あかいろモザイク

アニメ、サッカー、ゲームを語るブログ。

【2019冬アニメ】クール総括【随時更新】

いつものクール総括記事です。最近は大体モーメントでやっちゃってますが、本記事ではtwitterでは語れない少し辛口な表現も添えて感想を述べていきたいと思います。最終回の早い順に並べています。作品によってはネタバレも扱っています。

今期は諸事情のため、最初に数作品の感想を書いてその後順次更新させる形式を採りました。

 

序:今期の視聴作品について

平成最後のクールともいえる今年の冬アニメは15本をチョイス。続編が半数を占める中で始まったが多くの良作に巡り合うことができた。今期は「わたてん」と「JOJO」の2作品のみを推しアニメにしてきたが、それらに入らなかった作品も良質な出来だったと感じている。

見ておけばよかったアニメ達

今期は卒論や入院を控えていることもあって予め絞っていたとはいえ、絞りすぎたが故に話題作を何本かスルーする事態に。その1つである「かぐや様は告らせたい」は最終話直前で一気見して、最終話だけですがリアタイで見ました。その他「五等分の花嫁」や「ケムリクサ」なども時間があったら見ていこうかと思います。

 

作品感想

これまで通り新作のみ扱います。クールまたぎの作品も扱っています。見た作品全部の感想を書いていく予定でしたが、時間がないので一部省いています。

転生したらスライムだった件(2クール、完結)

「アイデアこそ斬新だが2クールもいるのかこれ・・・」と半信半疑の中で見始めた本作だったが、2クールどころかその先も見たくなる面白さだった(2期決定おめでとうございます)。

冒険というよりは多種族の共生を軸に置いた本作。主人公リムルが得た圧倒的な強さは敵を懲らしめるだけでなく、力を誇示することで信頼へと繋げていく所が良かった。最初は敵対していた種族も戦闘や対話を通じて仲間に加えていき、各種族の強みを都市開拓や総力戦クラスの戦闘で生かしていく姿は、開拓ゲームを見ているような心地よさだった。

スライムを主人公に据えたということで、人間にはできない俺TUEEE*1も色々見せてくれた。モンスターを吸収してカー○ィのように能力を駆使したり、シーンに合わせて人間の姿になったりスライムの姿に戻したり、体内で薬を調合して使いたいときに出したり(しかもバッグ等で管理してるわけじゃないから盗まれない)等々。最近なろう作品が馬鹿にされがちだけど、まだまだ捨てたもんじゃないと思う。

作画や劇伴に関してはまずまず。この手のアニメとしては珍しく男性声優を両クールのOPに起用したけど、個人的には合わない・・・。

あえて不満な点を挙げるとしたら2つ。1つ目は大賢者のくだりが寒かった。エヴァ風演出は本作に合わないような気が。2つ目は本編最後の、シズの教え子を守るパートがスケールの割にあっさりとしすぎていた点。無事に子供達の未来を守れたのは良かったけれど、「え、もう終わり?」っていう感じもあった。

個人的に好きなキャラはミリム。アイキャッチ画像に設定しているキャラです。えっちな外見だけじゃなく、子供っぽさを残しながらも可愛い性格が良い。2期でのご活躍にも期待です(その前に出番あるかな・・・?)。

キャラ★★★☆☆ 内容★★★★☆ 作画★★★☆☆ 音楽声優★★★☆☆ 13/20点

 

私に天使が舞い降りた!

今期の1クールもので最初に最終回を迎えたのは今季の癒し枠「わたてん」。僕はロリコンではないので最初この作品を楽しめるかどうか不安だったがそれは杞憂に終わることに。小学生勢のキャッキャウフフも良かったけどやっぱりみゃー姉が強かった。松本も最初なんやコイツかと思ったけど気が付けばみゃー姉の次に好きなキャラになってた。

動画工房なので今更語る必要はないが、作画は今季トップクラス。あと内容以外で特筆すべき点と言えば主題歌の質の高さ。後述の理由につき今季主題歌表彰のOP部門金賞をかっさらった。 

