あかいろモザイク

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【再掲載】2017 J1リーグユニフォームレビュー

※本記事は2017年(2年前)J1リーグのユニフォームをレビューした記事を加筆修正し掲載したものとなっております。2019年版は後日うp予定です。

順番は元記事と同様、2016年の年間勝点順(年間順位ではない)となっております。

 

浦和レッズ(前年度2位)

メーカー:NIKE 評価:4.0/3.5

ホームはいつもの赤×白×黒。NIKEらしいシンプルなデザイン。25を示すローマ数字XXVの透かしが入った。また首回りに黒一色のアクセントが入ったあたり2008モデルと2013(あるいは2015)モデルを合わせた感じか。しかし裾にVを持ってきてしまったためハイレグに見えてしまったのは残念(選手の着用時でもやはり気になった)。

アウェイは蛍光黄のシャツとパンツに黒のソックスを採用。ソックスだけ別色はNIKE2016モデルの特色。白以外を採用するのは2012年の全身黒*1以来、黄色系統は史上初。こちらもシンプルにまとめておりカッコいいのだが、浦和レッズのイメージから逸脱しており馴染むのには時間を要するであろう。鹿島で問題になったカラーリングの件は、柏戦ホームユニを使っているので多分問題なし。

ユニフォームスポンサー、国内は引き続きPOLUS、ACLは新たに筆頭株主になった三菱重工が入った。三菱ロゴなので去年までの自動車と分かりにくいかも。

 

川崎フロンターレ(前年度3位)

メーカー:PUMA 評価:国内2.5/3.0 ACL3.5/3.0

国内用ホームは水色地に黒と白のピンストライプ。派手なイメージが強い川崎にしてはシンプルにまとめてきた。肩は他クラブ同様、PUMA新テンプレートを採用、川崎は黒を使用。しかし黒の使用率が低すぎる。何故全身水色にしてしまったのか、これでは鳥栖や磐田と被ってしまう上、J2J3にも水色はゴロゴロいるので没個性になってしまった感がある。

国内用アウェイは白地のシャツと黒のパンツ。水色と灰色の、筆で塗ったようなアクセントが秀逸。ただ黒パンツを採用する辺り昨シーズンの磐田に近いような気がする。

ACL用ホームは水色地に黒の袖。透かしが入っており、背番号フォントも国内用とは異なる。国内用とは一線を画すデザインで力の入りようを感じる。アウェイは同デザインで全身白地、悪くない。

 

鹿島アントラーズ(前年度優勝)

メーカー:NIKE 評価:3.5/3.0

ホームは濃赤×濃紺横縞。この柄は3連覇を達成した2008-2009シーズンでも採用されており、「強さ」が表現できている。ただバルセロナの2015-2016シーズンモデルと酷似している上、鹿島のメインカラーではない濃紺地であるのはマイナスポイント。一応バルサと縞の本数は違うけど

アウェイは上下蛍光ピンクに紺のソックス。浦和同様2016NIKEモデルの特色である。ダサくはないが、かっこいいとも言えない。ただ、アウェーC大阪戦で使用する際、H&A共に色が近いため、後日3rdユニの投入が発表されるであろう。

 

ガンバ大阪(前年度4位)

メーカー:UMBRO 評価:国内&ACLアウェイ3.0/3.5 ACLホーム3.5

国内ホームはいつもの青黒縦縞。しかし今季は青い縞模様にクリスタルのグラデーションが入っており、力強さを感じさせる。ただそれ以外は昨季モデルとあまり変わっておらず、変化の乏しさを感じる。また黒の割合が増えすぎており青の主張があまり無いのも気になる。

国内&ACLアウェイはいつもの白地。しかし前年と異なり全身白となった。こちらは横縞にクリスタルのグラデーションは張り巡らせている。個人的にはホームよりカッコよく感じる。

ACLホームは青地に横縞のダイヤモンド上のグラデーション。縦縞ではないものの、青の割合が多くチームカラーの主張は十分にできている。おそらくアウェイと同テンプレートか?

 

大宮アルディージャ(前年度5位)

メーカー:UNDER ARMOUR 評価:1.0/1.0

ホームはオレンジ×紺×オレンジ。いつもの配色。しかし、今期のユニは「ダサい」の一言に尽きる。アクセントとなっている胸中央のストライプとスポンサーの「dPOINT」が全くと言っていいほど嚙み合っていない。胸番号の位置もよろしくない(そもそもこのデザイン自体、アビスパ福岡の今期モデルと酷似している。なお福岡は左上に配置)。

アウェイは全身白で、デザインはホームとほぼ同様。救いのないデザイン。1年前の浦和のユニで笑っていた大宮サポは今頃どう思っているのだろうか。

 

サンフレッチェ広島(前年度6位)

メーカー:NIKE 評価:3.5/3.0

ホームは紫×紫×蛍光黄。他NIKE製ユニフォーム同様、ソックスの色だけ違うモデルとなっている。複数の過去モデルを混ぜた感じか(2013年の縦縞、2016年の蛍光黄など)。

