あかいろモザイク

アニメ、サッカー、ゲームを語るブログ。

『マリオカート』シリーズの未リメイクコースについて語りたい。

マリオカート ツアー」の配信が明日に迫りました。期待と不安の声が両方聞こえていますが、僕自身も実際そんな感じです。

今日は本作とは少し話が逸れますが、過去のマリオカート作品においてまだ1度もリメイクされていないコースについて語っていきたいと思います。

先日上げたマリオカート ツアーの記事はこちらから↓

akairomosaic.hateblo.jp

 

序:リメイクコースとは?

マリオカートシリーズは作品を追うごとに新コースが多数追加されているが、その一方で過去作のコース(公式による呼称は作品によってバラバラで、本記事ではリメイクコースで統一する)も多く登場している。

リメイクコースが初登場したのは3作目「アドバンス」で、一定条件を満たすことによりSFC版「スーパーマリオカート」のコースで遊ぶことができた。この作品でのリメイクは後の作品とは異なり、25コースすべてがリメイクされていたが、障害物などのステージギミックはオミットされていた。

次回作である「ダブルダッシュ」では導入されなかったが、「DS」でリメイクコースの概念が復活。当時のリメイクコースの総称は「レトログランプリ」だった。過去4作品からそれぞれ4コースがピックアップされ、ステージギミックも完備。現在までにおけるリメイクコースの手法が確立した。

その後は作品数の増加に伴い1作品におけるリメイク数は減少したが、それでも穴埋めのように過去のコースがリメイクされていき、これまでにのべ56コースがリメイクされている(ツアーでリメイクが確定したコースは除く)。

しかし、その56コースに入らなかった、いわゆる未リメイクコースも多数存在している。リメイクされていないコースや、リメイクされない理由などを考察していきたい。なお本記事でバトルコースとSFC版と「7」のコースは扱わないのであしからず。

 

マリオカート64

1996年発売の2作目。プラットフォームがNINTENDO64に移行されたことにより、初の3Dコースが実現。アイテムボックスやミニターボなど、現在に繋がる要素が多数導入された。

人気の根強い作品ということもあり中古はあまり出回っていないが、WiiUバーチャルコンソールで配信中。

ワリオスタジアム

スターカップ第1コース。実は本作の未リメイクコースはこのコースのみとなっている。BGMはマリオサーキットなどで使われているサーキットBGM。DSの同名コースとは無関係。

巨大なスタジアムを縦横無尽に駆け抜けるコースで、大小異なる凸凹がいくつも設置されている。カートレースというよりはモトクロスのようなコースである。一方でプレイヤーにダメージを与えるギミックは存在しないが、当時の仕様で壁に激しく衝突するとクラッシュする仕様がある(本コースに限らすほとんどのコースで起こり得る現象)。

凸凹の多さから、ジャンプアクションの導入された近年の作品とは相性が良いように見える。しかし本当の問題はコースの長さにあり、スペシャルカップレインボーロードの2000mに次ぐ1591mである(公式設定)。任天堂公式記録が3'55''90であり、素人がやれば当然のように4分を超える。

さらに本コースのみならず、本作のコースはスペック的な問題からギミックの配置に乏しい。凸凹以外の目立ったギミックが存在しないため、これまでリメイクされなかったと思われる。リメイクするための条件としては、セクション制への移行や周回数の改変*1、コース構造の魔改造が必須となる。

しかし、次回作のツアーでは原作再現路線に回帰することもあり、今回もリメイクの可能性は厳しいと予想される。

余談だが、本コースで使用されているサーキットBGMはマリオカート屈指の名曲として知られる。採用されているコースも多く、そのためかDS以外のすべての作品でリメイク済み。

www.youtube.com

 

マリオカートアドバンス

2001年発売の3作目。携帯機初のマリオカート

ドライバーズポイントの他に走行時の内容で判定が下されるランク制が初導入。モバイルアダプタを用いたタイムアタック大会の実施など先進的な試みも行われた。前述のように復刻コース初登場作品でもある。

現行での最新作「8」および「8DX」では「チーズランド」と「リボンロード」がリメイクという名の「魔改造」が施され、原型を留めていないとして物議を醸した。

テレサレイク

フラワーカップ第2コース。SFC版における「おばけぬま」系統のステージ。

前述のおばけぬまのようにフェンスに木箱が設置されておらず、壊された箇所がコースアウトになるという仕様。このギミックはWiiのおばけぬま2が復刻した際に再現されている。また大ジャンプエリアも存在しており、ジャンプアクションの導入された現代マリオカートではリメイクする価値はある。

魔改造せずとも、十分コースの良さは出てくると思うのでリメイク可能性は十分あるかと。

プクプクアイランド

サンダーカップ第3コース。オリジナルではヘイホービーチに続く海系コースだが未リメイク。

ギミックというよりも、外観でリメイクを希望。夕焼けの海辺で走るのってマリカだとあんまりないので走りたい。またリメイク件数の多い海枠でも、数少ない未リメイクコースなので可能性は高いはず。

サンセットこうや

サンダーカップ第4コース。荒野系コース。

こちらも外観でリメイクを希望。BGMもかなり良質でリメイクすれば神曲に化けるはずだが、何故・・・。

 

マリオカート ダブルダッシュ!!

