あかいろモザイク

アニメ、サッカー、ゲームを語るブログ。

2020秋アニメ総括【後半】

秋アニメの感想、後半戦です。今期は視聴本数が多かったので、前後半2パートに分けて上げています。本記事は、12月24日~12月30日終了分まで(ストウィ3期~おちフル)までを扱います。前半の記事はこちらからどうぞ。

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前半でも告知しましたが、新基準を導入しました。詳細はこちらから。

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アニメ感想

ストライクウィッチーズ Road to BERLIN

2期放送から10年越し(30分モノのシリーズ全体ではブレウィ以来4年ぶり)となった本作だったが、相変わらずどころか歴代で一番といっていいレベルの素晴らしいストーリーであった。

今回の宮藤(実況中は芳佳ちゃんと呼んでいたが本記事ではこちらで統一)は難しい役回りだった。序盤でのコンディション不良に伴う離脱から、リハビリでの奮闘、そして最終話で無双するというThe主人公展開でしたがそれを過不足なく描けていたので良かった。最終話で手強いネウロイを打ち砕いていったシーンが熱かったのはもちろんのこと、皆を守りたいという強い動機に裏付けた、地上で負傷兵の救護にあたるシーンは宮藤らしさを感じさせた。そして巨乳への並々ならぬコンプを持つ"淫獣宮藤"は健在だったw

また個人的な推しであるペリーヌも序盤を中心に先輩キャラへの脱皮を図ってて良かったですね。坂本さんに執着するレズキャラだった1~2期の地点でも十分好きでしたが、坂本さんが前線から退いた3期ではその跡を継ぐ先輩としてしっかりと振舞ってくれたのでもっと好きになりました。

新キャラの静夏ちゃんも良いキャラでした。先輩の宮藤への依存感は、ペリーヌの件で失われたレズ成分をしっかりと埋め合わせてくれた。リーネとの恋敵(?)関係も特に終盤で活きていましたね。

作画関係は最高レベルを維持。「炎炎」との掛け持ちとなったdavid productionで崩れないかと不安だったけど見事に描き切ってくれた。また2期から10年が経過し、手書き作画のみならず3DCGや演出でも大きな進化を感じた。シリーズ恒例のきわどいアングルは健在。色々言われてるけど「ズボン」だから良し。

終わり方についても2期のような大団円~解散の流れではなく、私たちの戦いはこれからだ!な辺り、期待しちゃっても良いですかね?「発進しますっ!」や「ルミナス」も楽しみにしてますが果たして。あとは2000年代のアニメということで古典的な描写も多々ありましたが、その古典感を2020年の新作アニメとして見れるのはとても良かったですね(アニメ歴5年の新参者ではありますが)。

合計点は45点、今季視聴作品では最高得点かつ唯一のSランク入りです。今季は面白かったアニメが多かったですが個人的な覇権を挙げるとするとこれでしょう。

キャラ 10/10 脚本構成 17/20 導入 5/4 作画演出 9/10 音楽声優 4/5 合計 45/50(S)

 

安達としまむら

今季最高品質の百合アニメだった。

安達は序盤からアクセル全開でしたね。個人的にはデレまくるのは中盤あたりかなと思ったけど2話くらいからもうそこまで進展するっ!?って感じだった。独占欲が強すぎて色々見えなくなっちゃってたけど、それでもしまむらに素直に気持ちが伝えられないってところが可愛かった。これほど想いが強いと2期が放送されるとなると一体どうなるのやら・・・(戦々恐々)。

一方で、基本は「受け」しまむらも、(傍から見れば異常ともいえる)安達の好意にまんざらでもない態度を取ったり、逆にしまむらも好意を寄せるようなしぐさも見せて、静かながらもその灯を燃やしていたのもまた良かった。

作画関係も、制作の前回作であるごと嫁1期が不安定だったために本作も崩れないかと不安だったけど、終始安定していたと思う。そして見えそうで見えない、ギリギリを攻めるフェチアングルも多くて目の保養になった。OP、EDは次第点。

キャラ 10/10 脚本構成 17/20 導入 3/5 作画演出 6/10 音楽声優 3/5 合計 39/50(B)

 

ご注文はうさぎですか?BLOOM

ごちうさ」5年ぶりのTVシリーズ。3期も会心の出来でした。本作はキャラクターで動く話なので、キャラ単体の評価で本作を振り返ってみようかと。

まず3期で劇的な変化を遂げたのがチノちゃん。これまでは寡黙なツッコミ役としての役回りが強かったが、3期に入っては自ら主張することが多くなったり表情が豊かになったりと、驚いたところもありながらも成長を実感させられた。

