あかいろモザイク

アニメ、サッカー、ゲームを語るブログ。

2021冬アニメ1話感想【後半】

前半はこちらからどうぞ↓

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のんのんびより のんすとっぷ

このゆっくりと流れていく空気感が堪らない。新キャラのあかねちゃん可愛いよ。

 

アズールレーン びそくぜんしんっ!(ショートアニメ)

ラフィーちゃんかわいいかわいいアンドかわいい。アニメ本編は微妙でしたが、その後えちえちなキャラデザに負けて数か月前からゲームを始めました。

 

転生したらスライムだった件(第2期、分割2クール)

2期1話としては思えぬ落ち着いた入り方だったが、方向性も特に変わることも無いので安心して楽しむことが出来そう。とはいえ元々多めだったキャラがまた増えてきたので、彼らをどう動かすかが心配な所ではあるが。

 

ワンダーエッグ・プライオリティ

いわゆる鬱系アニオリ。既に他所から指摘されている通りポップな絵面にえげつない要素、そして胸糞な敵キャラとまどマギに近い物を感じさせる。エッグに印字されている文字の意味って何でしょうかね。面白いのだが放送時間が遅すぎるのがネック・・・。

2021冬アニメ1話感想【前半】

今期アニメの1話の雑感です。放送開始順です。新作のみです(進撃の巨人、リゼロ2期は扱いません)。

 

ウマ娘 プリティーダービー Season2

主人公がトウカイテイオーに交代した2期。史実では怪我との戦いやそこからの復活などかなりドラマチックな経歴を辿っているので面白そうではある。制作もスタジオKAIに交代したが(本作が初元請けだとか)、今の所作画演出ともに問題はなし。

 

ゆるキャン△ Season2

3年越しの続編。1話はしまリンが初ソロキャンプに挑むところから始まり、続いて現代パートでSNS交流、そしてカレーに始まりカレーに終わる流れだった。ここでしまリンとの原点に触れることができて良かったですね。そしてなでしこ×斉藤さんという珍しい絡みも。野クルは断られたけどw

SNSを中心とした交流も1期から培ってきた本作の強み、時世的な背景もあり「一緒にいなくても繋がっている」がより映える2期になるであろう。そして2期から新登場の綾乃はいつ登場するか、楽しみである。

OPは1期のようなオシャレ路線から、スタンダードながら立体感のある構成に。曲もヨシ。

 

五等分の花嫁∬

1話はキャラの顔出しと目的を紹介する、いわゆる導入回。2期新規勢にも優しい仕様。

そして制作がバイブリーに交代したということで作画関係に大きな変化が見られた。1期から鮮やかになった印象。五月の瞳に風太郎の顔を反射させている所は凝っていると感じた。しかしバイブリーは過去に「アズレン」でスケジュール遅れによる翌クール完結や作画の崩れが目立ったという前科があり。個人的にも応援している会社なので頑張って欲しいところではあるが・・・。

 

バック・アロウ

久々のロボットアニメ。ギアスの谷口悟朗×グレンラガン中島かずきという俺得コンビで早くも期待MAX。そして本編、原始的ながらも多数のメカが登場し近未来を漂わせる世界観、軽快なストーリー運び、時折入る(下ネタ込みの)ギャグ描写、そして豪快なメカバトルと1話としては申し分のない立ち上がりだった。

LiSAさんが歌うOPも良かった。鬼滅で知った人にも是非聞いて&見てほしい。その他、序盤にEDを持ってきた手法は新しいなと感じた。クレジットのせいか2000年代っぽく感じたけどw

 

はたらく細胞!!

2期。たんこぶという、ありふれたテーマから始めたのは良き。展開がめちゃ昭和臭かったけど、ギャグっぽく見せていたので大目に見る。OPは賑やかになりましたね。

 

はたらく細胞BLACK

外伝。いきなりブラック企業のテンプレ全開でヤバかったですね。内容も2期の対比とも取れる展開だったがこれは狙ってやっているのだろうか。本編2期が老若男女すべてをターゲットにしていたが、本作は内容にしても演出にしても成人男性がメインターゲットだろうか。あと白血球さんでかい。

 

2020年のアニメ界を振り返ってみよう

皆さんこんにちは。小路あかりです。今年も残すはあと3日となりました。

今日は、2020年に視聴したアニメや、アニメ業界の出来事について振り返ってみようかと思います。

※主観多めです。

 

視聴作品振り返り(TVアニメ編)

冬アニメ、帰ってきた魔法少女と極上アニメーションとの邂逅

冬アニメは13本を視聴。このクールの私の関心の中心は「マギレコ」だった。原作ゲームプレイ勢としても、アニメで動くマギレコを見れるだけで感激だったし、アニメを見て改めてマギレコの良さを実感することができた。偉大なまどかと遜色のない活躍を見せるいろはちゃんと、個性豊かなみかづき荘のみんな。放送時期こそ未定だが、2期も楽しみである。1期地点で軽いアニオリ要素は入っていたが、2期は原作地点で抱えているアリナ問題をどうするのかが気になる所でもある。あとはどこでもいいからみゃーこ先輩を出してくれ・・・。

このクールのきらら作品は「へやキャン△」と「恋する小惑星」の2本立て。へやキャン△はショートアニメ、短すぎたけど面白かった。恋する小惑星は夢に向かう少女の真摯な姿と時折入るギャグの塩梅が素晴らしかった。最近のきららはキャラに加えてストーリーも強い。

そしてこのクール最大の掘り出し物は「防振り」だった。軽い気持ちで見たつもりが予想以上にハマった。無自覚な私TUEEEってヤバイよね。

 

春アニメ、相次いだ延期とその中でも輝いた2作品

春アニメは「俺ガイル」や「リゼロ」「SAOアリシゼーション」など各ラノベレーベルの主力作が鎬を削る激戦クールにかるかと思われたが、コロナ禍によりいずれも延期。そんな中で「かぐや様は告られたい」2期と、「かくしごと」がこのクールでも特に見ごたえのある作品だった。かくしごとは笑いメインでシリアスちょっぴり、そして最終回のド感動展開で素晴らしすぎた。

 

夏アニメ、大作ラノベ作品目白押しで予想外の豊作

夏アニメは春アニメの延期分を中心に視聴。「俺ガイル」3期は完璧すぎる締めくくりを迎え、「リゼロ」2期では1期以上の絶望感を味わせ、「SAOアリシゼーション」最終章は1年半にわたる激闘に結末。ラノベ勢が非常に目立ったクールであった。その他「ていぼう日誌」などの掘り出し物もあった。

 

秋アニメ、百合モノ大躍進と帰ってきた名作たち

秋はリアルの日程に余裕ができたので20本視聴。「アサルトリリィ」「安達としまむら」「魔女の旅々」など百合描写に力の入ったアニメが躍進を遂げた。そんな百合作品も構成重視からギャグ寄りまで多彩なラインナップだった。

「数年ぶりの続編」となった作品も目立ったこのクール。5年ぶりの新作となった「ごちうさ」3期は圧巻の出来、4話はこのクール一番の神回だった。そして10年ぶりの新作「ストライクウィッチーズ」は進化した作画演出と10年間のブランクを全く感じさせない高品質のストーリーを見せてくれた。

一方で「おちフル」は変態描写の限界に挑戦。きらら作品とアイドルものの常識を次々とぶち壊し、同クールでひと際強い個性を放った。

 

視聴作品振り返り(劇場アニメ編)

今年は4本の劇場アニメを鑑賞してきました。予定では5~6本ありましたが、コロナ禍や秋の引っ越し等で見れなかった作品が結構ありました。

メイドインアビス」ボンドルドとの死闘を描いた

アニメでやると動くからヤバさが10倍くらいストレートに伝わる。 続編も決まっているけど今の所音沙汰なし。できればアニメ2期でお願いします・・・。

 

ゴブリンスレイヤー」ハードな展開と巧みな戦闘描写は健在

すみません半分くらい話忘れてしまいましたorzでも面白かったです。 

 

SHIROBAKO」極上の仕上がり

2本目は「SHIROBAKO劇場版」。アニメを作るアニメ、今度は劇場アニメの制作に挑んだ。TVシリーズで順調に見えていた所での急転、そしてそこからの復活劇が素晴らしかった。TVシリーズとは違い製作現場をリアルに描く所はやや薄れてしまったけど、人間ドラマや話の盛り上がりで上手くカバーできていたと思う。

劇場で見終えた後の爽快感は、今まで見てきた映画の中でも1,2を争うレベル。円盤の購入を検討中です(2021/1/8発売)。

 

