あかいろモザイク

アニメ、サッカー、ゲームを語るブログ。

【ネタバレ有】『コードギアス 復活のルルーシュ』感想

先日「コードギアス 復活のルルーシュ」を観てきました。今日はその感想を書いていこうかと思います。ネタバレがいくつか含まれているのでご注意ください。

 

良かった点

ルルーシュ、そして「コードギアス」の復活

2016年11月に本作の制作発表時、ルルーシュは生存していることが制作陣から予め明言されていた。2期最終話における"その後"については様々な憶測があり、死亡説と生存説の勢力が大きく分かれていた。僕自身は生存説を支持しており、新作アニメ発表時は(見終わってから間もなかったが)非常に喜ばしい出来事ではあったものの、劇場版としての尺的制約や、また本作鑑賞前に見た「亡国のアキト」が微妙な締まり方だったため、うまくまとめきれるのかという不安もあった。

しかし終わってみれば、ルルーシュの復活へのプロセスや、復活後の見事な役回りに鳥肌が立った。親友であるスザクとのその緻密な関係も良く描けており、再開時の"約束"を反故にしたことに対する激昂と、親友として再び会えたことへの喜びのバランスが取れていたと思う。そして後述のように、コードギアスが帰ってきたんだなと感じさせるシーンも多く、概ね満足させられる作品となった。

 

ルルーシュの圧倒的カリスマ性は健在

本来の記憶を取り戻したルルーシュは"2代目ゼロ"スザクから一時的に借り入れる形で再びゼロの仮面を被り最前線へ。戦闘シーンにおけるルルーシュの頭の回転の速さは流石感じたし、このシーンが一番ギアスを見ているなと感じられたシーンだった。時間操作のギアスを操る敵側(後述)による徹底抗戦に心折れそうになるも、C.C.の一喝で正気を取り戻し、半ば力業であるもののナナリーを救出したのは凄かったと感じた。

 

スザクとカレンの共演は胸熱

超合集国成立後の世界ということで、かつて何度も激動を演じてきたスザクとカレンが同じチームとして共演を果たした。空中戦に強いランスロットと接近戦において強力な一発を持つ紅蓮弐式の連携は見事なものだった。ファンサービスという観点でもこれは非常に良い描写だった。

 

その他脚本面で良かった所

新ギアスの一つに死後数時間タイムリープするっていう、今どきな能力。アイデアとしては流行りに乗っかっただけではあったものの、時間操作を把握できなかったルルーシュにとっては大苦戦。強敵感を醸し出す良いスパイスとなった。

もう一つ忘れてはならないのが最後のC.C.が見せた涙。これのみならず、本作では全体的にルルーシュとC.C.の関係が濃く描かれており、C.C.が正妻であることがプッシュされていた。やっぱりルルーシュに一番お似合いなのはC.C.でしょうかね。ただ同時に他ヒロインの扱いが疎かになったのは残念だけど(後述)。

 

作画・演出・音響も文句なし

本作は「反逆のルルーシュ」の続編ということでKNFもそれに準じたラインナップとなっており、戦闘シーンも「亡国のアキト」とは異なりCG戦闘は最小限に抑えられた。昨今の日本アニメにおけるCG戦闘は手描きとは違った迫力を見せているものの、やはりギアスは手描きによる重厚感あふれた戦闘描写が一番似合っているであろう。亡国のCG戦闘もスピード感合ってよかったけどね。

BGMについては新規曲メインだったが既存曲も所々使われており、既存曲が流れた時はやはり懐かしさを感じさせた。初視聴は2年半前だけど。

 

悪かった点

尺不足

本作を全体的に見れば素晴らしい出来ではあったものの、それと同時に見逃せない問題点もいくつかあった。その一つとして、劇場版であることが発表されて以来の懸念事項だった尺の問題である。

敵軍にあたるジルクスタン王国のキャラ単体は良く描けていたものの、国家体制の成り立ちや戦闘が終わって兵力に代わる主要産業がどうなったのか?という所がほとんど描かれていないなど、やや詰めの甘さが見られた。

 

シャーリー生存ルートとは何だったのか

本作および劇場総集編ではシャーリーがロロに殺害されておらず、生存しているという世界線の上で動いでいるが、本作においてヒロイン的な立ち回りができていたとはいえず、前述のC.C.の圧倒的なヒロイン力を見せてしまったが故に負けヒロインどころかモブヒロインのように扱われてしまったのは残念だった。

 

まとめ

不満点がゼロまでとはいかなかったものの、期待通りの出来となった「復活のルルーシュ」。コードギアスというコンテンツがここで一区切りを迎えるとなると少し寂しくなるものの、いい形でルルーシュの物語を完結させることができたと思う。 

 

公式サイト

http://www.geass.jp/R-geass/