2003年発売の4作目。シリーズ唯一となる2人乗りを採用した異色の作品。

キャラクターがフル3Dで表現された初の作品でもあり、ドライバーズポイントが現行の形式になり5位以下のやり直し制度が廃止されたのも特筆すべき点。

キノコシティ

スターカップ第2コース。シリーズでは珍しい、本格的な市街地コース。BGMは「キノコブリッジ」と同一。なお、キノコブリッジはDSでリメイク済み。

シリーズとしては64キノピオハイウェイ以来となる、一般車と混じって走行するコースで、ハナチャンカーやボムへいカーなどマリオカートらしい車も出てくる。個人的にはダブルダッシュの中でも1,2を争うレベルで好きなコースで、新作が出るたびに本コースの復刻を希望していたが、現地点ではリメイクされていない。

リメイクされない理由としては、ガッチガチの現代市街地コースであるが故に、反重力ギミックが使いにくく(使っていないコースもあるが)、水中や空中のギミックも作りにくいためと思われる。また直接的理由ではないが、一般車と混じってレースすることがガチ勢に不評であるのもそれを後押ししていると思われる。

リメイクするのであれば、同じく市街地でも近未来志向のネオクッパシティ並みの魔改造が要求される。だが次回作のツアーでは同じ市街地コースで、しかも実在の都市をモデルとしたコースが多数登場。復刻可能性は限りなく低いと思われる。

ワリオコロシアム

スペシャルカップ第1コース。広大な屋内コロシアムに設置された金網地帯を駆け抜ける。1週が非常に長く、前述のように2周制という異例の体制を採っている。

1周の時間が異常に長く、走りにくいコース構造ではあるが、プレイヤーを攻撃するギミックはない。アイテム運もそうだがコースの構造理解など、走力が要求される仕様となっている。個人的にもリメイクして欲しいコースの上位に入る。

2周制というのと、3セクション制にすると中途半端な短さになるのがリメイクされない理由と思われる。ただそれ以外の理由が見つからないので割とリメイクされないのが謎である。

ツアーでのリメイク率は前述2コースと比べるとまだ高いと思われる。しかし、やはり2周制が任天堂的には気に入らないかもしれない。

 

マリオカートDS

5作目。タイトルロゴが現在のものになり、Wifiを利用したネット対戦が初実装された。先日の記事のように、リメイクコースが初導入された作品。

テクニックの1つである「直線ドリフト(直ドリ)」が全盛期を迎え、公式タイムアタック大会を中心に多用された。これを任天堂が問題視したのか、Wii以降ではミニターボの仕様が変更されている。

本作で特にリメイクして欲しいコースはないので、ここではリメイク可能性の高いコースを挙げたい。

キノコリッジウェイ

フラワーカップ第4コース。道路系コースであり一般車も走るコース。

リメイクされていない理由は特殊ギミックが導入しにくく、また他の道路系コースと押しやられる形で、というのが一番自然な理由だろう。とはいえコース自体は非常にシンプルなので多少改造すればリメイク可能性は十分ある。

マリオサーキット

スターカップ第3コース。同名のコースは他作品にいくつもあるがそれらとは無関係。

コース構造としては王道のサーキット系であり、砂利道やクリボーパックンフラワーが設置されている。というよりも、GCマリオサーキットに近い構造である。

半重力や水中空中ギミックが導入しにくいため、また先にリメイクすべきサーキット系コースがあったために現在に至るまでリメイクされていない。逆にド派手なギミックを要しているわけでもないのでリメイクハードルは低く、原作再現志向に再シフトするツアーならリメイクも十分あり得る。

 

公式タイムアタック大会の動画はこちらから。動画の再生にはAdobe Flash Playerのインストールとサイト内許可が必須。↓

www.nintendo.co.jp

 

マリオカートWii

6作目。バイクの登場、ジャンプアクションの導入、12人制などの新要素を次々に導入し挑戦に富んだ本作。

Wi-fi対戦が本格化し、マリオカート自体の競技性が高まったが、ファンキーバイクWiiと揶揄されるなどバランス調整に難を抱えた惜しい作品。

マリオサーキット

フラワーカップ第1コース。

コース名に違わぬ王道系サーキットだが、本作ではワンワンやクリボーなどが設置されており、GC版の同名コースに近い方向性を打ち出している。

ギミック、世界観共に地に足つけたコースで、リメイク確率はかなり高いと思われる。BGMもかなり好きなので是非リメイクしてほしい。

DKスノーボードクロス

フラワーカップ第3コース。スキー場を舞台としたコース。

序盤の大砲ジャンプに連続ヘアピンカーブなど、GCDKジャングルの雪山版ともいえる作り。雪山を舞台としたコースは特別珍しくないが、後半のハーフパイプポイントでジャンプアクションを決めると歓声が上がるなど、演出面で強さを感じている。

大砲ポイントをグライダー対応にするなどのちょっとしたテコ入れでリメイクできそうだがハーフパイプによるジャンプアクションがWii独自の要素であり、これに対する扱いがリメイクへ向けての課題となる。

 

以上となります。リメイクへのポテンシャルが高いながらもされなかったコースから、近年のマリオカートの方向性でハブられ続けたコースなど色々ありました。これらのコースが再び日の目を見ることを期待したい・・・。

*1:64以降、ほとんどの場合で3周または3セクションとなっており、例外はGCワリオコロシアム(2周)とGCベビィパーク(7週)の2例のみとなっている