鬼滅の刃」劇場版ならではの超クオリティが炸裂

3本目は「鬼滅の刃 無限列車編」。半年ぶりでかつコロナ禍に伴う感染対策が施されたうえでの鑑賞となった。

下弦の壱こと魘夢戦からずっと興奮しっぱなしだった。ストーリーに関しては並みの出来ではあるが、戦闘描写の派手さで見事に補えていたと思う。しかし本作はやはり煉獄さんがめちゃくちゃカッコよかったと思う。上弦の参こと猗窩座戦で魅せた、柱としての覚悟が溢れる戦いに痺れさせた。物語はTVアニメの続きだったけど、これは劇場版に回して大正解だったと思う。

続編の話はありませんでしたが、あの爆売れようだとやらないとおかしいので、まずは気長に待つとしましょう。

 

業界の話題

TVアニメの放送・劇場アニメの上映の延期相次ぐ

日本国内では2月中旬から猛威を振るい始めたコロナ禍。オフィスでの作業が中心のアニメーション業界もその余波を受け、特に春期と夏期のアニメの放送スケジュールで大きな影響を受けた。

まず3月に、「リゼロ」2期が早々と1クール延期に踏み切り、その後も「俺ガイル」「SAO」など話題作を中心に1クールの延期を発表した。「ていぼう日誌」などが途中で翌クールへの延期を発表し、本来新作アニメが放送される予定だった放送枠には過去シリーズおよび他作品の再放送を埋めるなどして対応した。

夏期クールに入ると、緊急事態宣言が解除され、感染者数が一時下がったために、春クールと比べ新作の数は埋まるようになった。しかし製作サイドや放送枠等の都合から、「ダンまち」「アサルトリリィ」など夏放送予定だった作品が秋にずれ込み、秋期放送「五等分の花嫁」2期も翌年冬期クールにずれ込むなど、主に放送枠関係で放送時期がずれ込む形となった。

しかし、劇場作品はTV作品よりも深刻な影響を受ける形となった。制作側が現場に集まれないことに加え、観客側も長時間多人数で居座ることに伴う感染リスクの高まりから、3月以降に公開される予定だったアニメ映画が次々へと延期。2月29日公開だった「SHIROBAKO」劇場版も、予定日通りに公開はできたものの、感染拡大により短期間で上映終了している(その後、一部劇場で再上映された)。

 

リアルイベントにも余波。しかし地方格差解消のきっかけに?

TVアニメ放送後に行われる各種イベントや声優・アニソン歌手のイベントも、中止や延期に追い込まれた。緊急事態宣言解除後は、オンライン形式や、入場制限を加えた上で再開された。

しかしオンライン開催は決してデメリットだけではない。これまで首都圏や関西圏以外、いわゆる地方でアニメ関連のイベントが開催されるといえば、全国ツアーや5大ドームツアーなどの大規模イベントぐらいでしか開催されなかったが、完全オンライン開催や現地とオンラインを併催する形式では、日本全国どこでも自宅でイベントに参加することが可能になった。

アニメ業界は他業界と比べても首都圏一極集中が著しく、地方民はイベントに参加するために高い移動費で参加せざるをえなかったり、参加を見送らなければならないケースが多かった。最近広まりつつあるオンライン開催は、コロナ禍が収束しても是非継続していただきたいものである。オンラインで開催or併催すれば、地方民からも入場料収入を巻き上げられるので、やらない理由は小さいのではないかと。

 

鬼滅の刃」劇場版、空前の大ヒット

10月16日に公開された「無限列車編」は公開初日から驚異的な興行収入を記録。1週目でいきなり100億を達成し、3週目には200億を突破した。11月24日には国内歴代2位となる259億円をマークした。

先述のような厳しい情勢の中で記録したのは素晴らしいと思うし、この売上が作品に携わったクリエイター達にしっかり還元されることを願いたい。

 

「鬼滅」大ヒットによる便乗とその副作用

社会現象クラスの人気を得たことで、普段アニメを扱わないメディアからも本作の人気にあやかった記事が連日のように見られている。月の満ち欠けから劇場版の舞台となった日付を割り出す等、凝った考察記事も出てきている半面、鬼滅要素を半ば無理矢理ビジネスに絡めたり、人気の高さを逆手に雑に批判する記事も多く流れている。

自粛を求められる情勢の中で1作品によって経済を大きく動かしたのは十分に凄いことではある。しかしそれを雑に評価してしまうと、メディアの影響力も相まって、正当でない評価が世間の情勢のように語られてしまう。いくらインターネット、SNSがが発達した現代でもその流れが弱まったとは言い難い。鬼滅ブームに乗ること自体は否定しないが、乗るときは作品を正しく見て、批判するときも雑に叩かないことをお願いしたい。

 

2021年以降の注目作

ここでは来年以降に放送されるTV作品、および上映される劇場作品のうち、個人的に期待大な作品や、気になっている作品をざっと挙げていきたい。

  • ゆるキャン△・・・冬クールにSeason2(2期)が放送。また時期は未定だが、劇場版の上映も控えている。1期は非常に面白かったので楽しみである。
  • 転生したらスライムだった件(2期)・・・分割2クールで放送。なろうものでも5本指に入るくらい好きな作品。ミリムの活躍にも期待(出番ある?)。
  • 進撃の巨人(放送中)・・・ここまではライナーが実質主人公の展開。これまでの伏線がどんどん回収されていて気持ちが良いですね。MAPPAに交代して3DCGも使われるようになったけどここまでは違和感なし。あとはエレンら調査兵団の出番がどこで来るのかも楽しみである。
  • スローループ・・・きらら原作の釣りモノ。原作未読で公式サイトも発表されたばかりと情報が仕入れられていないのでこれから原作を読んでみようかと思います。

 

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。過去年のアニメ界を振り返る記事を先日アップしましたので、こちらも併せて読んでいただけると嬉しいです。

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【Jリーグ】2021シーズンJ1ユニフォームレビュー【前半】

毎年恒例のユニフォームレビューです。今年もドット絵は用意していませんが、各クラブのユニフォームを紹介しているリンクを掲載しました。今回は全体的に文字数が多めなので、前後半に分けています。

【1/11更新】浦和レッズのアウェイユニフォームのレビューを追記。また、一部クラブのレビュー欄で、胸番号の掲出および非掲出に関して追記しました。

【1/19更新】G大阪と名古屋のACL用を追記しました。

 

 

ユニフォームトピックス

背番号&背ネームフォントの統一

今シーズンより、「J.LEAGUE KICK」と呼ばれる統一フォントが導入され、ユニフォームの背番号と背ネームが全クラブ統一されることとなった。対象試合はJ1~J3リーグ戦とルヴァン杯、そしてスーパーカップJリーグが主催する全大会が対象となった。これまでJリーグに参加するクラブは各自で背番号および背ネームを用意していたが、今シーズン以降、独自の背番号フォントの使用は天皇杯や国際大会のみの使用に限られることとなった。

近年の欧州主要リーグでは視認性の向上やブランディングの観点から、背番号フォントの統一の動きが加速している。以前からプレミアリーグリーグアンがこのルールを導入していたが、2017-18シーズンにはラ・リーガが、2020-21シーズンにはセリエAが背番号フォントを統一し、欧州5大リーグではブンデス以外の4リーグがフォントを統一させた(中小国のリーグまで拡大すると、ポルトガルスコットランドポーランドも統一フォントを使用している)。その流れに乗る形で、Jリーグがついに背番号のフォントを統一する形となった。

なお、背ネームの位置はこれまで通り下部に設置される。欧州ではトルコやベルギー等がこの方式を採用している模様。

フォント統一に関する私見は発表時に記事を上げているので、こちらからどうぞ。

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2020シーズン開催中に浦和と鹿島のユニフォームがリークされる

中断期間に入った直後の2020年3月に浦和レッズ鹿島アントラーズの2021シーズンモデルが漏れるという事態が起こった。海外クラブでは世界的注目度も相まって正式発表前にリークされるのは特に珍しくないことだが、Jリーグでこのような事態が起こるのは異例のこととなった。

ただ、世界がやってるからといって非公式から情報がすっぱ抜かれるのは良くないと思う。デザインが良いとか悪いとか関係なく。結局、ユニフォームデザインも機密情報なので。

 