キャラ★★★★☆ 内容★★★☆☆ 作画★★★★☆ 音楽声優★★★★☆ 15/20点

 

BanG Dream! 2nd Season

1期放送後もソシャゲ「ガルパ」やショートアニメの放送(未視聴)などで話題が絶えず、2期と3期の放送を勝ち取ったバンドリ。2期ではソシャゲで活躍している他バンドも登場し、表面的にも物語の質としても厚みが増した。※現在僕はガルパをやっておりません。

前半(1~7話)では2期で初登場した各バンドのエピソードを扱った。個人的には2~3話のロゼリアメイン回が一番面白かったが、4話ハロハピメイン回におけるド派手なパフォーマンスも良かった。

後半(8~13話)ではおたえを巡る問題に焦点が当てられた。新興バンドRASへの助っ人加入と正式メンバーへの勧誘により、メンバー内で亀裂が走りおたえ自身もどちらを取るかで揺れ動いたが、最後は自身の意思を貫いた。シリアスな所でもシリアスになりすぎない工夫ができていたと思う。ただこの問題、完全に収束していないような描写もありまだまだ油断はできない模様・・・?

ということもあり、物語面では1期を上回る仕上がりとなり、ポピパ以外のバンドもしっかり個性が出ていたが、2期に入って全編で導入されたCGは終始残念な仕上がりとなった。全編CGで描かれたアニメが多かった今期アニメのうち、本作は手描き(2D)の延長線上ともいえるタッチだったが、最後までその違和感は拭えなかったと思う。近年はCGの質が向上し、作画陣の負荷軽減の観点からそちらを採用する作品も多くなっている、本作はどちらかというと手描きの方が適しているはず。儲かっているはずなのだからビジュアル面でももう少し頑張って欲しかったと思う。

音響面ではまずまず。12話で披露された「Returns」は秀逸な歌詞に惹かれた。

キャラ★★★★☆ 内容★★★★☆ 作画★☆☆☆☆ 音楽声優★★★★☆ 13/20点

 

風が強く吹いている(2クール、完結)

箱根駅伝を題材にした本作は正月の"本家"の開催を挟み冬クールで完結。あまり話題にならなかったが、個人的に推しアニメ以外では一番面白かったと思う。

陸上長距離の性質上、競技的要素を入れにくい本作は部員の人間的な積み上げが中心となった。特に主人公であるのカケルの、最初は協調性皆無で万引きまでかました訳ありキャラから、競技会や合宿を通じてチームに溶け込んでいく様子が印象深かった。最初はマトモに走れなかった王子も(良くも悪くもあった)安定感をひっくり返すように1区起用したのは芸当だなと感じた。箱根本番のレース展開や結果に関しても、それまでの積み上げを的確にぶつけており無難な締めとなった。リアルの箱根で初出場でシード取った大学はあまり聞いたことないが、モデルにした大学とかってあるのかな?

スポーツアニメに定評のあるIGが繰り出す作画は2クールともに良し。「ハイキュー」っぽかったけど。また日テレ製作ということで実名のロゴやスポンサーが多数採用され、本物感を駆り立てる一因となった。

キャラ★★★★☆ 内容★★★★☆ 作画★★★★☆ 音楽声優★★★☆☆ 15/20点

 

かぐや様は告らせたい

最終話直前に緊急参戦。タイトルにも記されている恋愛頭脳戦のみならず、純粋なラブコメやギャグとのバランスも取れていて面白かった。また、1話あたり3~4エピソードを単発でやっていく形式なので見やすかった(個人的にこの形式の作品は大好物)。

個人的に特別好きなパートはない(7話の下ネタパートは別)が、9~10話の一連の流れは総じて好き。

キャラ★★★★☆ 内容★★★★☆ 作画★★★★☆ 音楽声優★★★☆☆ 14/20点

 

ソードアート・オンライン アリシゼーション(第1~2クール)