ココアさんも、手品を覚えてチノちゃんたちを喜ばせたりした一方でボケて皆を困らせたりと「らしさ」も忘れず、でも最終回はお姉ちゃんオーラが出ていて良かったですね。

リゼちゃんはメイン回だった8話がすごく良かった。メインキャラ最上級生でも悩むこともある。2期までの軍人気取り×乙女とはまた違う一面を見ることができた。リゼちゃんなら良い先生になれると思います。

シャロちゃんは怪盗ラパンのインパクトが凄かった。営業スマイルといいその世界に入り込むセンスの塊である。あとココアさんの胸に対してツッコんでたのは笑った(2期では千夜ちゃんのボタン弾きでもキレたけど、同じ巨乳のリゼちゃんにはツッコまないのかw)。

千夜ちゃんは序盤のココ千夜高校の学園祭で大活躍でした。2期以前と比べてココアさんと一緒にいるシーンがすごく多かった印象(ココ千夜推しとしては非常に嬉しいこと)。もちろん鬼畜キャラも健在。

3期に入り新たにクローズアップされたキャラとして青ブルマ先生の担当こと凛ちゃんさんもキャラが立っていた。2話Bパートのメイン回良かったです。青山セクハラマウンテンは大いに笑ったw

制作が再び交代、今回はエンカレッジフィルムズが担当したが、作画面で軽微の変化があった以外には違和感なし。主題歌も味わい深いつくりとなり、主題歌表彰ではOPは銅賞、EDは金賞に入った。各主題歌へのコメントは前半の記事を参照と。

キャラ 10/10 脚本構成 16/20 導入 5/5 作画演出 8/10 音楽声優 5/5 合計 44/50(A)

 

戦翼のシグルドリーヴァ

オリジナルアニメ。一言で表すと良くも悪くも期待通りだったかなって感じの作品だった。本作で一番期待していたポイントである空戦描写や作画の迫力は普通に良かったし、やっぱり激しいアクションは3DCGよりも手書きの方が重みがあるなと改めて実感させられた(その点では8話と9話の間に総集編を挟んだのは全然アリ)。北欧神話が知られていない&それを現代日本で再現といった所も「ありそうで無かった」的オリジナリティが出ていて良かった。

ただ気になる所も多々あったのも事実。まずは7話のお姉ちゃんこと弥生の戦死をはじめとして戦死描写があっさりしすぎていた所。仲間の救出から戦死までをわずか1話半パートでやってしまったのはリアタイ時戸惑いでしかなかったし、比較的上振れていた本作への評価をやや下げざるを得ない要因になってしまった。準レギュラーの男性陣の扱いも同様のこと、ギャグキャラとして良い味だしていたのに死なせちゃうのはなぁ・・・。

また戦闘関係も最終回の構成には疑問あり。再戦を控えた11話および10話で万全すぎるくらいに準備の描写を描いていたはずなのに、肝心の再戦ではあっさりすぎる終わり方。準備を描くことに特化したかったのかなとは思ったけど、やっぱり盛り上がるところは盛り上がらせなきゃと思ったけ。

あとここからは物凄く個人的な話だけど、敵キャラのピラーのデザインが受け付けなかった。現代日本を舞台にしてるのに辺にファンタジー全振りなデザインで戦ってて、ARしてる感が強かった。

男女間の立ち回りの差異とかはジェンダー論に詳しくないので周りほど問題にはしてなかったけど、結構古典的な役回りだったかなと。前述のウィッチーズも男性陣の出番が要所要所であったけど、こっちは完全にギャグ性と体育会系のカラーが強かった。アニメの話なのでさほど気にしてない。まぁ4話の水着回で男橋(?)なるものを作ってたのは笑ってしまった。

主題歌に関してはエネルギッシュなOPから静寂で余韻を壊さないEDと作品の雰囲気を尊重できていた。

キャラ 9/10 脚本構成 11/20 導入 4/5 作画演出 9/10 音楽声優 3/5 合計 36/50(B)

 

神様になった日

期待と不安が混じりつつ迎えたkeyオリアニ第三弾だったのだが、蓋を開けてみればチグハグなストーリーとキャラの動かし方のマズさでイライラするばかりの展開に。なおkey作品についてはニワカなので「だーまえの原点~」に関しては触れない。