ユニフォームレビュー

今シーズンは発表順に並べています(今回は、先に発表された10クラブ分のみです)。採点は1st/2nd/3rdの順で、特筆の無い限りはリーグ戦用です。

北海道コンサドーレ札幌

メーカー:Mizno(今季よりKappaから変更) 採点:4.0/4.5/4.0

2021シーズンのJ1最速発表はコンサドーレだった。2006年から15シーズンにわたって共にしてきたKappaに別れを告げ、新サプライヤーとしてMizunoを迎えたコンサドーレ。ユニフォームデザインはファッションデザイナーで同クラブのクリエイティブディレクターも務める相澤陽介が担当した。

その記念すべき1年目となるモデルは伝統の赤黒縦縞を引き続き採用。ここ最近のシーズンと比べてもやや大振りなストライプで、2000年モデルを想起させる。また近年のJリーグでは珍しく襟を採用しており、その襟や袖などには赤黒のチェック柄が細かく入っており、アクセントとなっている。MizunoというとJ2の一部クラブの印象で下手な透かしやグラデーションばかり使うのではないかと心配していたが、予想をはるかに上回る出来となった。チェック柄に関しては正直いらないと思ったが、かなり細かいので試合で見る分には気にならないかと思う。ただ赤ソックスが個人的にちょっとバランスが悪いと感じるのは気のせいだろうか。

アウェイは全身黒地で、赤のピンストライプ。こちらにも赤黒のチェック柄が肩やパンツ側部に採用されているが、デザインにうまく溶け込めている。エンブレムは赤と黒モノクローム仕様で、細部まで赤黒に徹した仕上がりとなっている。ただそれ以上に、めっちゃレバークーゼン感があるwなお背番号フォントは(黒地に対して)赤を採用しているが、白縁が付いているため視認性に問題はないと思われる(日本代表・・・)

3rdは昨シーズンに引き続き全身白で、肩から胸にかけて幾何学模様の透かしが入っている。雪国感あふれるコンサドーレらしいユニフォーム。さらにエンブレムは白黒のモノクローム。ここまで徹底してくるとは思わなかった。

www.consadole-sapporo.jp

 

ヴィッセル神戸

メーカー:asics 採点:3.0/3.5/3.0

昨季ACLで初出場ながら準決勝まで勝ち上がった神戸。ホームタウンの神戸市に本社を置くasicsとのサプライヤー契約は今季で23年目となり、これは磐田および清水の25年に次ぐ記録となっている。

神戸のホーム用はいつものクリムゾンレッド地に、まさかのダイヤモンド柄継続。ただ今期は昨季と比べてさらに細かくなったデザインになっており、一層派手なデザインになっている。インパクトこそ強いが、ダイヤが細かくなっただけの目新しさもなく、また昨季モデル自体のインパクトの強さが斜め上をいくものだったので正直微妙なデザインである。

アウェイはホームの色違いで黒と白。初期の白黒縦縞を意識したようなカラーリングとなっているが、クリムゾンレッドと黒の近さも相まって遠くから見るとホームと変わらなさすぎな気がする。それもあってアウェイよりも、後述する3rdの方が多く使われそうで少々心配ではある。ただしソックスは白を採用しており、一応の差別化は図られている。

3rdはシャツのみアウェイの色違いで白×黒×白。視認性対策。以上。

store.jleague.jp

 

清水エスパルス

メーカー:PUMA 採点:3.5/2.5

シーズンを通じ苦しんだ清水だったが、降格枠が特別措置で設けられず残留に成功。今年もPUMAが担当し、リーグ戦用に限れば25年目となった(自由化された1997年以降、磐田と並び皆勤賞)。

ホーム用は伝統の全身オレンジに、静岡の名産品である茶葉をモチーフとした幾何学模様を胴部全体で表現した。さらにもう一つの伝統である地球儀、今季はワイヤーフレームで表現した。茶葉も地球儀もシンプルにまとめ上げた構図により、かつてのようなゴチャゴチャ感を排除した、現代サッカーのユニフォームにふさわしいデザインとなった。なお肩のアクセントは後述するC大阪でも採用されており、後日発表される川崎も同様のテンプレートが使用されると思われる。

アウェイはこれまで通り白を基調に、オレンジのアクセント。その他デザインは同様。毎年のことではあるが、アウェイ用の配色に変わり映えが無さすぎるので特にコメントすることがない。特筆すべき点を上げるのであればフォント統一でオレンジが使えなくなり、代わって過去にアクセントカラーとしての使用実績のある青を選択したくらいか。昨季ではエンブレムと共に独自のフォントを採用し、ユニフォームの統一感の形成に貢献したが、今季よりJ統一のフォントの採用に伴いわずか1シーズンで使用終了になってしまったのは惜しいところ。

後日、追加発表にて胸番号の掲出が確定。2021シーズンのJ1では唯一、左胸に掲出している。ホームは青、アウェイは黒を採用した。

spulseuni.shop22.makeshop.jp

 

ガンバ大阪

メーカー:UMBRO 採点:4.0/3.5/3.0/4.0

FC東京UMBROからNewBalanceに鞍替えしたことで、J1では唯一UMBROサプライヤー契約を結ぶこととなったガンバ大阪(Jリーグ全体では他に長崎が契約している)。

ホームモデルは伝統の青黒縦縞を引き続き採用しているが、胴部には斜線の幾何学模様が描かれており、エンブレムの位置と重ねることによりチームの上昇を願うような表現がなされている。袖は肩のUMBROロゴと袖口の黒を除けば青一色と、ここ最近では青の主張が強いデザインとなった。その青も、現在公開されている画像の限りではかなり明るい部類(例えるならUMBRO初期の00年代半ば辺り)と、クラブカラーが青黒であることの主張具合が強くなっている。基調となるデザインの主張を失わずに現代的なデザインも混ぜ合わせたバランスの良い構成となっている。ちなみに下半身はこれまで通り黒×黒で、ソックス後部に青のグラデーションが軽く入っているのみのシンプルな構成。また、これまで通り左部にもエンブレムを掲示している(海外では当たり前であるが、J1では他に名古屋、横浜FM、徳島のみに留まる)。

アウェイはこれまで通り白を基調としつつ、青と黒の細いダイヤモンドを左胸部に散りばめたデザイン。よく見ないと気づかないが、ホーム用の幾何学模様が透かしとしても入っている。ホームとアウェイで異なるコンセプトを打ち出しているガンバのユニフォーム、1年で2度おいしい。そういえばインテルもホームは王道、アウェイは個性派の路線を取るシーズンが多いですね(最近はホームも個性派のベクトルが強くなっていますが)。

なお胸番号自由化から2シーズン、胸番号を掲示していたが、今シーズンから廃止された。アウェイモデルで採用すると、ダイヤモンドと番号が重複し視認性が悪くなることが廃止への決め手になったと思われる。

1月18日にはACL用ユニフォームが発表。ホームモデルは国内用から大きく趣向を変えて、黒を基調に筆で降ろしたようなグラフィックを胴部前面に配している。ACLの勢力図をかき乱すとの思いが込められているのだろうか。ただ発表写真の限りでは青が濃すぎるような気もするので、ピッチ上でちゃんと映えるかどうかが不安である。アウェイは白地に、昨シーズンでも採用していた筆おろしグラフィックではあるが、より太い線になり力強さが出た。胸番号を廃したことで見栄えも良くなった。なお背番号フォントは昨シーズンのものを流用している。

www2.gamba-osaka.net

 

名古屋グランパス

メーカー:Mizuno 採点:3.0/2.0/3.5

Mizuno参入5年目となるグランパス。中断期間中に元得点王ジョーが退団するトラブルがあったが、序盤から上位をキープしACL出場権を手にした。

ホーム用は伝統の赤を基調に、オレンジと濃い赤で構成された流線のグラデーションを散りばめた。袖口や脇には黒のラインを採用している。下半身は今シーズンも黒×黒で、ラインなどは一切使用しておらず、非常にシンプルにまとめられている。シャツ全体にシャドーストライプを採用したことでややトレーニングキットっぽい印象もあるが、主張しているポイントは基本的にそれだけで、無駄なアクセントも加えていないのでこれはこれで良いデザインにはなっている。唯一、鎖骨スポンサー「グー」が白ベタになっていたのは残念だったが。

アウェイはこれまで通り白を基調としており、今シーズンは全身白となった。デザインはホームと同様。むしろ赤を白に変えただけという、以前のような手抜き仕様に戻ってしまった。赤または黒だけをアクセントカラーとしたモノクローム仕様にして統一感と取ったりとか、別デザインを採用したりとか、もう少し工夫が欲しかった。

