あかいろモザイク

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【リバプール】欧州サッカー前半戦総括【インテル】

今年最後の記事になります。欧州サッカーの19-20シーズンの前半戦を振り返っていこうかと思います。

※本記事でLiverpoolは「リバプール」と統一する。発音上は「リヴァプール」の方が正確。

 

リバプール、無敗で折り返し。冬の移籍市場では南野も加入

UEFAチャンピオンズリーグ王者として今シーズンを迎えるリバプールプレミアリーグの初制覇をはじめ、CL連覇やCWCへの挑戦など大目標をいくつも抱えてのシーズンとなったが、夏の移籍市場はエリオットなど将来投資を目的とした数選手の補強に留まった(その後、アリソンの負傷やミニョレの移籍に伴いフリーになっていたアドリアンを獲得)。

昨シーズン、勝ち点97ながら優勝を逃したプレミアでは開幕16戦1分とロケットスタートに成功。優勝争いの最大のライバルであるシティを3-1で快勝し、他のビッグクラブ相手にも確実に勝利を収めた。しかし昇格組のシェフィールド・ユナイテッド戦やクリスタルパレス戦など中小クラブ相手では苦しみながらも勝ち点3を得るなど、決して平坦な道のりではなかった。王者として臨んだCLではアンチェロッティ率いるナポリ相手に1分1敗と苦しみ、またまた最終節までもつれるも、ぎりぎりで首位通過。なおアンチェロッティはCL後に国内の成績不振(や会長との不仲)で解任され、元ミランガットゥーゾが指揮することに。

リーグやCLで確かに結果を残し続けてはいるものの、選手の相次ぐ負傷に悩まされており、現状としては野戦病院。守備的MFのファーストチョイスであったファビーニョの負傷で、ロングボール戦術に危機が訪れるのではないかと思われたが、ヘンダーソンらの現存戦力が同様の立ち回りを実現したことで上手く凌げている。冬の移籍市場ではクラブ初の日本人である南野拓実を獲得。サラー、マネ、フィルミーノをはじめとした強力な前線にどう割って入るかが楽しみである。

一方で今季より導入されたVARでは多くの試合でその微妙な判定や運用方法に翻弄されることに。シティ戦やクリスタルパレス戦ではVARが無ければ負けていたor引き分けていた試合があった一方、ユナイテッド戦(生では見てない)ではユナイテッドに2つの有利な判定が与えられたことで勝ち点2を落とした。リバプールがVARに翻弄されているというのも大きな問題点だが、プレミアリーグ独自の運用方法(主審がモニタを見ずVAR審判の無線を通じてしか判断していない)には首をかしげるしかない。個人的にはVARを廃止しろという立場ではないものの、VARの運用方法や基準は改善しなければならないと思う。あと、「LiVARpool」とか使っているアンチ共は不利になった試合も見てから言ってくれ。

問題は後半戦。クロップ就任以降、冬場はリバプールの弱点であり、昨シーズンはこの時期の失速がV逸の要因となった。まずは明日早朝のレスターとの天王山を制し、後半戦もすべての試合で勝ちを狙いたい。そうすれば必ず優勝は見えてくる。もちろんCLやFAカップも狙いたいし、南野の活躍にも期待したい。負傷中の選手の早期復帰と、中盤を中心としたさらなる補強も願いたい。

 

インテル、コンテの下で優勝争いへ。今年こそ「インテルベル」回避を

応援しはじめて2年目のインテルチェルシーやユーベでリーグ優勝に導いたアントニオ・コンテが監督就任。イタリアダービー的に禁断禁断って言われているけど、今我々は結果が欲しいのでそんな事言っている場合でないのでは。

国内では13勝3分け1敗とこちらも好スタート。イタリアダービーを落としたのが悔やまれるがそれ以外の試合は大体落としておらず、ミラノダービーナポリ戦、ラツィオ戦などのビッグマッチもしっかりとモノにしている。

スパレッティ時代の4バックから3バックを基軸とした戦術に切り替わり、大型補強も敢行。ルカク、バレッラ、センシ、ビラーギ、ゴディン、A・サンチェス(期限付き)を獲得し、いずれの選手も一定以上のパフォーマンスを見せている。特にルカクラウタロとの「ラウカク」2トップで得点を量産。センシも足先の上手さとチャンスメイクで早くもチームに無くてはならない存在になり、それだけに負傷離脱は非常に悔やまれる。現存戦力の役割も大きく変わり、特にアサモアカンドレーヴァは両WBに割り当てられたことで安定感が増した。その他戦術関連ではバルサ戦などで披露したビルドアップの質の高さも見物。

一方で、和を乱す選手を嫌うコンテに合わないナインゴランとイカルディは放出。イカルディジエゴコスタ案件*1の再来か?と騒がれていたがPSGへの期限付き移籍が実現。PSGでは早くもチームにフィットし得点も量産。早く完全移籍させて大金をゲットしたい所。ナインゴランもカリアリの大躍進の原動力となっており、ここまではwin-winといえよう。

インテルも問題点は冬場と選手層。今年も「インテルベル」と呼ばれて揶揄されるのは勘弁*2。また中盤の野戦病院ぶりはリバプール以上に深刻であり、これがCL敗退の遠因となった。冬の移籍市場、FWの3枠目としてジルーを獲得するのも良いが、ビダルラキティッチなど噂されているMFの補強も是非。

 

リーグ戦は好調も、悩ましい所を多く抱えて年を越そうとしている両クラブ。両者のリーグ優勝と、それぞれのヨーロッパの舞台で頂点に立つことを願いたい。

*1:ジエゴコスタは16-17シーズンのリーグ優勝の原動力となったが、コンテと合わず17-18シーズンの前半戦を干された。コスタはもめ合いの末、当時補強禁止処分中のアトレティコに移籍し、半年間公式戦から離れていた

*2:インテルベルは2シーズン前にインテル公式がクリスマスシーズンにうpしたジングルベルの替え歌。17-18シーズンはこの動画を上げてから大失速し、優勝争いからCL争いに転落した