まずはやっぱり尺の使い方がよく無かった所かな。後述するギャグ回に時間をえらく割いてしまったせいで終盤の鬱展開が滅茶苦茶早くかつ雑に畳み込んでしまった。別に1話1テーマじゃなきゃダメ!とは思ってなかったし、ラーメン回とか麻雀回とか1話で2エピソードできたはず。

次に尺稼ぎの元凶ともいえるギャグ回をやりすぎた所かな。3話ぐらいまでは笑って見てたけど、4話の麻雀回は流石に耐えられなかった。5話とか6話とかはプチ感動だったけど。あとギャグに関して物申したいポイントはもう1つ。過去2作品との比較にはなってしまうが、ギャグシーンになったときに過剰にアクセルをかけていて、意図的に笑わせようという気概が見え見えで逆に冷めてしまった所が良くなかった。AB!もCharlotteもギャグシーンは沢山あったけど、軽く笑いを誘うようなレベルのアクセルの入れ方だったからまだ普通に笑うことはできたけど、本作は(ひなのキャラクター的にも)それが過剰なくらいになってしまっていた。終盤の残酷な展開のために序盤で大きく、たくさん笑わせようというのが制作時の意図だったかもしれないけど、上記の理由もあって個人的には受け付けられなかった。

そして、最後で大打開決めてくれるでしょ・・・!という僅かな気持ちで最終回の視聴に臨んだが、その望みは見事に砕かれることに。ひなの病状がちょっと回復して成神君の元に帰ってくるのはまぁそうだよねとは思ったけど、戻って数日で映画撮影に復帰させて完成まで漕ぎ着けた所は見ていてあまりにも痛々しかった。ハッピーエンドでは無かったけど、難病をダシに感動を誘わせるのは悪い意味で泣けてしまった(心の中で)。回復のスピードも不明瞭すぎたし、なにせ(脚本次第でいくらでも打開できる)架空の病気を使った地点で感情移入できるはずもない。

本作に対するモチベはさほど高くは無かったけど、とにかく色々と残念な出来ではあった。尺が尺がとは書いたけど、単純にコンセプトが古臭すぎて現代の価値観に合ってないんだよね。

一方で作画を始めビジュアル面は終始高クオリティを維持。作画監督が普段からTwitterでよく絵を見る仁井学さんだったので決まった時から嬉しかったけどいざ動くとそれ以上の喜びを感じた。OPやEDのクオリティも良し。9話で特殊EDにしたのは余韻という観点からも正解(内容は良くなかったけど)。

キャラ 3/10 脚本構成 6/20 導入 2/5 作画演出 10/10 音楽声優 4/5 合計 25/50(D)

 

魔法科高校の劣等生 来訪者編

2期も安定の「さすおに」だった。2期も唐突にギャグに走ったりブラコンシーンが始まったりしたけど、まぁ気にしない方が良いかと。ストーリーは(1期の横浜騒乱編が微妙だったのでかなりハードルは下げていましたが)そこそこ面白かったです。制作は変わったけど作画関係はむしろこっちの方が好き。モチベはあまり高くなかったけど、続きは一応気になるので3期が作られるなら見ますが、深雪が主役の外伝が放送されるみたいなのでまずはそっちを見ます多分。

キャラ 5/10 脚本構成 8/20 導入 0/5 作画演出 8/10 音楽声優 2/5 合計 23/50(D)

 

アサルトリリィ BOUQUET

メディアミックスもののオリジナルアニメ。期待通りの面白さでした。

まず本作を語る上では外せないのはやはり百合描写かと。制度化された百合や、契約を交わしたものとの関係に(古臭さを残しながらも)強い愛情を感じた。

制作はシャフトだったけど、今回は新房氏は参加していなかったことでいわゆる「シャフ度」は無し*1。とはいえ同社が見せる最高品質の作画と演出は特にバトルシーンで痺れさせてくれた。

ノインヴェルト戦術は球技(ボールスポーツ)のパス回しに似るものを感じた。特にちょうどプロジェクト開始時(2019年10月)にラグビーW杯があったので、それに影響されたのでしょうか。プロジェクト開始前に出ているノベライズとか読んでいないので、ここら辺が正しいかよく分からないですが。それはともかく、最終話の一柳隊以外の他メンバーとも戦術を繋いでフィニッシュをかけたのは熱かったですね。

ただ展開の早さは気になったかな。序盤はそこそこの早さだったけど、結梨が登場した7話から戦死する9話までの流れが速すぎて「え、ちょっと待って・・・」て気持ちになってしまった。百合夫婦からの娘ポジションのキャラを出すっていう試みはすごく良かったけど。また多くのストーリーを詰め合わせたが故に、展開の間を取らなさ過ぎて、1.5~2クール分のストーリーを1クールに圧縮したという印象もあった。