1月17日にはACL用ホームモデルが発表。国内用と同じく流線グラデーションを採用しているが、こちらは濃い赤のみで表現されており、オレンジは脇および袖のラインで使用されている。背中上部には日の丸を廃し、背番号フォントは新規デザインのものを採用。また国内用と合わせてスポンサーロゴの変更も発表されており、トヨタの「ヤリス」が掲示されている。トヨタは発足以来名古屋のユニフォームスポンサー(2000年までは袖、2001年以降は胸)を担当しているが、自社の自動車のブランド名をユニフォームに記すのはおそらく初めてでは。

webshop.nagoya-grampus.jp

 

サンフレッチェ広島

メーカー:NIKE 採点:3.5/3.0

NIKEと契約して10年が経過した広島。長年問題とされてきた新スタジアム問題はようやく前進し、2024年の開業を予定している。

今シーズンのホーム用は伝統のヴァイオレット地に、デジタルグラフィックを胴部全体に配した。スピード感溢れるデザイン。アクセントカラーにはゴールドを採用し、エンブレムとの調和の取れたデザインとなった。オリジナルデザインのように見えるが、実はフランクフルト20-21ホーム用も採用している。ただ一点、背下部スポンサーの広島銀行がロゴの変更に伴ってか白抜きから白ベタに変わってしまったのは残念。

アウェイはこれまで通り白地だが、昨季で物議を醸した赤アクセントは排除され、代わってクラブカラーのヴァイオレットのアクセントを配した。デジタルグラフィックが採用されていないシンプルデザインとなっているが、Vネックのホーム用とは異なり、襟付きとなっている。白地×襟の、ポロシャツを彷彿させる組み合わせで、生活感のあるユニフォームとなっている。

なお広島は昨シーズンに続き、胸番号を配置することが確定している(カラーは白)。統一フォントで胸番号の導入決定は広島が最速となった。

ところで昨シーズンの話になりますが、開幕前に噂されていた赤地の3rdユニは結局発表されませんでしたね。あれは創作だったのでしょうか。

www.sanfrecce.co.jp

 

浦和レッズ

メーカー:NIKE 採点:3.0/3.5

昨季はミシャ退任後初めて4バックに本格挑戦するも、年間を通じ浮上へのきっかけをつかめず10位フィニッシュした浦和レッズ。さらに今季はコロナ禍により観客動員で多額の収益を上げるビジネスモデルが破綻し、赤字転落。これに伴ってか昨オフには主力クラスが多く退団した。

鹿島、広島とは異なりホームのみ先行発表。配色は伝統の赤×白×黒を継続。シャツ全身には今シーズンで開業および使用開始から20周年を迎えた埼玉スタジアムの屋根の構造に触発された柄を表現した。またソックス上部には赤を大きく表現しているのも特徴(例年は黒一色か、軽いアクセントが入る程度だった)。スポンサーは「POLUS」が胸に、三菱重工が背上部に戻り、現在TOBを巡って揺れている「島忠」は昨季に引き続き背下部スポンサーを担当している(2019年と全く同じ)。オリジナルデザインであるかどうかは不明だが、浦和らしさのあるデザイン。しかしカッコいいのかと思うとまた別問題、2019を少しマシにしただけで戦闘服としてみるとちょっと微妙な柄だったりする。とはいえうっすらとした柄なので遠くから見ればあまり目立たないんだろうけど。

アウェイは英プレミアリーグトッテナム・ホットスパーのホームモデルに近いデザインがリークされていたが、正式発表時でも同様のデザインになった。ただしスパーズとは異なり襟が採用されている(浦和としては2016モデル以来5シーズンぶり)。パンツは2シーズンぶり黒に戻った。赤パンツはやっぱり浦和に似合わないと思っていたので、これでいいと思います。とはいえシャツの赤の主張が中途半端に強いのでそこは不満ですが。

なお、3rdモデルは採用されないと思われる(浦和はこれまで一度も企画ユニフォームとして3rdユニフォームをリリースしたことが無いので)。

www.urawa-reds.co.jp

 

鹿島アントラーズ

メーカー:NIKE 採点:4.0/3.5

開幕4連敗を喫しながらも、再開後は順調に勝ち点を重ねて上位戦線へと舞い戻ったがあと一歩でACL出場権を逃した鹿島。

ホームは30周年記念モデル(1991年創設)として、創設初期の配色である全身ディープレッドで表現。アクセントには従来通り紺を配し、胸部にはストライプをクロスさせた透かしを取り入れた(鹿の角や刀をモチーフにしているとのこと)。シンプルでかつまとまりのあるデザインとなった。

アウェイはこれまで通り白で、CWC準優勝時の2016年モデルを意識しているらしい。ディープレッドと紺の配色を左右非対称に表現した。昨季のミランアウェイっぽい配色。こちらにはクロスの透かしは入っておらず、ホーム以上にシンプルな仕上がりとなった。配色こそありきたりだけど、普通にカッコいいと思った。ただ、2016年のアクセントカラーって青と金だったよね?

www.antlers.co.jp

 

セレッソ大阪

メーカー:PUMA 採点:3.5/3.0

シーズンを通じACL争いに加わり、終盤は鹿島との接戦の末ACLプレーオフ圏内の4位でフィニッシュしたセレッソ。エースナンバー8番を背負う柿谷が名古屋へ移籍したが、その穴を埋めるべく大型補強を敢行している。

ホームモデルは伝統のピンク地に、クラブの象徴である桜の花びらを胴部全体に隙間なく散りばめた。幾何学模様である所が現代風でよい。下半身は紺×紺。ソックスはピンクとのストライプ(ただし、今季ミラン等のテンプレートとは異なる)で、ピンクと紺のバランスもよし。しかし新たに掲出された鎖骨スポンサー(ヨドコウ)が白ベタだったのが残念だった。

アウェイはこれまで通り白で同一デザイン。こちらも一応桜の花びらを敷き詰めてはいるが薄すぎて分かりにくい。Jユニのアウェイはどこも白地だけど、これによって白ベタが気にならないという利点があることに改めて気付く。そして今季より番号フォントの統一に伴い、それまで使用していたピンク地の文字が使えなくなったが、果たしてセレッソはどの色を採用するのか(現地点では不明)。

www.cerezo.jp

 

湘南ベルマーレ

メーカー:PENALTY 採点:4.0/4.0

今季もJ1唯一の緑系統クラブである湘南ベルマーレ。10年代前半のエレベータークラブぶりを経てようやくJ1に定着しつつあるが、近年は浦和レッズとの選手の行き来が盛んになっている。

ファンイベントが1/23に実施することが決まっていたために遅くなるかと思われたが、まさかの元日に発表。ホームはいつもの黄緑地に青のグラフィックを肩から胸にかけて表現。海岸の波をイメージとした、The湘南デザイン。至近距離で撮影された実物を見ると立体感も感じさせてくれる。クラブの地域性を前面に出したデザインでかつ、それ以上の余計な飾りもないので尚好印象。新番号フォントの青との相性も良き。胸スポンサー以外の掲示が白ベタなのが少々気になるが・・・。

アウェイは白地に青や水色のグランジハーフトーンをシャツ全体で表現。ユニフォームとしての域を飛び出したオシャレなデザイン。白地であるのはいつも通りではあるが、今季は(従来では使用されている)黄緑が一切使われていないのが特筆すべき点。これも統一フォント対策の一環だろうか?なお番号フォントは黒が使用される。

GKユニに関してはピンクと青、黒が使用される。黒はFPアウェイの使いまわしだが、鉱石感を漂わせておりFP用とは違った顔を見せてくれる。JユニのGK用はFPの使いまわしであることが大半だが、その中でも湘南はGKユニの配色も物語性を持たせるよう計算されており好印象。

www.bellmare.co.jp

新年のごあいさつと今後の予定

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

早速ですが、2020年の振り返りと、2021年の本ブログの活動方針やアップ予定についてお話ししたいと思います。

 

2020年を振り返る

2020年は社会的にも個人的にも大変な1年でした。コロナ禍によって、1年足らずで急激に変化した社会情勢に、自身も周りの人たちも手探りをするように対処していったという感じです。仕事では時差出勤やテレワークに追われ、秋には予定していなかった実家への帰省も挟み、描いていた人生設計も大きく狂わされることとなりました(直接的な原因はまた別にありますが)。年の暮れからは、少しずつではありますがその軌道を修正しつつあります。

