あかいろモザイク

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【Jリーグ】2019J1リーグユニフォームレビュー

毎年恒例のレビュー&ドット絵制作企画です。先日、一昨年のものを本ブログにて再うpしたのでこちらも見て頂けると嬉しいです。

akairomosaic.hateblo.jp

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目次

 

ユニフォームトピックス

レビューに入る前に、まず2019年のJリーグのユニフォーム全体に関する話題から。

J特有の「胸番号」、付けなくてもOKに

J開幕27年目にしての大改革。これまでJリーグのユニフォームには従来の背中とパンツに選手番号*1を表記する他に、胸にも番号を掲示しなければならなかった。これを一般的に胸番号または腹番号と呼ぶが、世界的には代表チームのみに掲示されるもので、クラブチームでの掲示例は掲示が義務付けられているのはJリーグACLくらいとなっている。その胸番号が今シーズンより、各クラブが任意で付けなくても可能になった。これによりユニフォームデザインの幅が広がり、また世界標準になったという意味でも大きな一歩といえよう。

個人的にこの規定改正はとても嬉しいです。以前より鹿島や浦和がクラブW杯用のユニフォームを通じ、無言の抗議をしていました*2が、ついにそれが実を結ぶこととなりました。

J1のクラブ別で見ると、付けるクラブが8クラブ、付けないクラブは10クラブという結果に。初年度ながら付けないクラブが多数派となった。なおJ2以下は付けるクラブが多数派となっている(統計は後述)。

今シーズンもスポンサー掲示は最大7カ所

昨シーズンより鎖骨スポンサー2か所の掲示を解禁したJリーグ。広告収入の拡大が期待される一方、セリエAの中小クラブやリーグアンのようにスポンサーまみれになることで見栄えが悪くなるなど賛否両論の中で導入された。そんなユニフォーム広告は今シーズンも胸、鎖骨2か所、背中2か所、袖、パンツの計7か所に広告を掲示することが可能。

フルスポンサー(7か所すべてにスポンサー掲示を行っているクラブ)は川崎、鹿島、浦和、G大阪、神戸、名古屋、大分の7クラブ。ただしシーズン途中から追加して掲示することも可能なため、今後増加する可能性はある。

ユニフォームカラーで見るJ1リーグ

2019シーズンのJ1リーグのホームユニフォームの色別の内訳は以下の通り。

系統 該当数 該当クラブ 備考
 赤系統  5  札幌、浦和、鹿島、名古屋、神戸  *3
 橙系統  1  清水  
 桃色系統  1  C大阪  
 青系統  4  東京、横浜MG大阪、大分  G大阪は青黒
 水色系統  3  川崎、磐田、鳥栖  
 紫系統  1  広島  
 緑系統  2  湘南、松本  湘南は黄緑、松本は緑白
 黄系統  1  仙台  ゴールド(山吹色に近い)

柏と長崎が降格した事で黄系統と青系統が1つずつ減り、松本と大分が昇格したことで緑系統と青系統が1つずつ増えた。

赤系統は5クラブ。ただし純粋な赤に絞れば浦和と名古屋の2クラブのみとなる。鹿島と神戸は臙脂色に近く、札幌は伝統の赤黒である。

青系統も5クラブ。青といってもクラブによって濃さが異なり、J1所属5クラブのうち大分はやや淡い青となっている。J2になると青系統は山形、水戸(青黒)、町田、甲府、徳島、福岡(紺)、長崎、鹿児島(濃紺)と8クラブもあるが、こちらもクラブによって濃度や鮮やかさが微妙に異なる。

水色系統は3クラブ。川崎、磐田、鳥栖とおなじみの顔ぶれ。ただし各クラブで異なるアクセントカラーを持っており、差別化は図られている。J2以下では讃岐がこのカラーを採用している。

Jクラブでは多数ある橙系統は大宮、新潟の昇格失敗で今季も清水のみ。橙系統=残留のイメージが強かった*4ので意外。ちなみにJ2は前述の2クラブに加え愛媛と山口がいるので4クラブ。海外ではシャフタールぐらいでしか見られない橙色のユニフォームだが、Jでは身近なユニフォームカラーとなっている。