アウェイは蛍光黄に紫のソックス。特別な飾りもなくシンプルに仕上がっている。ダサくはないのだが、浦和と被っている。また1stの配色をただひっくり返しただけでオリジナリティに欠ける。

 

ヴィッセル神戸(前年度7位)

メーカー:asics 評価:2.0/2.5

胸スポンサーが「Rakuten」に変更、2013シーズンと同じレイアウトである。「R」ロゴがロケット団ぽくて非常にダサかったので一安心。

ホームは前年度に引き続き全身臙脂+黒の縦縞。しかし縦縞が分かりにくい上、前年度からの変化に乏しい(黒の縦縞がグラデーションでなくなったぐらいか)。また前身臙脂に縦縞を加えるというアイデア自体あまりカッコよく感じない。しかも札幌と被るし。

アウェイは全身白。デザインは悪くないのだが、こっちを縦縞にすべきではないのだろうか(2010年代前半の水戸が良い参考になる)。

 

柏レイソル(前年度8位)

メーカー:YONEX 評価:4.0/4.5

ホームは2013シーズンより全身黄色を継続。黒のラインの使い方が近年のPUMAっぽくて非常にカッコいい。襟部分に「柏から世界へ」スローガンを入れているのも◎。

アウェイは全身紺色。白以外をアウェイに採用するのは16年ぶりだとか(ソース不明)。デザインこそホームと同じだが、アクセントカラー(黄色)の使い方が上手い。ただ濃色であるため磐田戦、清水戦などでしか投入機会がないのが残念。

 

FC東京(前年度9位)

メーカー:UMBRO 評価:3.0/3.0

ホームはグラデ―ション状・左右非対称の赤青縦縞。前年度より派手さがなくなり、シンプルに仕上がった。オーソドックスだが逆に安心感を与えてくれる。ただFC東京アイデンティティだった、上部の背ネームが下部に移動してしまったのは残念。 番号フォントは黄色を採用、おそらく史上初。バルサを意識しているのか?

アウェイは灰色のシャツ・ソックスに青のパンツ。灰色といっても薄灰色であるため従来の白アウェイと比べ大きな変化はない。チームカラーのアクセントを多用しておりサイバー感、あるいは近未来感が出ている。青パンツも新鮮。

 

横浜F・マリノス(前年度10位)

メーカー:adidas 評価:3.5/3.0/4.0/4.0

ホームはいつものトリコロール。しかしadidas他テンプレート同様三本線は脇に配置している。胴部は稲妻の透かしが入っており躍動感を感じる。マリノスは毎年ユニフォームだけなら優勝を争えるのだが、フロントがアレな故に優勝どころかACLにすら絡まないのは残念。

アウェイは4年ぶりの白地。青系統のボーダーラインと黒のパンツを採用した。昨季のアウェイユニ問題に懲りて白地を復活させたのだろうか?こちらは肩に短い3本線を配置している。レアル・マドリードユベントス2ndモデルでも見られるモデル、このテンプレートが見られるのはJリーグでここが唯一*2

GKモデルは稲妻の向きが違い、また3本線がオリジナル(?)の配置となっている。

【2/10更新】今年もカップ戦モデルを導入することが発表された。ホームは青地に水色のストライプ。三本線はGKモデルと同様の配置となっており、オリジナリティの高さが表れている。アウェイは赤地でホーム用と同デザイン。赤はトリコロールの構成色の一つだが、赤地シャツを導入するのは今回が初めて(?)。なおカップ戦ユニのパンツ色は共に白だが、ソックス色は不明。

 

 

サガン鳥栖(前年度11位)

メーカー:New Balance 評価:2.5/3.5

ホーム、ニューバランスということで一味違ったデザインを期待していたが、いざ蓋を開けてみれば「THE・Jリーグのユニフォーム」。エンブレムを横切るピンクの一本線はスタイリッシュなのだが、脇の白のアクセントや白のボーダーがかみ合っていない。メーカーは新参なのに全体的に古臭い。10年前なら許せたデザイン。なお山形はもっと酷い模様。

アウェイは白地とピンクのストライプ。バランスが良くナイスデザインとなっている。また襟の形もホームとは異なる。H&Aで襟が違うのは欧州では既に当たり前になっており、Jもようやく追いついた感じか。

ちなみにGKユニはリヴァプールも採用しているテンプレート。大変カッコいい。

 

ベガルタ仙台(前年度12位)

メーカー:adidas 評価:4.0/3.5

ホームは市松模様を採用、透かしのように入った。カラーリングもいつもの黄×青×黄で余計な飾りもなく、シンプルに整ったデザインとなっている。背番号フォントもテンプレートではなく独自のフォントを採用しておりなおかっこいい。

アウェイは白地に青の市松模様。ホームと配色変えただけだが強烈なデザイン。GKモデルも同様の市松模様

 

ジュビロ磐田(前年度13位)