趣味関係もコロナ禍の影響を受けました。アニメでは作品の放送延期や上映延期がありました。サッカーでは試合延期と過密日程、そして現在も尾を引く選手の感染者確認と入場制限。夏から秋にかけては少しずつ戻ってはいますが、依然として油断できない状況です。

2021年がどうなるかは分からないですが、今できることをやっていくしかないと思います。そして私自身も、次のステップへ向けて準備をしなければいけないと思います(小泉構文)。

 

 

今年の本ブログの活動方針

昨年は恒例のクール別感想記事とアニメの連載企画をメインに活動しました。「きららアニメ史」に関しては個人的に力を入れて書くことができました。今年もクール別感想記事を、可能な範囲で上げていこうかと思います。また、アニメ関係の企画モノも既に何本か構想があるので来月以降、順次上げていきます。

一方でサッカー関係の記事は恒例のユニフォームレビューを除き、ほとんど上げることができませんでした。今年もリアルが忙しいのと、優先順位的に上げるのが難しい状況ですが、何本が記事にしたいものが浮かび上がっているので、時間が空き次第こちらの記事も上げていこうかと思います。なお戦術知識は皆無なので、主に文化・社会面に焦点を当てた記事になると思います。

 

今後のアップ予定
  • 明日or明後日・・・2020年のアニメ界を振り返る記事(秋アニメ総括後半と時期を入れ替える形で延期しています)
  • 1月~2月・・・J1リーグユニフォームレビュー(今年は参加クラブ数が2つ多いため、前後2パートに分けます)
  • 2月上旬~中旬・・・アニメ関係の記事を数本(きららアニメ関連を1~2本、それ以外を1本ずつ)

 

今年もよろしくお願いいたします。

2020秋アニメ総括【後半】

秋アニメの感想、後半戦です。今期は視聴本数が多かったので、前後半2パートに分けて上げています。本記事は、12月24日~12月30日終了分まで(ストウィ3期~おちフル)までを扱います。前半の記事はこちらからどうぞ。

akairomosaic.hateblo.jp

 

前半でも告知しましたが、新基準を導入しました。詳細はこちらから。

akairomosaic.hateblo.jp

 

アニメ感想

ストライクウィッチーズ Road to BERLIN

2期放送から10年越し(30分モノのシリーズ全体ではブレウィ以来4年ぶり)となった本作だったが、相変わらずどころか歴代で一番といっていいレベルの素晴らしいストーリーであった。

今回の宮藤(実況中は芳佳ちゃんと呼んでいたが本記事ではこちらで統一)は難しい役回りだった。序盤でのコンディション不良に伴う離脱から、リハビリでの奮闘、そして最終話で無双するというThe主人公展開でしたがそれを過不足なく描けていたので良かった。最終話で手強いネウロイを打ち砕いていったシーンが熱かったのはもちろんのこと、皆を守りたいという強い動機に裏付けた、地上で負傷兵の救護にあたるシーンは宮藤らしさを感じさせた。そして巨乳への並々ならぬコンプを持つ"淫獣宮藤"は健在だったw

また個人的な推しであるペリーヌも序盤を中心に先輩キャラへの脱皮を図ってて良かったですね。坂本さんに執着するレズキャラだった1~2期の地点でも十分好きでしたが、坂本さんが前線から退いた3期ではその跡を継ぐ先輩としてしっかりと振舞ってくれたのでもっと好きになりました。

新キャラの静夏ちゃんも良いキャラでした。先輩の宮藤への依存感は、ペリーヌの件で失われたレズ成分をしっかりと埋め合わせてくれた。リーネとの恋敵(?)関係も特に終盤で活きていましたね。

作画関係は最高レベルを維持。「炎炎」との掛け持ちとなったdavid productionで崩れないかと不安だったけど見事に描き切ってくれた。また2期から10年が経過し、手書き作画のみならず3DCGや演出でも大きな進化を感じた。シリーズ恒例のきわどいアングルは健在。色々言われてるけど「ズボン」だから良し。

終わり方についても2期のような大団円~解散の流れではなく、私たちの戦いはこれからだ!な辺り、期待しちゃっても良いですかね?「発進しますっ!」や「ルミナス」も楽しみにしてますが果たして。あとは2000年代のアニメということで古典的な描写も多々ありましたが、その古典感を2020年の新作アニメとして見れるのはとても良かったですね(アニメ歴5年の新参者ではありますが)。

合計点は45点、今季視聴作品では最高得点かつ唯一のSランク入りです。今季は面白かったアニメが多かったですが個人的な覇権を挙げるとするとこれでしょう。

キャラ 10/10 脚本構成 17/20 導入 5/4 作画演出 9/10 音楽声優 4/5 合計 45/50(S)

 

安達としまむら

今季最高品質の百合アニメだった。

安達は序盤からアクセル全開でしたね。個人的にはデレまくるのは中盤あたりかなと思ったけど2話くらいからもうそこまで進展するっ!?って感じだった。独占欲が強すぎて色々見えなくなっちゃってたけど、それでもしまむらに素直に気持ちが伝えられないってところが可愛かった。これほど想いが強いと2期が放送されるとなると一体どうなるのやら・・・(戦々恐々)。

一方で、基本は「受け」しまむらも、(傍から見れば異常ともいえる)安達の好意にまんざらでもない態度を取ったり、逆にしまむらも好意を寄せるようなしぐさも見せて、静かながらもその灯を燃やしていたのもまた良かった。

作画関係も、制作の前回作であるごと嫁1期が不安定だったために本作も崩れないかと不安だったけど、終始安定していたと思う。そして見えそうで見えない、ギリギリを攻めるフェチアングルも多くて目の保養になった。OP、EDは次第点。

キャラ 10/10 脚本構成 17/20 導入 3/5 作画演出 6/10 音楽声優 3/5 合計 39/50(B)

 

ご注文はうさぎですか?BLOOM

ごちうさ」5年ぶりのTVシリーズ。3期も会心の出来でした。本作はキャラクターで動く話なので、キャラ単体の評価で本作を振り返ってみようかと。

まず3期で劇的な変化を遂げたのがチノちゃん。これまでは寡黙なツッコミ役としての役回りが強かったが、3期に入っては自ら主張することが多くなったり表情が豊かになったりと、驚いたところもありながらも成長を実感させられた。

ココアさんも、手品を覚えてチノちゃんたちを喜ばせたりした一方でボケて皆を困らせたりと「らしさ」も忘れず、でも最終回はお姉ちゃんオーラが出ていて良かったですね。

リゼちゃんはメイン回だった8話がすごく良かった。メインキャラ最上級生でも悩むこともある。2期までの軍人気取り×乙女とはまた違う一面を見ることができた。リゼちゃんなら良い先生になれると思います。

シャロちゃんは怪盗ラパンのインパクトが凄かった。営業スマイルといいその世界に入り込むセンスの塊である。あとココアさんの胸に対してツッコんでたのは笑った(2期では千夜ちゃんのボタン弾きでもキレたけど、同じ巨乳のリゼちゃんにはツッコまないのかw)。

千夜ちゃんは序盤のココ千夜高校の学園祭で大活躍でした。2期以前と比べてココアさんと一緒にいるシーンがすごく多かった印象(ココ千夜推しとしては非常に嬉しいこと)。もちろん鬼畜キャラも健在。

3期に入り新たにクローズアップされたキャラとして青ブルマ先生の担当こと凛ちゃんさんもキャラが立っていた。2話Bパートのメイン回良かったです。青山セクハラマウンテンは大いに笑ったw

制作が再び交代、今回はエンカレッジフィルムズが担当したが、作画面で軽微の変化があった以外には違和感なし。主題歌も味わい深いつくりとなり、主題歌表彰ではOPは銅賞、EDは金賞に入った。各主題歌へのコメントは前半の記事を参照と。

キャラ 10/10 脚本構成 16/20 導入 5/5 作画演出 8/10 音楽声優 5/5 合計 44/50(A)

 

戦翼のシグルドリーヴァ

オリジナルアニメ。一言で表すと良くも悪くも期待通りだったかなって感じの作品だった。本作で一番期待していたポイントである空戦描写や作画の迫力は普通に良かったし、やっぱり激しいアクションは3DCGよりも手書きの方が重みがあるなと改めて実感させられた(その点では8話と9話の間に総集編を挟んだのは全然アリ)。北欧神話が知られていない&それを現代日本で再現といった所も「ありそうで無かった」的オリジナリティが出ていて良かった。