黄系統は柏の降格で2010年以来の1クラブのみに。この年も仙台のみで、当時仙台は昇格組だった。J開幕以来、J1で黄系統が1クラブもなかったシーズンが無いのは意外な事実*5

緑系統が複数クラブJ1に所属するのは2015年の同2クラブ以来となり、これはJ1最多タイ。ヴェルディの降格以来、緑系統がJ1に定着できていないのが現状だが、湘南が定着への兆しを見せている。

最後にアウェイユニフォームの内訳では、NIKE勢3クラブが濃紺または黒を採用しているのみで、それ以外は全て白地。国内では白=アウェイカラーの認識が強く、NIKEが上手くやりくりしてくれなければ18クラブ全部白という恐るべき事態となっていた。

サプライヤーで見るJ1リーグ
メーカー 国籍 該当数 該当クラブ 備考
 PUMA  ドイツ  5  川崎、清水、磐田、C大阪、大分  清水、磐田はサプライヤー自由化の1997年以来皆勤
 adidas  ドイツ  3  仙台、横浜FM、松本  
 NIKE  アメリ  3  鹿島、浦和、広島  
 UMBRO  イングランド  2  東京、G大阪  *6
 Kappa  イタリア  1  札幌  
 PENALTY  ブラジル  1  湘南  
 NewBalance  アメリ  1  鳥栖  子会社のWarriorから継続
 Mizuno  日本  1  名古屋  
 asics  日本  1  神戸  地元メーカー

前述の昇降格によりadidasとPUMAが1メーカーずつ増加し、YONEXとhummelがJ1から姿を消した。 これでもadidasが3クラブしかないのは意外、というよりもJではPUMAの力が如何せん強い。ちなみにNIKEはJ全体でも3クラブしかなく、これが広島がサプライヤー契約を結んだ2011年から続いている状況。

今季もmacronのJ参入ならず(なお大学ではすでに参入している模様)。その他欧州中堅メーカーの日本上陸を待ち望んでいたりする。

 

ユニフォームレビュー

それでは本題に入ります。昨シーズンの年間順位の順に並べています。今年も1記事で18クラブ全て載せているのでやや長文になります。ご了承ください。

川崎フロンターレ

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前年度順位:優勝(ACL本戦出場) メーカー:PUMA 胸番号:あり*7 採点:3.0/3.0/2.5/2.0

昨季も攻撃陣が爆発しJ1連覇を達成した川崎。リーグタイトルを示す星の数も2つに増えた。

国内ホームは2年ぶりに水色地を採用し、肩にはPUMAテンプレートではおなじみの黒のラインを据えた。リーグ初優勝をした2017シーズンのゲン担ぎともいえるデザイン。パンツも水色で、ソックスのみ黒と今どきな組み合わせとなっている。ただ川崎は水色「と黒」がクラブカラーなので、もう少し黒を主張してほしかった。国内アウェイは従来通り白地だが、ソックスに水色を採用しているのが例年との大きな違い。アウェイ浦和戦など対戦相手によってはホームを全身水色にする、といった措置もとると思われるからか。

ACL専用モデルは今シーズン導入しないかと思われたが、1月27日に行われた新体制発表会で発表された。ホームは国内用と同じ配色で前年度のテンプレートを採用、胴体のメランジ柄がより強く主張されたデザインとなっている。前年度のものがかなり個性的だっただけに手抜き工事感が否めない。アウェイも国内用と同様の配色でメランジ柄の主張は控えめ。こちらはもっと手抜きであり、とてもJ1王者がアジアに挑むモデルとは言えない。

今年のPUMAテンプレートは欧州サッカー18-19シーズンおよび代表18-19シーズンの強豪国向けモデルと同様のものであり、その内J1クラブ向けモデルではヘザー調に鼓動をイメージした透かしが胸部に記されてる。ただしヘザー調はドット絵で表現困難なため、いずれのクラブでも省略している。

 

サンフレッチェ広島

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前年度順位:2位(ACLプレーオフ出場) メーカー:NIKE 胸番号:なし 採点:2.5/4.5