メーカー:PUMA 評価:3.5/4.5/3.5

両モデル共にPUMAの他モデル同様、肩から袖にかけてグラデーションが施されている(磐田の場合、ホームは白、アウェイは水色アクセント)。

ホームは歴代でも最も薄い水色のシャツ・ソックスを採用。パンツはこれまで通り白だが、3rdモデルとして水色のパンツも使用されることに。ナポリからラツィオになった感じ。グラデーションやアクセントは最小限に留めており、「シンプルイズザベスト」が体現できている。2011年以来固定していた背番号フォントも変更、前にも増してカッコよくなった。

アウェイは全身紺色に水色のアクセント。デザインはホームと同様だが地色を紺色にしたことによりアクセントの水色がハッキリ映えるように。欧州サッカーにも負けない非常にカッコいいデザイン。

 

ヴァンフォーレ甲府(前年度14位)

メーカー:Mizuno 評価:4.0/3.0

ホームは青地に赤の「武田菱」をシャツ全身に散りばめた。かなり派手でやや前時代的かもしれないが、無駄な飾りもなくチームカラーの主張が最大限に出来ている。またMizuno特有の肩のラインを外したことによりスッキリとしたデザインにもなった。少なくともサプライヤーをMizunoに変えて以降では一番のユニフォーム。

アウェイは全身白地にホーム同様武田菱を透かしとして採用。脇にかけて青のアクセントが入っているが、ホーム同様無駄な飾りのないシンプルデザイン。

 

アルビレックス新潟(前年度15位)

メーカー:adidas 評価:1.0/3.0

ホームは全身オレンジはいつものことながら、今季は何と逆V字を採用。上昇志向をイメージしたかったようだが、逆にアンバランスになってしまっている。3本線は他モデル同様脇に配置。

アウェイは白地に青パンツ、脇にオレンジと青のアクセントが入った。安定のデザインでアクセントの主張の仕方が良い。なお3本線は肩に入った。

GK用はいずれもボーダーのオリジナルデザイン。

 

北海道コンサドーレ札幌(前年度J2優勝)

メーカー:Kappa 評価:3.0/3.5

ホームは赤黒のシャツに黒のパンツ、赤のソックス。赤地面積が多く赤黒のバランスが保たれている。ただ背中のフクロウはいらなかった。あるいは透かしとして入れるべきだったと感じる。

アウェイは全身白。ホームと違いフクロウが透かしとして入っている。こういう透かしはJではありきたりだがナイスデザイン。

 

清水エスパルス(前年度J2・2位)

メーカー:PUMA 評価:4.0/1.5

両モデル共にPUMAの他モデル同様、肩から袖にかけてグラデーションが施されている(清水の場合、ホームは黄色)。

清水のユニの象徴ともいえる世界地図は今季も採用。さらにプーマのロゴの色を青にし、背番号フォントも黄金時代モデルのデザインを採用。強き時代を回顧させるデザイン。なおかつ現代にも溶け込めているからすごい(復刻モノといえば去年の川崎を思い出させるがこっちは微妙だった)。

アウェイは白に黒のアクセント。派手すぎて前時代的。正直ダサい。

 

セレッソ大阪(前年度J1昇格プレーオフ勝者)

メーカー:PUMA 評価:3.5/3.0

両モデル共にPUMAの他モデル同様、肩から袖にかけてグラデーションが施されている(セレッソの場合、両モデル共に紺色がアクセント)。

ホームはピンク地のシャツに紺のパンツ、ピンクのソックス。さらに胸部から裾にかけて11本のグラデーションが施されている。締まりのいいデザイン。デザイン自体は2015年ホームモデルに近い。

アウェイは全身白地に紺色のピンストライプ。それ以外は昨季モデルと大差ない。ホームとの差別化ができているのが◎。

 

【番外編】京都サンガ(前年度J2・5位、昇格プレーオフ敗退)

メーカー:ワコール 評価:5.0/4.5

Jリーグ、今季ナンバーワンユニフォーム。

ホームは2013-2014シーズンに近い濃紫色に紫と赤のアクセントが交差するように配置されている。素晴らしいの一言に尽きる。J2であるのが悔やまれるナイスデザイン。

アウェイはホームと同テンプレートの全身白地。白地に紫のたすき掛けは過去のアウェイモデルの流用と思われる。こちらも素晴らしいデザイン。

 

その他

JリーグadidasのGKユニフォームは欧州サッカーや日本代表で見られるテンプレートを使っておらず、FPモデルの使いまわし(仙台など)またはオリジナルデザイン(新潟など)、あるいはFPモデルのアレンジ(横浜FM)を採用している。没個性になりがちなGKユニにもクラブの個性が出ており良いことである。

また今季は湘南の降格に伴い、3年ぶりに緑系統色をクラブカラーとするJ1クラブが不在に。なおJ2はゴロゴロいる模様。

 

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*1:この年、白は3rdで採用。

*2:ちなみに昨季モデルも他クラブに先駆けて日本代表&欧州仕様のソックスを採用した