ただ気になる所も多々あったのも事実。まずは7話のお姉ちゃんこと弥生の戦死をはじめとして戦死描写があっさりしすぎていた所。仲間の救出から戦死までをわずか1話半パートでやってしまったのはリアタイ時戸惑いでしかなかったし、比較的上振れていた本作への評価をやや下げざるを得ない要因になってしまった。準レギュラーの男性陣の扱いも同様のこと、ギャグキャラとして良い味だしていたのに死なせちゃうのはなぁ・・・。

また戦闘関係も最終回の構成には疑問あり。再戦を控えた11話および10話で万全すぎるくらいに準備の描写を描いていたはずなのに、肝心の再戦ではあっさりすぎる終わり方。準備を描くことに特化したかったのかなとは思ったけど、やっぱり盛り上がるところは盛り上がらせなきゃと思ったけ。

あとここからは物凄く個人的な話だけど、敵キャラのピラーのデザインが受け付けなかった。現代日本を舞台にしてるのに辺にファンタジー全振りなデザインで戦ってて、ARしてる感が強かった。

男女間の立ち回りの差異とかはジェンダー論に詳しくないので周りほど問題にはしてなかったけど、結構古典的な役回りだったかなと。前述のウィッチーズも男性陣の出番が要所要所であったけど、こっちは完全にギャグ性と体育会系のカラーが強かった。アニメの話なのでさほど気にしてない。まぁ4話の水着回で男橋(?)なるものを作ってたのは笑ってしまった。

主題歌に関してはエネルギッシュなOPから静寂で余韻を壊さないEDと作品の雰囲気を尊重できていた。

キャラ 9/10 脚本構成 11/20 導入 4/5 作画演出 9/10 音楽声優 3/5 合計 36/50(B)

 

神様になった日

期待と不安が混じりつつ迎えたkeyオリアニ第三弾だったのだが、蓋を開けてみればチグハグなストーリーとキャラの動かし方のマズさでイライラするばかりの展開に。なおkey作品についてはニワカなので「だーまえの原点~」に関しては触れない。

まずはやっぱり尺の使い方がよく無かった所かな。後述するギャグ回に時間をえらく割いてしまったせいで終盤の鬱展開が滅茶苦茶早くかつ雑に畳み込んでしまった。別に1話1テーマじゃなきゃダメ!とは思ってなかったし、ラーメン回とか麻雀回とか1話で2エピソードできたはず。

次に尺稼ぎの元凶ともいえるギャグ回をやりすぎた所かな。3話ぐらいまでは笑って見てたけど、4話の麻雀回は流石に耐えられなかった。5話とか6話とかはプチ感動だったけど。あとギャグに関して物申したいポイントはもう1つ。過去2作品との比較にはなってしまうが、ギャグシーンになったときに過剰にアクセルをかけていて、意図的に笑わせようという気概が見え見えで逆に冷めてしまった所が良くなかった。AB!もCharlotteもギャグシーンは沢山あったけど、軽く笑いを誘うようなレベルのアクセルの入れ方だったからまだ普通に笑うことはできたけど、本作は(ひなのキャラクター的にも)それが過剰なくらいになってしまっていた。終盤の残酷な展開のために序盤で大きく、たくさん笑わせようというのが制作時の意図だったかもしれないけど、上記の理由もあって個人的には受け付けられなかった。

そして、最後で大打開決めてくれるでしょ・・・!という僅かな気持ちで最終回の視聴に臨んだが、その望みは見事に砕かれることに。ひなの病状がちょっと回復して成神君の元に帰ってくるのはまぁそうだよねとは思ったけど、戻って数日で映画撮影に復帰させて完成まで漕ぎ着けた所は見ていてあまりにも痛々しかった。ハッピーエンドでは無かったけど、難病をダシに感動を誘わせるのは悪い意味で泣けてしまった(心の中で)。回復のスピードも不明瞭すぎたし、なにせ(脚本次第でいくらでも打開できる)架空の病気を使った地点で感情移入できるはずもない。

本作に対するモチベはさほど高くは無かったけど、とにかく色々と残念な出来ではあった。尺が尺がとは書いたけど、単純にコンセプトが古臭すぎて現代の価値観に合ってないんだよね。

一方で作画を始めビジュアル面は終始高クオリティを維持。作画監督が普段からTwitterでよく絵を見る仁井学さんだったので決まった時から嬉しかったけどいざ動くとそれ以上の喜びを感じた。OPやEDのクオリティも良し。9話で特殊EDにしたのは余韻という観点からも正解(内容は良くなかったけど)。

キャラ 3/10 脚本構成 6/20 導入 2/5 作画演出 10/10 音楽声優 4/5 合計 25/50(D)

 

魔法科高校の劣等生 来訪者編

2期も安定の「さすおに」だった。2期も唐突にギャグに走ったりブラコンシーンが始まったりしたけど、まぁ気にしない方が良いかと。ストーリーは(1期の横浜騒乱編が微妙だったのでかなりハードルは下げていましたが)そこそこ面白かったです。制作は変わったけど作画関係はむしろこっちの方が好き。モチベはあまり高くなかったけど、続きは一応気になるので3期が作られるなら見ますが、深雪が主役の外伝が放送されるみたいなのでまずはそっちを見ます多分。

キャラ 5/10 脚本構成 8/20 導入 0/5 作画演出 8/10 音楽声優 2/5 合計 23/50(D)

 

アサルトリリィ BOUQUET

メディアミックスもののオリジナルアニメ。期待通りの面白さでした。

まず本作を語る上では外せないのはやはり百合描写かと。制度化された百合や、契約を交わしたものとの関係に(古臭さを残しながらも)強い愛情を感じた。

制作はシャフトだったけど、今回は新房氏は参加していなかったことでいわゆる「シャフ度」は無し*1。とはいえ同社が見せる最高品質の作画と演出は特にバトルシーンで痺れさせてくれた。

ノインヴェルト戦術は球技(ボールスポーツ)のパス回しに似るものを感じた。特にちょうどプロジェクト開始時(2019年10月)にラグビーW杯があったので、それに影響されたのでしょうか。プロジェクト開始前に出ているノベライズとか読んでいないので、ここら辺が正しいかよく分からないですが。それはともかく、最終話の一柳隊以外の他メンバーとも戦術を繋いでフィニッシュをかけたのは熱かったですね。

ただ展開の早さは気になったかな。序盤はそこそこの早さだったけど、結梨が登場した7話から戦死する9話までの流れが速すぎて「え、ちょっと待って・・・」て気持ちになってしまった。百合夫婦からの娘ポジションのキャラを出すっていう試みはすごく良かったけど。また多くのストーリーを詰め合わせたが故に、展開の間を取らなさ過ぎて、1.5~2クール分のストーリーを1クールに圧縮したという印象もあった。

キャラ 9/10 脚本構成 12/20 導入 4/5 作画演出 9/10 音楽声優 3/5 合計 37/50(B)

 

虹ヶ咲スクールアイドル同好会

ラブライブの最新作。色々と新しい試みにチャレンジした一作でした。過去シリーズとの比較をメインに書いていくので申し訳ないが、1つ目としてはメンバーの立ち位置や構成ががらりと変わった所、2つ目に目標とするものが大きく変わった所にあった。

1つ目はそれまでの「練習からライブまで皆と一緒で目標へひた走る」から「ライブ活動は個人だけど、その裏では皆が支えている」に変わり、一部において距離を置いても根では変わらない関係性を描けていた大きな英断だったと思う。3年前の覇権アニメだった「ゆるキャン△」でも、主要キャラ達が必ずしも同じ場所で感動を共有するのではなく、SNSで距離を取りつつコミュニケーションを取ったり、個の経験で得たことを共有したりなどがあったので、本作でもそのような気持ちで見ることができた。そういった個人の蓄積があったからこそ、最終話での合同ライブは見ていて気持ちが良かった。

2つ目は目標にするものが大きく変わったところ。(大会としての)ラブライブを目指したり、廃校を阻止するという古典的なテーマから、(祭典としての)スクールアイドルフェスティバルで楽しさを共有するというテーマに切り替わったが、これも「勝利至上主義」という考えから「楽しんだもの勝ち」へとシフトチェンジできており、こちらの面でもしっかりと時代の流れを掴めていたので良かったと思う。ただスクフェス開催の話が浮上する中盤まで、本作の着地点がどうなるかという心配はあったけど。

本作を要約すると「脱共依存」ないし「脱スポ根」で、「楽しいことを思いのままにやる」な一作でした。もちろん過去作も各々で方向性が打ち出せていたので面白かったですが。