昨年は独走態勢に入りながら終盤に大失速を喫し、優勝とはならなかった広島。

今シーズンのホームはNIKEの2018-19モデルのテンプレートを採用。伝統の紫地に薄い紫のギザギザを前身に取り入れたデザインで、ロシアの強豪ゼニト・サンクトペテルブルクのものを流用した。パンツは従来と同じ配色の紫を、ソックスは濃い紫を採用しアクセントを持たせている。これまでのモデルと比べやや薄い印象を持たせており、良く言えば鎖帷子のようでカッコよく見えるのだが、同時に配色の薄さで重厚感を失っている。紹介しているドット絵ではギザギザを主張するためにやや大振りなデザインにしているが、実際はもっと細かく目視でギザギザを確認するのは難しい。

アウェイは濃紺に水色ソックス。後述の鹿島、浦和と同じアプローチ下で制作されたと思われるモデル。力強さがにじみ出るデザインで非常にカッコいい。

 

鹿島アントラーズ

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前年度順位:3位(ACLプレーオフ出場) メーカー:NIKE 胸番号:なし 採点:4.0/4.5

ACL王者の鹿島。主要タイトル20冠達成につき、今シーズンより胸の星の数が2つになった。

ボーダーがデファクトスタンダードになりつつ鹿島、今シーズンのホームはクラブカラーであるディープレッドと紺の変則ボーダーを採用。スピード感あふれるデザインで非常に良い。ただ右袖のJリーグパッチの下にあった、ホームタウンパッチが行方不明になっている模様。

アウェイは濃紺にピンクのパンツ。2017アウェイの配色を逆転した感じで、バルセロナ16-17アウェイと酷似する。それ以外の飾りはなく、デザイン自体はとても好み。ただ視認性の問題から使用機会は限られてきそう。

この他、3rdユニフォームとして昨シーズン使用した白地のユニフォームを投入、第2節・川崎戦で使用された。"J特有"になりつつある昨季アウェイの使い回し、この流れは断ち切らなければ。

 

北海道コンサドーレ札幌

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前年度順位:4位 メーカー:Kappa 胸番号:あり 採点:2.5/3.0

昨季大躍進のコンサドーレACL出場権獲得は惜しくもならなかったが、リーグ戦の賞金は確保しており積極的な補強を見せている。

ホームは赤地に黒のピンストライプで、透かしにヘリボーン柄を採用。ただしドット絵でヘリボーン柄は再現不能なので割愛している。スポンサーは北海道銘菓の「白い恋人」から、発売元の石屋製菓の自社ロゴに変更(スポンサー自体に変更はない)。なんか年々、赤の主張が強まりすぎていないか。このままでは2005ホーム*8の再来。何のためにKappaに鞍替えしたんですか?と問いたくなるレベル。ソックスを黒に戻した所と、スポンサーロゴが白抜き中心になったのは救い。

アウェイは白地に赤と青のピンストライプ。デザインがホームの使いまわしなのが残念だが、雪をイメージした水色の透かしが入っておりアウェイユニの中でも個性を出してきている。

 

浦和レッズ

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前年度順位:5位(天皇杯優勝によりACL本戦出場) メーカー:NIKE 胸番号:なし 採点:2.5/5.0

天皇杯を制し、2シーズンぶりにACL本戦への切符を掴んだ浦和レッズ。今シーズンは現地参戦も検討しています。

ホームは伝統の赤・白・黒に、今回は胴部にダイヤモンドグラフィックをストライプ状に並べた透かしを加えた。デザイン自体はサウジアラビアアル・ヒラルの使い回しとなる。申し訳ないが、浦和っぽくない。2016のボーダーもだいぶ奇抜だったがそれ以下ともいえるデザイン。今年は購入も検討していたけどこれはパスかな・・・。ドット絵ではダイヤモンドグラフィックの再現が困難なため、ストライプ部分は単純な透かしで表現している。

アウェイは2014年以来5年ぶりに黒地を採用、ソックスには黄緑色を採用した。100点満点のカッコよさ。現代のアウェイユニ、こうでなくては。でもアウェイ札幌戦や神戸戦は視認性から鹿島と同様の案件になりそう。

 

FC東京

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前年度順位:6位 メーカー:UMBRO 胸番号:なし 採点:4.0/3.5

