あかいろモザイク

アニメ、サッカー、ゲームを語るブログ。

2020秋アニメ総括【前半】

恒例のクール総括、2クールぶりにやります。今期は視聴本数が多かったので、前後半2パートに分けて上げていきます。前半は12月23日終了分まで(炎炎ノ消防隊~くまクマ熊ベアー)を取り扱います。

今回の採点から新基準を採用します。詳細はこちらから。

akairomosaic.hateblo.jp

 

【12/31更新】後半の記事を上げました。本記事に載っていない作品の感想はこちらからどうぞ。

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アニメ感想(放送終了の早い順)

炎炎ノ消防隊 弐ノ章

中華半島、伝導者一派、そして灰島との激闘を描いた2期。1期から制作スタッフがかなり入れ替わったらしいが引き続き面白かった。作画関係は1期から引き続きトップクラスのクオリティを維持。そしてタマキがえっちすぎた。

キャラ 8/10 脚本構成 15/20 導入 4/5 作画演出 10/10 音楽声優 4/5 合計 41/50(A)

 

魔女の旅々

1話完結型の旅をするお話。ラノベらしくイレイナが強力な魔法で問題解決していく展開もあったけど、出会った街や国の恐ろしい一面を見て、視聴者に考えさせるといった展開が多かった。童話的展開が現代のライトノベルに蘇ったといった方が分かりやすいかな(有名な童話でも残酷なシーンを含むものもありますし)。

ギャグ回や感動回、残酷回と色々な顔を見せた本作だったけど、やはり9話のインパクトは強烈すぎた。最初の注意書きから始まった嫌な予感、信じていた者への裏切られ、そしてタイムリープによって迎えた思わぬ結末は、近年のタイムリープブームによる皮肉とも取れた(原作は2016年4月から刊行中)。

1話1話は面白いけど着地点が見えなくて終盤どうなるのかなとやや不安になりながら見ていた中盤にサヤが準レギュラーに昇格。今季一番の変態系レズキャラとして個性爆発。11話の、イレイナの姿に入れ替わっていた際に窓を舐めたところは笑ったw

作画は終始安定、C2C作品の視聴は「はるかなレシーブ」以来だったけど安定してる。主題歌に関しては、爽やかさを前面に出したOPに対して、EDは不思議感を漂わせていて余韻に浸らせてくれた。

キャラ 10/10 脚本構成 15/20 導入 3/5 作画演出 7/10 音楽声優 3/5 合計 38/50(B)

 

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ダンまち」3期はこれまで脅威として描かれていたモンスターとの共生に焦点に当てたストーリーとなった。1期以来、お人好しながらもその優しさをもって難題を乗り越えてきたベル君の真価が再び試されることとなった。モンスターの側に回り、他ファミリアや市民からの迫害を受けながらも、信念を曲げずに乗り越えていった姿は素晴らしかった。特にフィーネが暴走し重大な決断を迫られた10話は、冒険的決断を下したことでさらなる山場を迎えつつも大切な人を守り抜くことができたので素晴らしかったと思う。11話のアイズたんとのガチバトルも非常に燃えた。憧れの人物と真剣勝負をすることで成長が試されるというのは、ド王道展開ながらも物語の盛り上げに一役買った。

ただ最終回はちょっと急ぎ足だったかな。物語の原点ともいえるミノタウロスとの再戦は熱かったものの、その後のモンスター陣営との問題解決に使う時間が短すぎて、「もう終わったの?」という感じになってしまったのは残念だった。放送スケジュール的にもう1週余裕があったし、13話だったらもう少し上手くまとめられていたとは思う。

作画関係もこれまでのシリーズ同様の高品質を維持。最終回のミノタウロス戦での演出も迫力抜群だった。OPでは3期になってまさかの、背景にキャストを溶け込ませるという手法を採用。「ゆるキャン△」のようなポップな作風をもつ作品では多くみられた手法だったが、準硬派なファンタジーものでこの手法を採用してきたのは意外だった。

キャラ 8/10 脚本構成 15/20 導入 3/5 作画演出 9/10 音楽声優 4/5 合計 39/50(B)

 

ハイキュー!! TO THE TOP

前半は椿原戦を、後半は稲荷崎戦を描いたハイキュー4期。技術的な描写や駆け引きの巧みさは健在。特に稲荷崎戦では応援団をはじめ、選手以外の大会にかかわる者に向けた描写も多く、立体的な視点で楽しむことができた。最初、観戦者視点は要らないだろって思ってたけど、(普段からバレーを見ていない)視聴者にも向けた視点でも楽しめるような工夫が出来ていたという点では良かったんじゃないかと思う。あとは最終話に1期OPが流れたのは(王道的ではありますが)グッときましたね。

1話1話のテーマの決め方とか試合進行は非常に見ごたえあったけど、(他の少年漫画にも共通している点ではあるが)試合が間延び気味になってしまったのは残念だった。また作画関係も3か月の放送延期を挟んでいたのでもう少し頑張って欲しかった。