キャラ 9/10 脚本構成 12/20 導入 4/5 作画演出 9/10 音楽声優 3/5 合計 37/50(B)

 

虹ヶ咲スクールアイドル同好会

ラブライブの最新作。色々と新しい試みにチャレンジした一作でした。過去シリーズとの比較をメインに書いていくので申し訳ないが、1つ目としてはメンバーの立ち位置や構成ががらりと変わった所、2つ目に目標とするものが大きく変わった所にあった。

1つ目はそれまでの「練習からライブまで皆と一緒で目標へひた走る」から「ライブ活動は個人だけど、その裏では皆が支えている」に変わり、一部において距離を置いても根では変わらない関係性を描けていた大きな英断だったと思う。3年前の覇権アニメだった「ゆるキャン△」でも、主要キャラ達が必ずしも同じ場所で感動を共有するのではなく、SNSで距離を取りつつコミュニケーションを取ったり、個の経験で得たことを共有したりなどがあったので、本作でもそのような気持ちで見ることができた。そういった個人の蓄積があったからこそ、最終話での合同ライブは見ていて気持ちが良かった。

2つ目は目標にするものが大きく変わったところ。(大会としての)ラブライブを目指したり、廃校を阻止するという古典的なテーマから、(祭典としての)スクールアイドルフェスティバルで楽しさを共有するというテーマに切り替わったが、これも「勝利至上主義」という考えから「楽しんだもの勝ち」へとシフトチェンジできており、こちらの面でもしっかりと時代の流れを掴めていたので良かったと思う。ただスクフェス開催の話が浮上する中盤まで、本作の着地点がどうなるかという心配はあったけど。

本作を要約すると「脱共依存」ないし「脱スポ根」で、「楽しいことを思いのままにやる」な一作でした。もちろん過去作も各々で方向性が打ち出せていたので面白かったですが。

という感じで評価すべきポイントも多かったが、気になるポイントもいくつかあった。一つ目はプロデューサ的ポジションとして登場した侑の存在。中立的な立場として、また終盤では裏方として盛り上げる場を提供する役回りを演じたが、話によって全く絡んでこなかったり、逆に話に絡みすぎてて侑ちゃんが別に出しゃばらなくても良かったよね?といった回もあった。もう一つは、11~12話の百合描写が唐突すぎてあまり感情移入できなかった。侑と歩夢の関係ってそんなに濃かったっけ?ってなって戸惑いを感じた。それに半ば踏み台にされたせつ菜ちゃんがちょっと可哀想だった。

最後に僕の推しは愛さんです。ギャルだけど面倒見がよく、そしてよくダジャレを滑らせる。寒いとか言ってはいけない(戒め)。4話で魅せたエネルギッシュなライブはもちろん良かったけど、6話のりなりー回ではナイスフォローでしたね。

キャラ 8/10 脚本構成 11/20 導入 4/5 作画演出 8/10 音楽声優 4/5 合計 35/50(B)

 

おちこぼれフルーツタルト

もう1本のきらら原作にして今期のラストバッターとなった本作。なんといっても本作はアイドルものときらら作品の常識を次々と打ち破ったことが衝撃だった。

アイドルとしての常識を打ち破ったという観点からすれば、トイレ描写を何事も無かったかのようにぶち込んでいき、最終話には簡易トイレ(携帯トイレ)を使うという鬼畜っぷり。マネージャのホホを始めとした大人たちも頭のネジがぶっとび状態。もちろん応援しているファンに裏の姿は晒されず、コンプラに引っかからない程度(?)だったので大丈夫だったけど、驚きと笑いと面白さを与えてくれた。

きらら作品の常識を打ち破ったという点では、それまでタブー視されていた色気描写に全力を注いでいたという所。えっちなシーンが1~2話くらい入る作品はこれまで沢山あったけど、全編的にえっちだった作品はおそらく本作くらい。ニナちゃんの乳揺れは日常、唐突に訪れる「いや~ん」なシーン、各キャラの性癖全開な所(特にへもちゃんがヤバかった)、しまいにはきらら作品の禁忌(?)であるパンチラも何事も無かったかのように出してきた(おそらくアニメ化作品では初かと)。きらら作品には清楚さを求めている身ではあるものの、ここまで振り切っていると逆にすがすがしいw