序盤で広島と共に優勝を争いながらも大失速し、ACL出場権を逃したFC東京

ホームは青地に赤の三角形に斜めの透かしを添え、ソックスは今期も赤を採用した。ASモナコを彷彿とさせるデザイン。胸スポンサーはソシャゲ「モンスト」を運営するミクシィのゲーム部門XFLAGに変更され、胸番号も廃止。UMBRO移行後では間違いなく最高のデザイン、ユニフォームのシンプルさも相まって海外サッカーっぽさが一層増した。

アウェイは白地に濃紺パンツを引き続き採用。赤のアクセントも相まって浦和アウェイにしか見えない。でもカッコいいので許す(おい

 

セレッソ大阪

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前年度順位:7位 メーカー:PUMA 胸番号:なし 採点:2.0/2.5

一昨年にカップダブルをもたらした尹監督が退任し、主力選手も大量に引き抜かれたセレッソ大阪。年間順位では昨季もガンバを上回ったものの、今季はどうなるか。

ホームはPUMAの最新テンプレートに、従来のピンク×紺×ピンクの配色を復活。そこまでは良かった。しかし腹のVラインは非常にダサい。胸番号廃止の影響でデザインに自由度が生まれた結果だが、違う、そうじゃない。

アウェイは白を基調にホームと同様のデザイン。ただしV字は透かし。透かしにしただけでかなりマシになった。肩のラインは本来ピンクと紺が混じったヘザー調だが、ドット絵では再現困難なため紺とピンクのグラデーションで表現している。

 

清水エスパルス

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前年度順位:8位 メーカー:PUMA 胸番号:あり 採点:3.5/2.5

日本代表FWの北川を擁する清水エスパルス

ホームは伝統の全身オレンジだが、濃さが従来のものに戻った。また胸には今期PUMAの共通コンセプトに倣い、特徴的な透かしを入れてきたが清水は「S」の文字と富士山をかけており非常に良いデザインとなっている。一方でこちらも伝統ともいえる世界地図が2012モデル以来に姿を消した。

アウェイは全身白で同一デザイン。こっちで世界地図使えばよかったのに・・・。

 

ガンバ大阪

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前年度順位:9位 メーカー:UMBRO 胸番号:あり 採点:4.0/3.5

シーズン途中にOBの宮本恒晴が監督就任。以来連勝を重ね、辛うじて1ケタ順位に着けた。

ホームは伝統の青黒縦縞に、クラブエンブレムの透かしをピンストライプ状に入れてきた。久しぶりに青の面積が増え、ガンバらしいユニフォームが帰ってきた。肩のラインは欧州17-18テンプレートに近い。ただtwitter公式の着用画像を見る限りかなり青が濃いように見えるのは気のせいか・・・?

アウェイは全身白にホーム動揺のクラブエンブレムの透かしだが、こちらはピンボーダーで仕上がっている。スポンサーロゴ以外白と黒で構成されており非常にスッキリしたデザイン。

 

ヴィッセル神戸

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前年度順位:10位 メーカー:asics 胸番号:なし 採点:4.0/3.5/3.5

元スペイン代表FWのビジャや日本代表の山口蛍を獲得。さらにシーズン中には現役バルサの24歳セルジ・サンペールも獲得。今年も楽天マネーとバルサ人脈でJ界隈を賑わせている。

ホームはクラブカラー楽天コーポレートカラーのクリムゾンレッドを前身に据え、透かしボーダーを入れてきた。港湾都市神戸に相応しい良きデザイン。スポンサーも袖以外白抜きと見栄えも良し。

アウェイはホームと同一デザインで白地、そしてJ1唯一となる3rdは黒と旧チームカラーのそれぞれを採用。公式は言及していないが、2004年以前の白黒縦縞と配色が被っており、創設期へのリスペクトとも捉えられる。個人的には背番号フォントのデザインにも高く評価したい。

 

ベガルタ仙台

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前年度順位:11位 メーカー:adidas 胸番号:あり 採点:3.0/2.0