音駒戦の制作発表はありませんでしたが、作られるのであれば見たいですね。おそらく本作最大の山場になると思うので、個人的には映画で見たい。

キャラ 7/10 脚本構成 12/20 導入 3/5 作画演出 4/10 音楽声優 3/5 合計 27/50(D)

 

ギャルと恐竜

ポプテピの二番煎じとして始まり、実写パートもコロナ禍で2クール延期してようやく放送終了を迎えた本作だけど、正直本作の面白さがよく分からなかった。A、Bパートどっちも全く同じ内容じゃなかっただけマシだけど、ポプテピみたいな強烈なギャグやパロディが合った訳でもなかったし、実写パートの方向性も定まらないまま終わってしまったし、色々と残念な出来だった。当の恐竜もいわゆる無知キャラとして出しただろうけど、知識量や知能が中途半端で結局その魅力を見出すこともできなかった。

個人的に評価できるポイントは実写ギャルがそこそこ可愛かったのと、「恐竜くんを探せ!」が面白かったぐらい。アニメ感想になってないなこれw

最後に本作とポプテピを見て思ったのは、作中のキャラの頭のネジを外すのはいいけど、制作陣まで頭のネジを外しちゃいけないとは思った(今季で一番頭のネジを外してたおちフルですら、魅せるべきところはしっかり魅せてますしね)。

キャラ 3/10 脚本構成 5/20 導入 0/5 作画演出 8/10 音楽声優 2/5 合計 18/50(E)

 

くまクマ熊ベアー

クマさんの恰好をした主人公のユナが異世界で大暴れ。異世界転生モノの定番ともいえる無双要素もあったけど、本作はどちらかというと困り事への解決や、現実世界で得た文明を異世界に付与していって、異世界というものをより豊かにしていっているという感じが気持ち良かった。

本作では、裏では無双してるけど実績を誇示したくないという、従来ではあまり見られない構造だった。周りにチヤホヤされるよりも異世界で伸び伸びと過ごしたいっていう気持ちの表れか。ユナがクマさん衣装でNPCから奇異な目で見られることが多かったのは、その効果を大きく出すためだったのかな。

飯テロ要素も随所に入ってきた。貴族に大衆食の象徴ともいえるハンバーガーを出したのはちょっと笑っちゃったけど、同様の流れで和食もユナの発想から出してほしかったかなと思う。

最終回はちょっと意外な展開だった。ユナが異世界での発展に奮闘しているうちに、パートナーのフィナが距離感を感じてしまったという話だったが、距離が大きくなるにつれお互い素直になれなくて、そして最後な仲直りというちょっとした百合展開になった。戸惑いもあったけど、両者の関係性の良さを再確認した分には良かったでしょう。

作画演出は特に激しいアクションも無かったので次第点だけど、中盤でも踏ん張ってくれたので7点を付与。2期も楽しみにしてます。

キャラ 9/10 脚本構成 12/20 導入 2/5 作画演出 7/10 音楽声優 3/5 合計 33/50(C)

 

その他視聴作品
  • ゴールデンカムイ(3期)・・・舞台は樺太へ。バトルとシリアスとギャグのバランスは3期も変わらず素晴らしかった。最終話の鯉登少尉が見せた剣技は痺れさせた。しかし依然として語りにくい・・・。得点は37点(B)相当。
  • トニカクカワイイ・・・途中参戦。結婚から始まるという珍しい設定をもったラブコメものだったが面白かった。得点は31点(C)相当。
  • 池袋ウエストゲートパーク・・・序盤は割と良い話が多かったけど冬戦争後のエピソードはどれも微妙だった。個人的な思想と反する要素が入っていたからかな。1~2話完結型は最初見やすい構成と思ったけど、逆に積み重ねが薄かったが故にラスト2話の急展開でその弱さが出たかと。得点は25点(D)相当。

 

主題歌表彰

久しぶりにやります。選定基準は冒頭のリンク参照。

OP部門
金賞 キボウだらけのEVERYDAY  フルーツタルト  おちこぼれフルーツタルト 
銀賞 Torch of Liberty  KANA-BOON  炎炎ノ消防隊 弐ノ章 
銅賞 天空カフェテリア  Petit Rabbit's  ご注文はうさぎですか?BLOOM 

OPの選定はかなり悩んだ。曲としては同等のクオリティだったので、後はほぼ中毒性で決めた。おちフルOPは本編と比べて綺麗な仕上がり、久々にきららジャンプも飛び出した。炎炎OPはこれまでのOP4本で一番好き。ごちうさ3期は冒頭のチノちゃんとココアさんがハグする所は両者の関係性の進展を象徴した(1期では振り返り、2期では頬に触れる描写だった)。

 

ED部門
金賞 なかよし!○!なかよし!  チマメ隊  ご注文はうさぎですか?BLOOM 
銀賞 Edel Lilie 一柳隊 アサルトリリィ 
銅賞 サヨナラナミダ スピラ・スピカ 戦翼のシグルドリーヴァ 

EDは序盤からチマメ隊1強だった。物語性のある映像に進路や卒業を意識した歌詞で完成度が非常に高かった。シグルリは静寂感のある曲調で、シリアス展開で終わった回に対しても余韻を壊さなかった。