、CL2018-19はグループステージより出場 

 

3年ぶりのCLは躍動、11年ぶりの決勝も惜しくも準優勝

3年ぶりの参戦となったチャンピオンズリーグ(CL)では前年度4位のためプレーオフから参戦。ブンデス4位のホッフェンハイムと当たる不運があったものの、2戦合計6-3と大勝し本戦への切符を手にした。

グループステージはセビージャ、スパルタク・モスクワマリボルと、非常にくじ運に恵まれた組み合わせとなった。セビージャ戦では2試合とも引き分ける事態に陥るも、当のセビージャが他カードでコケたこともあり何とか首位突破した。

そして決勝トーナメント、ラウンド16はカシージャスらを擁するポルトだったが、1stレグの大量5得点もあり難なく8強入り。続く準々決勝だったが、同国で優勝候補筆頭のシティを引く不運に恵まれる。それでもリヴァプールは得意のカウンターと3トップが絶妙に噛み合い糞ポゼッションサッカーのシティを粉砕。準決勝ではバルサを破る大番狂わせを起こしたローマと対戦、2ndレグで守備崩壊を起こしたものの1stレグの大量貯金で11年ぶりの決勝進出を決めた。

そして決勝はジダン率いるディフェンディングチャンピオンレアル・マドリード。立ち上がりこそ良かったものの、ラモスの柔道ばりのラフプレーでサラーが負傷退場。そして後半だったのだが、カリウスが衝撃的なミスを犯すなど2失点に関与した。一時はマネが同点弾を決めるも、ベイルの超バイシクルが決勝点となり、3‐1で試合は終了。レアルが3連覇を達成、リヴァプールは13年ぶりの優勝とはならなかった。

優勝こそ勝ち取ることはできなかったものの、リヴァプールは大会初となる2ケタ得点者を3選手(サラー、フィルミーノ、マネ)輩出した。

 

リーグ戦は4位フィニッシュ。シティの独走で優勝争いには絡めず

開幕前、エジプト代表のLWモハメド・サラーや若手のスコットランド代表SBロバートソンなどを獲得。守備崩壊の相次いだ昨シーズンだったが、ダイクを夏で獲得することができずDFは前述の1名のみという状況で開幕を迎えた。

開幕戦・ワトフォード戦はサラーがデビューゴールを飾るも後半終了間際に追いつかれドロー発進。アーセナル戦では大勝を挙げるなど今期も優勝争いへの期待が高まっていた。ところがシティ戦ではマネの一発退場を含め大量5失点で大敗。直後のトッテナム戦でもロヴレンのミス連発で1‐4と大敗を喫するなど、昨季のデジャウが漂う展開を見せてきた。

そして、冬の移籍市場で念願だったダイクを獲得。7500万ポンドというDF史上最高の移籍金でリヴァプールにやってきた。そのダイクはFA杯エバートン戦でデビューし、同試合の決勝弾も決めるなど華々しいスタートを切った。そして14日のシティ戦でも勝利し、ここまで続いていたシティの開幕無敗記録を阻止した。それだけにシティ戦は学業との兼ね合いもあり見れなかったのが何とも悔やまれる・・・。

その直後のスウォンジー戦で敗戦する、一種の伝統芸能を見せるも、その後は勝点を順調に重ねていった。スタリッジが不調でWBAに移籍するものの、チェンバレンが中盤のエースに定着したことやイングスの復活ゴールなど嬉しいニュースも少なくなかった。

終盤はユナイテッド戦やチェルシー戦での敗戦などで大失速し、加えてCLとの兼ね合いにも苦しんだ。主力MFのひとりであるララーナは年間通じて怪我に苦しみ、春以降はジャンやチェンバレンなど主力を次々と欠いた。特にチェンバレンは、W杯出場当確と言われていた中での重傷となり、W杯出場は叶わなかった。そしてCL争いは最終節までもつれ込む事態に。それでも最終節、ブライトン戦での圧勝もあり2年連続のCL出場権を手にした。なお前述の通り、来季より出場規定変更のためグループリーグからの登場となる。

今シーズンのリヴァプールの特徴としては、従来の「強さをくじき弱きを助ける」ではなく、「弱きをくじき強きを助ける」所にあった。ビッグ6の勝利はホームのシティとアーセナル戦のみで、特にアウェイのシティ、トッテナム戦での大敗が大きく足を引いた。

 

サラーが得点王を獲得。補強選手や生え抜きの躍動も

今期のリヴァプールといえばモハメド・サラー。圧倒的なスピードとシュートセンスでゴールを量産。38試合制の新記録となる32得点を叩き出し、文句なしの得点王に輝いた。

補強組ではまず、ロバートソンの活躍が大きなハイライトになるであろう。果敢なオーバーラップを何度も仕掛けるなど攻撃的な立ち回りで数々のチャンスやゴールを演出。800万ポンドという破格の移籍金で手にした逸材、これほど活躍してもらうと移籍元のハルに申し訳ないくらいである。スコットランド代表ロバートソンも個人的には見てみたいが・・・EURO2020に向けて頑張ってほしいものである。