日本代表GKのシュミットを擁し、天皇杯は準優勝の成績を収めたベガルタ仙台

ホームは伝統のゴールド(山吹色)に斜線の透かし。流星をモチーフにしているようだが一応テンプレートである。テンプレートに何かしらの意味を持たせてごまかすのは如何なものかと思うが、デザイン自体は悪くない。adidas交代後は良くも悪くも安定している。

アウェイは全身白地に同一デザイン、流星の透かしには金箔をまぶした。THE・Jリーグアウェイユニフォーム。2015年の青地のインパクトは何処へやら。

 

横浜F・マリノス

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前年度順位:12位 メーカー:adidas 胸番号:なし 採点:3.5/3.0

年間通じ残留争いに巻き込まれたマリノス。親会社が不祥事で騒がれているものの、今のところマリノスに影響はない模様。

ホームは伝統のトリコロールに白地のチェストストライプ、そして赤地の日産ロゴ。最初見た時血迷ったのかと思えるデザインだったが、遠くから見るとカッコよく見える不思議。こちらも胸番号を廃止し海外サッカー度が増し増しになった。

アウェイは白と灰の変則ストライプで、ストライプ内にもさらに斜線ストライプが入ったデザイン。他クラブでの使用例は見たことないが一応テンプレート。ヘルタ・ベルリンの18-19ホームの変則ストライプを思い出させるデザイン。発想自体はとてもよいのだが配色が何とも・・・。なおドット絵では仕様上、単純なストライプで表現している。

 

湘南ベルマーレ

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前年度順位:13位 メーカー:PENALTY 胸番号:あり 採点:4.0/3.5

ルヴァンカップ王者の湘南ベルマーレ

ホームはチームカラーの黄緑に、青のグラデーションを肩から胸にかけたデザイン。PENALTYにサプライヤーを交代してからは間違いなく最高のモデル。

アウェイは白地に青と黄緑のダイヤモンドパターンを胸に据えた。ボカ・ジュニアーズの18-19アウェイモデルを想起させるデザイン、アウェイながらチームカラーの主張がしっかりできており良い。

 

サガン鳥栖

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前年度順位:14位 メーカー:NewBalance 胸番号:なし 採点:3.5/3.0

トーレス獲得で話題沸騰のサガン鳥栖トーレスの契約更改は済んだものの、同じくしてソシャゲメーカーのサイゲームスのスポンサー契約が満了し先行きが不安となっている。

ホームは伝統の全身水色にピンクの透かし。Jユニ特有のドぎつい透かしがあるが遠目で見るとあまり気にならない。それよりも、サイゲ撤退の影響で発表地点で背スポンサーが入っておらず、寂しさを感じる。

アウェイは白地にピンクのグラデーションを中央に配した。一昔前のバルサのユニフォームを思い出せるデザイン、もう1つのチームカラーであるピンクの主張が出来ているので良し。

 

名古屋グランパス

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前年度順位:15位 メーカー:Mizuno 胸番号:なし 採点:5.0/4.0

シーズンは常に残留を争いに巻き込まれ15位でフィニッシュしながら、得点王ジョーを輩出した名古屋グランパス

ホームはJリーグ参入当初のカラーリングである全身赤を再び採用。エンブレムとMizunoロゴを中央を添え、胸にオレンジと黒のボーダーを配したシンプルかつ挑戦的なデザイン。文句なしのカッコよさ。胸のみに数本のボーダーを据えたユニフォームはイタリアのサンプドリアやブラジルのサンパウロFCに見られるデザインだが、Jでこのデザインは史上初となる*9。最近のMizunoは肩のラインを廃した一方で非常に良いデザインを提供してくれている。優秀なデザイナーでも入ったのだろうか。

アウェイは同デザインで白×黒×黒。ほとばしるセリエA中堅クラブ臭。でも嫌いじゃない。

昨シーズンの最終節ではJクラブ史上初の試みである前倒し着用を実施。ただし規定改正前のため胸番号は配されていた。

 

ジュビロ磐田

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前年度順位:16位(参入PO勝利により残留) メーカー:PUMA 胸番号:あり 採点:4.5/3.5

昨シーズンはまさかの参入PO送りとなったジュビロ磐田。それでも参入POで東京ヴェルディを破り、今シーズンもJ1の舞台で戦うことになっている。

ホームはPUMAの最新テンプレートに、水色×白×水色を引き続き採用しているが、今シーズンは白袖を採用した。こちらも鼓動をコンセプトに胸に透かしを入れているが、磐田はなんと一直線。これでは心肺停止である。