という感じで評価すべきポイントも多かったが、気になるポイントもいくつかあった。一つ目はプロデューサ的ポジションとして登場した侑の存在。中立的な立場として、また終盤では裏方として盛り上げる場を提供する役回りを演じたが、話によって全く絡んでこなかったり、逆に話に絡みすぎてて侑ちゃんが別に出しゃばらなくても良かったよね?といった回もあった。もう一つは、11~12話の百合描写が唐突すぎてあまり感情移入できなかった。侑と歩夢の関係ってそんなに濃かったっけ?ってなって戸惑いを感じた。それに半ば踏み台にされたせつ菜ちゃんがちょっと可哀想だった。

最後に僕の推しは愛さんです。ギャルだけど面倒見がよく、そしてよくダジャレを滑らせる。寒いとか言ってはいけない(戒め)。4話で魅せたエネルギッシュなライブはもちろん良かったけど、6話のりなりー回ではナイスフォローでしたね。

キャラ 8/10 脚本構成 11/20 導入 4/5 作画演出 8/10 音楽声優 4/5 合計 35/50(B)

 

おちこぼれフルーツタルト

もう1本のきらら原作にして今期のラストバッターとなった本作。なんといっても本作はアイドルものときらら作品の常識を次々と打ち破ったことが衝撃だった。

アイドルとしての常識を打ち破ったという観点からすれば、トイレ描写を何事も無かったかのようにぶち込んでいき、最終話には簡易トイレ(携帯トイレ)を使うという鬼畜っぷり。マネージャのホホを始めとした大人たちも頭のネジがぶっとび状態。もちろん応援しているファンに裏の姿は晒されず、コンプラに引っかからない程度(?)だったので大丈夫だったけど、驚きと笑いと面白さを与えてくれた。

きらら作品の常識を打ち破ったという点では、それまでタブー視されていた色気描写に全力を注いでいたという所。えっちなシーンが1~2話くらい入る作品はこれまで沢山あったけど、全編的にえっちだった作品はおそらく本作くらい。ニナちゃんの乳揺れは日常、唐突に訪れる「いや~ん」なシーン、各キャラの性癖全開な所(特にへもちゃんがヤバかった)、しまいにはきらら作品の禁忌(?)であるパンチラも何事も無かったかのように出してきた(おそらくアニメ化作品では初かと)。きらら作品には清楚さを求めている身ではあるものの、ここまで振り切っていると逆にすがすがしいw

とはいえアイドルとしての成長描写もきっちりと描いており、頭のネジを外してはいけない所をちゃんとやり切っていたのは良かった。メンバーの精力的な活動はもちろんのこと、地元住民やライバルであるクリームあんみつのフォローも効いていて周りに支えられながら成長できている、という所が描かれていて良かった。流石にここでもおふさけしてたら大きく減点していたかな・・・。

近年のきらら作品で強く意識されている、常識を破る観点なら全然アリでしょう。でも今後の作品でえっち路線で張るなら中途半端にやるのではなく、本作くらいやって思い切ってものであるw

(えっち関係を除いた)ビジュアル面は終始高品質を維持。ダンスシーンは現代アニメでは珍しく、ほぼ手描きで乗り切った。OPEDをはじめ、フルーツタルトの各楽曲も良し。ところで小金井市はえっちな描写のある作品を承知の上でコラボしているんでしょうかね・・・w

キャラ 9/10 脚本構成 13/20 導入 3/5 作画演出 10/10 音楽声優 3/5 合計 40/50(A)

 

その他視聴作品
  • Charlotte(再放送。本放送は2015夏)・・・5年前のkeyオリアニ。最終回の展開は強引すぎたけど割とよくまとめられていた。尺の使い方は(やきう回は伝統なので仕方がないとして)問題なかったけど、やっぱり15~16話構成ならもっと良くなってたはず。ラスト展開が主人公とヒロインで「神様になった日」と真逆だけど、こちらはコンプライアンス的にも問題のない締め方だったのでまだ良かった。ただ一つ、友利との恋愛描写をもう少し前倒しして欲しかったかな。
  • ドラゴンクエスト ダイの大冒険(全日帯、放送中)・・・2度目のアニメ化(1回目は未視聴)。原作ゲームのファンとして見ているが面白い。同じ呪文で火力が違ったりと特技っぽいのが出てきたりとゲームを先取りしてる要素がいっぱい。DQといえばド王道展開だけど本作は魔王軍側の描写も巧み。2020年だけど90年代感のある作画も味があって良き。さらに3DCGも不自然なくかつ重厚感あるのはさらに良い。採点は32(C)相当。
  • ヒプノシスマイク・・・あだしまとダンまちの合間にあったので見ることに。この手のアニメは経験値不足なので正直よく分からなかったけど楽しかったのでヨシ。血尿ニキすこ。2期を匂わせる終わり方だったけどどうなんでしょうかね。採点は26(D)相当。
  • 進撃の巨人(12月から放送中)・・・4期に入っていきなり別パートに入って多少戸惑ったけど面白い。ライナーがめちゃ主人公してる。そしてエレンは何故左足を失ったのですかね・・・。放送中なので、細かい感想は完結後に載せます。

 

クール総括

最後に今期のアニメを全体的に振り返っていきます。

百合(レズ)キャラ・百合作品が活況を呈したクール

放送前から予想はできていたが、今期はとにかく百合アニメが多く、かつ面白かった。そんな百合アニメも、「安達としまむら」のように関係性の進展をゆっくりとかつ緻密に描くものあれば、「アサルトリリィ」のような戦前の百合文化の流れを汲むようなものも、そして「魔女の旅々」や「おちこぼれフルーツタルト」のようにギャグ性強めの百合描写を扱ったものもあり多彩を極めた。1クールでこんなにも色々な形の百合作品に出会うことができて良かった。

 

古典的な描写を重んじるアニメが多かった?

今期視聴したアニメでもう1つあったのが、良くも悪くも古典的ないし前時代的な考え方に基づいて作られている作品が多かった印象。

ストウィのように「良い」印象、つまり古き良き作風を貫いたものもあれば、神様になった日のように現在では受け入れられていない考え方、つまりは「悪い」方向に行ってしまったりと、古典的な描写でもその中身で面白さに差異が出た。

現代の価値観にマッチした作品(過去作品だとゆるキャン、今季だと虹ヶ咲)も多く出ている中、現在も古典的な考えを重んじた作品が多く世に出されている。しかしSNS社会が発達し、一般市民も情報発信が容易になり、その過程で過去では当たり前だった考え方が否定されることが加速しつつある現代社会。「古き良き」作品が出てくるのもいいけれど、制作陣には何(キャラ、設定、描写など)を残し、何をアップデートすべきなのかの取捨選択をしっかりして欲しいと思う。

 

最後に

下記リンクにて、秋期クールおよび夏期クールの視聴作品の採点詳細を公開しています。なお今後、諸事情で非公開にする可能性があります。

docs.google.com

*1:監督から外れたのはマギレコに続いてだけど、制作自体に絡んでないのは10年以上ぶりだとか

2020秋アニメ総括【前半】

恒例のクール総括、2クールぶりにやります。今期は視聴本数が多かったので、前後半2パートに分けて上げていきます。前半は12月23日終了分まで(炎炎ノ消防隊~くまクマ熊ベアー)を取り扱います。

今回の採点から新基準を採用します。詳細はこちらから。

akairomosaic.hateblo.jp

 

【12/31更新】後半の記事を上げました。本記事に載っていない作品の感想はこちらからどうぞ。

akairomosaic.hateblo.jp

 

アニメ感想(放送終了の早い順)

炎炎ノ消防隊 弐ノ章

中華半島、伝導者一派、そして灰島との激闘を描いた2期。1期から制作スタッフがかなり入れ替わったらしいが引き続き面白かった。作画関係は1期から引き続きトップクラスのクオリティを維持。そしてタマキがえっちすぎた。

キャラ 8/10 脚本構成 15/20 導入 4/5 作画演出 10/10 音楽声優 4/5 合計 41/50(A)

 

魔女の旅々

1話完結型の旅をするお話。ラノベらしくイレイナが強力な魔法で問題解決していく展開もあったけど、出会った街や国の恐ろしい一面を見て、視聴者に考えさせるといった展開が多かった。童話的展開が現代のライトノベルに蘇ったといった方が分かりやすいかな(有名な童話でも残酷なシーンを含むものもありますし)。

ギャグ回や感動回、残酷回と色々な顔を見せた本作だったけど、やはり9話のインパクトは強烈すぎた。最初の注意書きから始まった嫌な予感、信じていた者への裏切られ、そしてタイムリープによって迎えた思わぬ結末は、近年のタイムリープブームによる皮肉とも取れた(原作は2016年4月から刊行中)。