一方で冬にDF史上最高7500万ポンドで移籍したダイクは、崩壊気味だった守備陣に落ち着きを与えたり、高身長を生かしたセットプレーで強さを発揮したが、移籍金に見合ったプレーをしたかというと、まだ評価しにくい段階である。7500万ポンドが「得」だったか「損」だったかに関しては、来季の活躍次第といったところか。元アンダー世代代表のソランケはスーパーサブとして数試合に出場。ただ3トップの牙城は厚いのでレンタルさせて修行させた方がいいかもしれない。

生え抜きではロバートソンとSBコンビを組むアーノルドが大活躍。こちらは右サイドからクロスを上げ、数々のチャンスを演出した。守備面では不安が残るが、これからが非常に楽しみな選手である。

リヴァプールは他にもウッドバーンという新星も抱えていたが、今季は最終節1試合のみの出場に留まった。そしてU-17W杯優勝の立役者であるブリュースターは今季こそ不詳の影響もありトップデビューとはならなかったが、来季に向けて楽しみな人材である。

 

カップ戦では早期敗退。5年連続の国内無冠に終わる

昨季はリーグ杯で準決勝まで進んだリヴァプールだったが、今季のカップ戦はいずれも準々決勝にすら駒を進めることができず敗退した。特にFA杯WBA戦では今季アンフィールドの公式戦唯一の黒星となった。

バルサスアレスが加入した初年度の11‐12シーズンのリーグ杯を最後に、無冠が続いているリヴァプール。CLも良いがプレミア始め国内タイトルの獲得にも全力を挙げていただきたい。

 

その他Liverpool関係のニュース

プレミアリーグは背番号フォントの一新と同時に袖スポンサーを解禁した。リヴァプールは金融と通信を扱うアメリカの企業である「WESTERN UNION」が掲出されている。

 

今オフの移籍市場に臨むこと

プレミアリーグの移籍市場は5月14日からオープンしている。リヴァプールではモナコのMFファビーニョを獲得。ファビーニョは主にDMFで出場しており、リヴァプール的には放出濃厚のジャンの後釜になるかと思われる(ファビーニョはその他RB適性がある)。

そしてW杯後はCBとGKの補強をお願いしたい。今冬にダイクが加入して守備陣には一定の安定感が出たものの、彼とコンビを組んでいるロヴレンは今シーズン何度もミスをしているなど多くの難を抱えている。またGKも、カリウス&ミニョレだと安定感にかけている印象が否めない。

 

他チームの動向

今季はマンチェスター・シティが3シーズンぶりの優勝。04-05シーズンに打ち立てたチェルシーの勝点95を悠々にに抜き去り、プレミア新記録となる勝点100を樹立。敗数もわずか2で、リヴァプールマンチェスター・ユナイテッドがそれぞれシティから勝点3を奪っている。

CL出場は前述のリヴァプールの他、マンチェスター勢2クラブとトッテナムが出場権を獲得。一方で前年度王者チェルシーは格下相手に何度も取りこぼすなど安定感を欠きCL出場権を逃した。アーセナルも昨季以上の低パフォーマンスを見せ、今年の移籍市場では複数の主力を入れ替えるなどテコ入れを図ったがCL争いに全く絡めず6位に終わった。そのアーセナルチェルシーのロンドンの両雄は来季ELに出場し、グループステージから登場する。

ビッグ6以外ではバーンリーが躍動し、半世紀ぶりの欧州カップ戦となるELプレーオフ出場権を手にした。おととしのリーグ王者で岡崎慎司所属レスターはヴァーディの20ゴールを含め終盤までEL争いを繰り広げていたが、バーンリーとの直接対決に敗れたことが響き2年ぶりの欧州カップ戦出場を逃した。また開幕前にプレミア屈指の大型補強を敢行したエヴァートンも一時残留争いに巻き込まれるほど低迷し、1ケタ順位で終わったもの不本意な結果でシーズンを終えた。

残留争いでは吉田麻也所属サウサンプトンが終始残留争いに巻き込まれていたが、最終節を前に事実上の残留を決めている。降格した3チームはスウォンジーWBA、ストークで、2部カーディフは来季プレミアリーグに昇格するため「ウェールズダービー」はお預けとなった。

イングランド2部・EFLチャンピオンシップではポルトガル人選手を多数擁するウルヴァーハンプトンと前述のカーディフが自動昇格。昇格プレーオフでは超新星のセセニョン擁するフラムがアストン・ヴィラを破り13‐14シーズン以来となるプレミア昇格を決めている。井手口が今冬完全移籍したリーズは中盤以降の失速が響く形で14位に終わっている。

 

まとめ

リヴァプールを応援して2年目、充実のシーズンとなった。さらなる高みを目指して、クロップ監督にはオフの的確な補強と戦術構築に励んでいただきたいものである。