アウェイは白地のシャツ、肩の黒いラインと胸にかかる水色の透かしをアクセントとしている。下半身はパンツソックス共に黒。デザイン自体は悪くないが、今季は両者とも白袖でホームで川崎と対戦した時に視認性に問題が出ないかと不安*10

ユニフォームとは直接関係のない話だが、ユニ発表時のキャッチコピーにライバルクラブの名が混じる鼓動(PULSE)を使うのは如何なものか。

 

松本山雅

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前年度順位:J2優勝 メーカー:adidas 胸番号:なし 採点:4.5/2.0

J2ながら集客に優れ、4シーズンぶりにJ1の舞台に戻ってきた松本山雅

ホームは緑と白のボーダーを採用。ポルトガルの3強の一角であるスポルティングCPを彷彿とさせるデザイン。余計な透かしもなくかっこいい。EPSONの表記は当初もう少し大きかったが、サポーターからの批判を受けストライプに収まる大きさに変更された。ただ背番号のオリジナリティがあれば5点あげられたのだが・・・。

アウェイは全身白。2年前の灰色ユニ事件からか、無難な配色となった。同時に没個性の塊でもある。

 

大分トリニータ

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前年度順位:J2・2位 メーカー:PUMA 胸番号:あり 採点:3.0/3.0

2013シーズン以来、6シーズンぶりにJ1の舞台に帰ってきた大分トリニータ

ホームは伝統の全身青で、テンプレートは昨季J1で使用していたものを流用した。昨季は縦縞にも使われていた黒のアクセントは肩ラインや襟部分などに抑えた。とてもシンプルにまとまっておりデザイン自体は悪くないが、近年アクセントカラーが迷走していないか?そろそろ初期の黄色を復活させてもいいはず。

アウェイは全身白地に青のアクセント。ホーム同様のデザインで、こちらはブレないデザイン。でも全盛期のアウェイは灰色だったしこちらもそろそろ復活させてもいいのでは。

 

番外:J2ユニフォームレビュー

ここからはJ2の内、素晴しいユニフォームデザインを採用したクラブを紹介する。ちなみにJ2で胸番号の廃止を明言している、あるいは廃止の可能性が高いクラブは栃木、横浜FC、金沢、岐阜、甲府、京都、長崎、鹿児島の8クラブ。

柏レイソル

昨年はまさかのJ2降格となった柏、千葉との同一ディビジョン所属により「千葉ダービー」が開催されることとなった。2年毎に変更する柏は今シーズンが変更時期となり、原点に立ち返ったデザインとなった。ホームは黄色地に黒袖を採用し、パンツとソックスは2011-12モデル以来に黒を採用した。ドルトムントを彷彿とさせる非常に美しいデザイン。アウェイは全身白で、ホーム同様に黒袖を採用。これも過去モデルに由来している。採点は5.0/4.5

 

ジェフユナイテッド千葉

続いては同じく千葉県のクラブであるジェフ千葉。ホームは久しぶりに全身黄色を採用し、脇から背中にかけてクラブカラーの緑と赤のラインを添えた。アウェイはライバルの柏が前代モデルで採用していた全身紺を採用、同一デザインだがクラブカラーのアクセントがより映える。個人的な意見だが、薄色系クラブはもっと紺ないし黒のアウェイユニを採用すべきだと思う。つまり、2017アウェイは黒歴史レベル。採点は4.0/5.0

 

FC岐阜

最後はFC岐阜サプライヤーをNewBalanceに変更して以来、J2トップクラスのカッコよさを誇るが、今季もその期待を裏切らないデザインを持ってきた。ホームは伝統の緑地にグラデーションを採用したデザイン、それ以外の飾りは無く非常にシンプルにまとめてきた。ソックス色には2シーズン白を採用してきたが、今シーズンは赤を採用。これが良いスパイスとなっている。アウェイは白と灰色に赤のアクセント、まるでリヴァプールのアウェイユニフォームのような配色でホーム以上にキマっている。採点は4.5/5.0