とはいえアイドルとしての成長描写もきっちりと描いており、頭のネジを外してはいけない所をちゃんとやり切っていたのは良かった。メンバーの精力的な活動はもちろんのこと、地元住民やライバルであるクリームあんみつのフォローも効いていて周りに支えられながら成長できている、という所が描かれていて良かった。流石にここでもおふさけしてたら大きく減点していたかな・・・。

近年のきらら作品で強く意識されている、常識を破る観点なら全然アリでしょう。でも今後の作品でえっち路線で張るなら中途半端にやるのではなく、本作くらいやって思い切ってものであるw

(えっち関係を除いた)ビジュアル面は終始高品質を維持。ダンスシーンは現代アニメでは珍しく、ほぼ手描きで乗り切った。OPEDをはじめ、フルーツタルトの各楽曲も良し。ところで小金井市はえっちな描写のある作品を承知の上でコラボしているんでしょうかね・・・w

キャラ 9/10 脚本構成 13/20 導入 3/5 作画演出 10/10 音楽声優 3/5 合計 40/50(A)

 

その他視聴作品
  • Charlotte(再放送。本放送は2015夏)・・・5年前のkeyオリアニ。最終回の展開は強引すぎたけど割とよくまとめられていた。尺の使い方は(やきう回は伝統なので仕方がないとして)問題なかったけど、やっぱり15~16話構成ならもっと良くなってたはず。ラスト展開が主人公とヒロインで「神様になった日」と真逆だけど、こちらはコンプライアンス的にも問題のない締め方だったのでまだ良かった。ただ一つ、友利との恋愛描写をもう少し前倒しして欲しかったかな。
  • ドラゴンクエスト ダイの大冒険(全日帯、放送中)・・・2度目のアニメ化(1回目は未視聴)。原作ゲームのファンとして見ているが面白い。同じ呪文で火力が違ったりと特技っぽいのが出てきたりとゲームを先取りしてる要素がいっぱい。DQといえばド王道展開だけど本作は魔王軍側の描写も巧み。2020年だけど90年代感のある作画も味があって良き。さらに3DCGも不自然なくかつ重厚感あるのはさらに良い。採点は32(C)相当。
  • ヒプノシスマイク・・・あだしまとダンまちの合間にあったので見ることに。この手のアニメは経験値不足なので正直よく分からなかったけど楽しかったのでヨシ。血尿ニキすこ。2期を匂わせる終わり方だったけどどうなんでしょうかね。採点は26(D)相当。
  • 進撃の巨人(12月から放送中)・・・4期に入っていきなり別パートに入って多少戸惑ったけど面白い。ライナーがめちゃ主人公してる。そしてエレンは何故左足を失ったのですかね・・・。放送中なので、細かい感想は完結後に載せます。

 

クール総括

最後に今期のアニメを全体的に振り返っていきます。

百合(レズ)キャラ・百合作品が活況を呈したクール

放送前から予想はできていたが、今期はとにかく百合アニメが多く、かつ面白かった。そんな百合アニメも、「安達としまむら」のように関係性の進展をゆっくりとかつ緻密に描くものあれば、「アサルトリリィ」のような戦前の百合文化の流れを汲むようなものも、そして「魔女の旅々」や「おちこぼれフルーツタルト」のようにギャグ性強めの百合描写を扱ったものもあり多彩を極めた。1クールでこんなにも色々な形の百合作品に出会うことができて良かった。

 

古典的な描写を重んじるアニメが多かった?

今期視聴したアニメでもう1つあったのが、良くも悪くも古典的ないし前時代的な考え方に基づいて作られている作品が多かった印象。

ストウィのように「良い」印象、つまり古き良き作風を貫いたものもあれば、神様になった日のように現在では受け入れられていない考え方、つまりは「悪い」方向に行ってしまったりと、古典的な描写でもその中身で面白さに差異が出た。

現代の価値観にマッチした作品(過去作品だとゆるキャン、今季だと虹ヶ咲)も多く出ている中、現在も古典的な考えを重んじた作品が多く世に出されている。しかしSNS社会が発達し、一般市民も情報発信が容易になり、その過程で過去では当たり前だった考え方が否定されることが加速しつつある現代社会。「古き良き」作品が出てくるのもいいけれど、制作陣には何(キャラ、設定、描写など)を残し、何をアップデートすべきなのかの取捨選択をしっかりして欲しいと思う。

 

最後に

下記リンクにて、秋期クールおよび夏期クールの視聴作品の採点詳細を公開しています。なお今後、諸事情で非公開にする可能性があります。

docs.google.com

*1:監督から外れたのはマギレコに続いてだけど、制作自体に絡んでないのは10年以上ぶりだとか