1話1話は面白いけど着地点が見えなくて終盤どうなるのかなとやや不安になりながら見ていた中盤にサヤが準レギュラーに昇格。今季一番の変態系レズキャラとして個性爆発。11話の、イレイナの姿に入れ替わっていた際に窓を舐めたところは笑ったw

作画は終始安定、C2C作品の視聴は「はるかなレシーブ」以来だったけど安定してる。主題歌に関しては、爽やかさを前面に出したOPに対して、EDは不思議感を漂わせていて余韻に浸らせてくれた。

キャラ 10/10 脚本構成 15/20 導入 3/5 作画演出 7/10 音楽声優 3/5 合計 38/50(B)

 

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ダンまち」3期はこれまで脅威として描かれていたモンスターとの共生に焦点に当てたストーリーとなった。1期以来、お人好しながらもその優しさをもって難題を乗り越えてきたベル君の真価が再び試されることとなった。モンスターの側に回り、他ファミリアや市民からの迫害を受けながらも、信念を曲げずに乗り越えていった姿は素晴らしかった。特にフィーネが暴走し重大な決断を迫られた10話は、冒険的決断を下したことでさらなる山場を迎えつつも大切な人を守り抜くことができたので素晴らしかったと思う。11話のアイズたんとのガチバトルも非常に燃えた。憧れの人物と真剣勝負をすることで成長が試されるというのは、ド王道展開ながらも物語の盛り上げに一役買った。

ただ最終回はちょっと急ぎ足だったかな。物語の原点ともいえるミノタウロスとの再戦は熱かったものの、その後のモンスター陣営との問題解決に使う時間が短すぎて、「もう終わったの?」という感じになってしまったのは残念だった。放送スケジュール的にもう1週余裕があったし、13話だったらもう少し上手くまとめられていたとは思う。

作画関係もこれまでのシリーズ同様の高品質を維持。最終回のミノタウロス戦での演出も迫力抜群だった。OPでは3期になってまさかの、背景にキャストを溶け込ませるという手法を採用。「ゆるキャン△」のようなポップな作風をもつ作品では多くみられた手法だったが、準硬派なファンタジーものでこの手法を採用してきたのは意外だった。

キャラ 8/10 脚本構成 15/20 導入 3/5 作画演出 9/10 音楽声優 4/5 合計 39/50(B)

 

ハイキュー!! TO THE TOP

前半は椿原戦を、後半は稲荷崎戦を描いたハイキュー4期。技術的な描写や駆け引きの巧みさは健在。特に稲荷崎戦では応援団をはじめ、選手以外の大会にかかわる者に向けた描写も多く、立体的な視点で楽しむことができた。最初、観戦者視点は要らないだろって思ってたけど、(普段からバレーを見ていない)視聴者にも向けた視点でも楽しめるような工夫が出来ていたという点では良かったんじゃないかと思う。あとは最終話に1期OPが流れたのは(王道的ではありますが)グッときましたね。

1話1話のテーマの決め方とか試合進行は非常に見ごたえあったけど、(他の少年漫画にも共通している点ではあるが)試合が間延び気味になってしまったのは残念だった。また作画関係も3か月の放送延期を挟んでいたのでもう少し頑張って欲しかった。

音駒戦の制作発表はありませんでしたが、作られるのであれば見たいですね。おそらく本作最大の山場になると思うので、個人的には映画で見たい。

キャラ 7/10 脚本構成 12/20 導入 3/5 作画演出 4/10 音楽声優 3/5 合計 27/50(D)

 

ギャルと恐竜

ポプテピの二番煎じとして始まり、実写パートもコロナ禍で2クール延期してようやく放送終了を迎えた本作だけど、正直本作の面白さがよく分からなかった。A、Bパートどっちも全く同じ内容じゃなかっただけマシだけど、ポプテピみたいな強烈なギャグやパロディが合った訳でもなかったし、実写パートの方向性も定まらないまま終わってしまったし、色々と残念な出来だった。当の恐竜もいわゆる無知キャラとして出しただろうけど、知識量や知能が中途半端で結局その魅力を見出すこともできなかった。

個人的に評価できるポイントは実写ギャルがそこそこ可愛かったのと、「恐竜くんを探せ!」が面白かったぐらい。アニメ感想になってないなこれw

最後に本作とポプテピを見て思ったのは、作中のキャラの頭のネジを外すのはいいけど、制作陣まで頭のネジを外しちゃいけないとは思った(今季で一番頭のネジを外してたおちフルですら、魅せるべきところはしっかり魅せてますしね)。

キャラ 3/10 脚本構成 5/20 導入 0/5 作画演出 8/10 音楽声優 2/5 合計 18/50(E)

 

くまクマ熊ベアー

クマさんの恰好をした主人公のユナが異世界で大暴れ。異世界転生モノの定番ともいえる無双要素もあったけど、本作はどちらかというと困り事への解決や、現実世界で得た文明を異世界に付与していって、異世界というものをより豊かにしていっているという感じが気持ち良かった。

本作では、裏では無双してるけど実績を誇示したくないという、従来ではあまり見られない構造だった。周りにチヤホヤされるよりも異世界で伸び伸びと過ごしたいっていう気持ちの表れか。ユナがクマさん衣装でNPCから奇異な目で見られることが多かったのは、その効果を大きく出すためだったのかな。

飯テロ要素も随所に入ってきた。貴族に大衆食の象徴ともいえるハンバーガーを出したのはちょっと笑っちゃったけど、同様の流れで和食もユナの発想から出してほしかったかなと思う。

最終回はちょっと意外な展開だった。ユナが異世界での発展に奮闘しているうちに、パートナーのフィナが距離感を感じてしまったという話だったが、距離が大きくなるにつれお互い素直になれなくて、そして最後な仲直りというちょっとした百合展開になった。戸惑いもあったけど、両者の関係性の良さを再確認した分には良かったでしょう。

作画演出は特に激しいアクションも無かったので次第点だけど、中盤でも踏ん張ってくれたので7点を付与。2期も楽しみにしてます。

キャラ 9/10 脚本構成 12/20 導入 2/5 作画演出 7/10 音楽声優 3/5 合計 33/50(C)

 

その他視聴作品
  • ゴールデンカムイ(3期)・・・舞台は樺太へ。バトルとシリアスとギャグのバランスは3期も変わらず素晴らしかった。最終話の鯉登少尉が見せた剣技は痺れさせた。しかし依然として語りにくい・・・。得点は37点(B)相当。
  • トニカクカワイイ・・・途中参戦。結婚から始まるという珍しい設定をもったラブコメものだったが面白かった。得点は31点(C)相当。
  • 池袋ウエストゲートパーク・・・序盤は割と良い話が多かったけど冬戦争後のエピソードはどれも微妙だった。個人的な思想と反する要素が入っていたからかな。1~2話完結型は最初見やすい構成と思ったけど、逆に積み重ねが薄かったが故にラスト2話の急展開でその弱さが出たかと。得点は25点(D)相当。

 

主題歌表彰

久しぶりにやります。選定基準は冒頭のリンク参照。

OP部門
金賞 キボウだらけのEVERYDAY  フルーツタルト  おちこぼれフルーツタルト 
銀賞 Torch of Liberty  KANA-BOON  炎炎ノ消防隊 弐ノ章 
銅賞 天空カフェテリア  Petit Rabbit's  ご注文はうさぎですか?BLOOM 

OPの選定はかなり悩んだ。曲としては同等のクオリティだったので、後はほぼ中毒性で決めた。おちフルOPは本編と比べて綺麗な仕上がり、久々にきららジャンプも飛び出した。炎炎OPはこれまでのOP4本で一番好き。ごちうさ3期は冒頭のチノちゃんとココアさんがハグする所は両者の関係性の進展を象徴した(1期では振り返り、2期では頬に触れる描写だった)。

 

ED部門
金賞 なかよし!○!なかよし!  チマメ隊  ご注文はうさぎですか?BLOOM 
銀賞 Edel Lilie 一柳隊 アサルトリリィ 
銅賞 サヨナラナミダ スピラ・スピカ 戦翼のシグルドリーヴァ 

EDは序盤からチマメ隊1強だった。物語性のある映像に進路や卒業を意識した歌詞で完成度が非常に高かった。シグルリは静寂感のある曲調で、シリアス展開で終わった回に対しても余韻を壊さなかった。