「SAO」3期はフルダイブMMOでの戦いに身を投じたキリトと、ゲーム中で出会った相棒のユージオ、そして幼馴染(設定)のアリスの三者を巡る物語となっている。内容に関してはイマイチ覚えていない部分も多々あるけど、ユージオのアリスに対する想いや、3期でも変わらぬキリトの戦闘スキルの高さは十分伝わった。アドミニストレータ、どこまで畜生なんだ・・・。

戦闘シーンにおける迫力の作り方は1~2期からの進化を感じる出来。A-1なので作画は特筆すべきレベルではないものの、アングルやエフェクトなどの演出面で上手くカバーできていると思う。また1~2期ではあまり無かった露骨なエログロ表現も魅せてきた。いずれの要素も耐性はあるものの、比較的クリーンなSAOでこれをやってきたこともあってか結構キツかった。

気になりすぎる展開で終わった前半クールだが、続きは今年10月開始予定となんとも待ち遠しいものに。

キャラ★★★☆☆ 内容★★★★★ 作画★★★★☆ 音楽声優★★★☆☆ 15/20点

 

えんどろ~!

中世ファンタジーの世界観における「勇者」と「魔王」の立ち位置に重点を置いた日常系ファンタジー。一部で囁かれていた新日常系的な要素もなく平和に話が進んでいき、最終回も「なるほどその手があったか」と、あっと驚かせつつも納得させられる締め方になった。

キャラ原案のなもり先生が魅せるキュートなキャラクターは健在。序盤にtwitterの方で一部文句を言ったものの、終始安定していたと感じている。

キャラ★★★★☆ 内容★★★★☆ 作画★★★★☆ 音楽声優★★★☆☆ 14/20点

 

賭ケグルイ××

ギャンブルアニメの2期。新キャラが大量参戦し現生徒会と会長選を行うという熱い内容に。まず1話にギャンブル本編だけ引っこ抜いて、2話でイントロダクションという手法は良い引きの作り方だった。その後も新旧キャラを混ぜてのギャンブルで進行していき、1期以来本作の売り(?)ともいえる顔芸も中々にキマっていた。原作が続いているということで終盤はアニオリ展開だったが、×喰のキャラも濃く内容も手に汗握るもので良かった。

ただ、1期と比べ駆け引きの要素を強め過ぎたが故にギャンブルから遠ざかってしまった回も少なからずあったのは残念だった。またゲームによっては難解なものもありやや置いてきぼりだった印象も拭えなかった。

キャラ★★★★☆ 内容★★★☆☆ 作画★★★★☆ 音楽声優★★★☆☆ 14/20点

 

モブサイコ100

ボンズ謹製アクションアニメ2期。1期以上の高クオリティの脚本と作画を繰り出してきた。

まずは脚本面。2期では4話辺りからモブの内面的な「成長」がプッシュされることとなり、諸問題の解決と終盤の爪との対峙に厚みを持たせることとなった。また、後半では霊幻の「一般人」視点も推されることになり、能力を使えないのならどう物語世界に貢献していくか、というところが良く描かれていた。

次は本作の売りであるアクションシーン。最終決戦にあたる11~13話のアクションも良かったが、個人的には5話のインパクトが強すぎた。あまりの完成度の高さに作画班大丈夫か?と心配になるレベル。

最後は主題歌。EDは並の出来だが、OPは圧倒的な作画と演出でTVアニメでやるには勿体ないクオリティとなった。

キャラ★★★☆☆ 内容★★★★★ 作画★★★★★ 音楽声優★★★☆☆ 16/20点

 

荒野のコトブキ飛行隊

水島努のオリジナルアニメ。個人的には、全体を通じれば面白かったで締めることはできても、要素によって良し悪しが分かれる結果となった。

まずは空戦シーン。戦闘機のCGや駆け引きも良かったが、音響面が非常に印象深かった。TVアニメとしてはやや大きめの効果音に加え、劇伴を無くして効果音だけで戦うシーンをいくつか用意した結果、臨場感を最大限に引き出すことに成功した。1話ではほぼ全編これに当て、以後の回でも、タイトルにも記されている荒野の他、上空、峡谷、そして最後は大都市と戦場を変えながらそのクオリティを維持した。正直劇場アニメで見たかったくらいの出来だったと思う。