 

今後のJリーグユニフォームに期待すること

最後に、個人的意見も交えてJリーグのユニフォームが今後どうあるべきかについて語っていきたい。

スポンサー掲示について

Jリーグ、特にJ2以下のクラブはスポンサーロゴにある特徴がみられる。それはスポンサーロゴの台地を白で埋め尽くしており、クラブカラーで占める面積が損なわれてしまっている点である。台地を白以外のコーポレートカラー等でごまかすのはまだ許すが、ペタペタ貼り付けていますよ感が強く、見栄えが悪いと感じる。契約の都合上仕方がないかもしれないが、見栄えの良さやレプリカを売るときの印象の良さを考えれば、白抜きにするなどのデザインにして欲しいとは思う。

全身同色に「待った」

これは完全に個人的な希望でしかないが、Jのユニフォームは海外と比べ全身同色があまりに多すぎる。チームカラーを1色しかないクラブならまだしも、2色持ってるクラブが突然全身同色にしたりなどの傾向がみられ、多少の憤りを感じる。個人的には赤×白×赤とか、黄×黒×黄とかの方が、どっちのチームカラーも主張してますよ感があって良いと思う。

といっても全身赤のリヴァプールを応援する身としてはこの指摘はおかしいかもしれないが、むしろリヴァプールは海外では少数派で、レアルが全身白をやったり、バイエルンがシーズンによって全身赤をやるくらい。ユニフォームにカラフルさがあって見栄えがいいし、何せ海外は無駄な透かしや飾りを付けず、大胆なアクセントで攻めてくる。Jのユニフォームをデザインしている方々には、欧州サッカーのユニフォームが何故かっこいいのかを考えた方が良いと思う。

テンプレートは使いよう

Jに限らず、大手メーカーはテンプレートに沿ってユニフォームが制作されている。adidasは伝統の三本線を肩または脇、そしてパンツに入れているのは有名。また2014年辺りまでNIKEは特定のテンプレートを持っておらず独自性が強く出ていたが、2016年以降は首回りと脇にラインが入ったテンプレートを採用している。これらのおかげでサプライヤーがぱっと見で分かる反面、似たようなデザインになってしまうという問題が出ている。

個人的にテンプレート自体は否定しない。そのテンプレートを上手に噛み合わせることで名ユニフォームが生まれることもしばしばある。特に2015年以降のPUMAは名ユニ率が高いように思える。だがテンプレートに甘えすぎてはいけない。特に近年のNIKE。首元ラインならまだしも、胴体の透かしを他クラブからそのまんま持ってくるのは如何なものだろうか。予算とか時間の問題はあるかもしれないけど、もう少し何とかならないのか。

 

以上となります。Jではこの後期間限定の3rdユニを投入することが慣習となっております。そちらにも期待したいですね。

【ドット絵】「J1リーグ2019 ユニフォーム集」/「小路あかり」のイラスト [pixiv]

*1:いわゆる背番号と呼ばれるもの

*2:2016年の鹿島および2017年の浦和はクラブW杯モデルに限り胸番号が付いていなかった。FIFA主催大会のため非掲示でも使用可能だった。ただし2018年の鹿島はACLモデルの使いまわしということもあり胸番号を掲示していた

*3:札幌は赤黒、鹿島は「ディープレッド」、神戸は「クリムゾンレッド」

*4:実際、2005年から2014年までの10年間、清水と大宮と新潟は共にJ1で戦い続けていた

*5:柏と仙台が共にJ2以下だった2006年および1994年以前はジェフ千葉がJ1所属だった

*6:日本ではデサントが販売代理店として展開。そのためか欧州とは異なるテンプレートが採用されている

*7:昨季最終節の発表時ではなかったが、後日付いているモデルの存在が確認

*8:adidas最終年モデルで、この年は赤地に背中に黒の3本線が入るのみだった。当時のadidasの戦略が影響しているとみられる

*9:川崎の2000年代初頭のAwayも2本ボーダーを据えているが、胸というよりも腹に配されていた

*10:参考として、赤地に白袖を採用しているアーセナルが白地のアウェイユニを採用した例が過去にあったが、この時は濃色系の3rdユニを投入し対処している