次にキャラクター。主要6キャラは皆個性が出ていたが、この手のアニメでは多いメイン回の概念が不鮮明だったが故に一部キャラの掘り下げが足りなかったかなと思う。6話のキリエの幼少時代に迫った回は個人的にベスト回だった。「SHOROBAKO」や「監獄学園」などの近年の水島作品にみられるキャラ同士の掛け合いのテンポの良さは本作も健在だった。

一方でストーリーは回によって出来に差があったと思う。1話のロケットスタートぶりは良かったが、2話や5話を中心に微妙な回が前半で続いた。後半は方向性が鮮明になったことで質も良くなったが、序盤のつまづきが足を引きずる形で物足りなさも感じられた。

最後に作画。前述の通り空戦シーンのCGは良かったものの、それ以外の会話シーンなどでは手描きとCGを混ぜる特殊な手法を用いた。CG自体の質は悪くなかったものの、やっぱりどちらかで統一して欲しかったと思う。

続編を作るのであれば、2期よりも劇場版が欲しい。ただ水島監督自身はガルパン最終章もあるため少々厳しいか・・・?

キャラ★★★☆☆ 内容★★★☆☆ 作画★★★☆☆ 音楽声優★★★★★ 14/20点

 

キャプテン翼(4クール、完結)

伝説のサッカーアニメの第5作は冬クールで完結。秋クールより描かれていた中学生編では試合展開にバリエーションが生まれ、ハチャメチャ具合も増した。某サッカーアニメによるワンパターン展開には飽き飽きしていたので(結果は大体分かっていても)手に汗握らされた。爽やかさと天性溢れる個人技を全面に押し出す翼と、スポ根キャラ特有の力で制していく日向との対比も良かった。

代表合宿や海外組の活躍から見るに続きも見たいが、果たして作られるのだろうか。

キャラ★★★★☆ 内容★★★★☆ 作画★★★☆☆ 音楽声優★★★☆☆ 14/20点

 

とある魔術の禁書目録Ⅲ(2クール、完結)

最終回の視聴が終了し次第、更新予定。

 

主題歌表彰

続いては恒例の主題歌表彰。選考基準は大きく変えていませんが今期より次点を1曲のみの選出としました。今期は質の高い主題歌に多く巡り合うことができた。圧倒的な画力や、本編との調和性の高い歌詞、原作へのリスペクト等、16秋に匹敵するレベルの豊作ぶりだった。

OPは前述の通りわたてんが金賞。「Aチャンネル」や「ゆるキャン△」などに見られる、スタッフクレジットと映像を溶け込ませる構成と良質なアニソンが金賞への決め手となった。銀賞に入ったモブサイコ2期は圧倒的な画力と演出で攻めてきた。銅賞のコトブキは躍動感のあるメロディと歌詞が印象的だった。

ここからはOPの次点、表彰漏れのOPについて。賭ケグルイは1期を上回る芸術的な構成で攻めてきたが、楽曲面で表彰入りの3曲に及ばなかったため次点入り。キャプテン翼の中学生編OPは2クール続けての使用のため今回の選考基準から外したが、原作コマを上手にアレンジしリスペクトに溢れる構成となった。かぐや様OPは飛び入り参戦のため選考基準から外したが、こちらも芸術点の高い映像とオシャレな楽曲で金賞クラスの完成度だった。

EDは全体的に映像よりも楽曲の質が良い曲が揃った。接戦の末えんどろ~!が金賞を獲得。声優としての水瀬いのりとはまた違った可愛さを出してきた。銀賞のわたてんはかわいいをギュッと詰め込んだ。銅賞の賭けグルイは1期にあったエロスは失われながらもなお良質な楽曲が受賞の決め手となった。

 

来期の視聴作品

最後に来期の視聴作品について。こちらの記事でまとめています。もしかしたらドタキャンの可能性も。

akairomosaic.hateblo.jp

*1:決してネガティブな意味合いを以て使っているわけではない